Special Report 親子で始めるプログラミング Vol.3 話題のプログラミング言語Scratchを使って挑戦!三省堂書店 親子で学ぶプログラミング教室レポート

 2016年11月19日、東京・神保町の三省堂書店神保町本店において、小中学生とその保護者を対象に、教育用プログラミング言語「Scratch」を用いたプログラミング教室「親子で体験!初めてのプログラミング〜話題のScratchを楽しもう〜」が開催された。ブロックのようにパーツを組み合わせるだけでキャラクターが回転したり、大きさを変えたりとさまざまな動きを見せるのを目のあたりにして、参加した子供たちは大興奮!実際にScratchでどのようにプログラミングができるのか、教室の模様を交えつつレポートしよう。

ブロックを組み立てる感覚で
簡単にプログラミングが可能

 教室が開催されたのは三省堂書店神保町本店5階の一角に設けられた特設会場。1日に3回の教室で、午前11時からの第1回には小学校2年生から6年生までの子供4人とその保護者が参加した。

 子供たちが学ぶのは、米国マサチューセッツ工科大学のMITメディアラボが開発したプログラミング言語「Scratch」。ブロックを組み立てるようにパーツを組み合わせるだけで、アニメーションやプレゼンテーションなどを簡単に作成できることから、入門用プログラミング言語として人気を呼んでいる。

 講師は、Scratchの解説書籍『小学生からはじめる わくわくプログラミング2』(日経BP社)の著者の倉本大資氏。倉本氏は、子供向けプログラミング教室などの活動を行っているボランティアグループ「OtOMO」のリーダーとしても活躍している。

三省堂書店神保町本店5階の特設会場の様子。
この日は3回にわたりプログラミング教室が開かれた

上松恵理子先生 武蔵野学院大学国際コミュニケーション学部准教授 博士(教育学)

ボランティアグループOtOMO代表
倉本 大資(くらもと だいすけ)氏

 元気よく挨拶した後、いよいよ教室がスタート。液晶モニターに映し出された倉本氏のパソコン画面を見ながら、子供たちが1人1台用意された富士通のノートパソコン「LIFEBOOK AHシリーズ」を操作し、Scratchでのプログラミングを学んでいく。

 この日、子供たちが取り組んだのは、Scratchでネコのキャラクターに回転などの動作をさせる「ネコスピン」の作成だ。Scratchの画面の「ステージ」と呼ばれる部分にネコのキャラクターが表示されている。このネコを、ステージの横にある「ブロックパレット」上で命令を出し、動かしていくのだ。ブロックパレットにある「15度回す」というブロックを何度もクリックすると、ネコが少しずつ回転する。倉本氏がやったとおりに、真剣な表情でブロックをクリックする子供たち。早くも興味津々のようだ。

Scratchを使ったプログラミング教室がスタート。
ネコのキャラクターに動きを与えるのが課題だ

Scratchでは、さまざまな命令をドラッグ・アンド・ドロップで配置することで
視覚的にプログラミングが可能

 続いてブロックを組み合わせての命令の作成だ。「15度回す」のブロックを「スクリプト」と呼ばれるエリアにドラッグ・アンド・ドロップで持っていき、さらに「ずっと」というブロックも持ってきて組み合わせる。そうすると、ネコがずっと回転し続ける!

 さらにそこに、「大きさを10ずつ変える」のブロックを組み合わせると、ネコが回転しながら大きくなっていき、まるで画面から飛び出してくるように見える。子供たちはもう夢中。「10」の数字をほかの数字に変えるなどして、思い思いに動きを楽しみ始めた。

自分で実際に操作してみて、ネコが同じ動きを見せると、
子供たちからは口々に「うわーっ」と大きな歓声が上がった

 ただ、このままだとネコがどんどん大きくなるばかり。そこでステージの端に触れたらネコが小さくなるようにすることに。「端に触れた」というブロックを、それまで作ったブロックに組み合わせようとしてもうまくはまらない。「そういう時には『もし なら』のブロックを使うんだよ」と倉本氏。2つのブロックを組み合わせて「もし端に触れたなら」というブロックを作成。さらにそれをそれまで作ったブロックに組み合わせると、回転しながら大きくなっていったネコが、ステージの端に触れると小さくなり、それからまた回転しながら大きくなるという動きを繰り返す。「すごい、すごい!」「面白い!」と、これにも子供たちは大喜びだ。

子供たちが作ったScratchのプログラム。
繰り返し動作や条件分岐など、プログラミングの基本がしっかり入っている

ネコのキャラクターが思い通りに動く様子に
子供たちから大きな笑顔が

 倉本氏の説明は30分ほど。残りの30分は、子供たちが思い思いにブロックを組み合わせて、ネコにさまざまな動作をさせる自由学習タイムに入った。ネコを複数に増やしたり、ネコがステージの端に触れると「ミャー」と鳴き声が鳴るようにしたり。時折、分からないことが出てくると倉本氏に質問をしながら、全員がプログラミングに没頭している。最年少の小学2年生の子供も、すっかりScratchでのプログラミングに慣れたようだ。

目を輝かせながらブロックを組み合わせ、思いどおりにネコが動くと大きな笑顔を浮かべる子供たち。
親子で「こうしたらいいんじゃない?」と相談しながら学習をする姿も見られた

 教室終了後も誰ひとりすぐに帰ろうとせず、席に座ったままScratchでのプログラミングを続けていたのが印象的だった。「ブロックを組み合わせて自由にネコを動かせるのが面白かった」「思っていたより難しくなかった」と子供たちは大満足の様子。保護者からも「今後、小学校でもプログラミングが必修になるとこのことだったので経験させておきたかった。興味を持つきっかけになってくれればいい」「プログラミングは難しいものだと思っていたが、楽しそうに学んでいて印象が変わった」「子供がゲーム好きでプログラミングにも興味を持っていたが、自分では教えられない。今日はすごくいい機会だった」といった感想が聞かれた。

最後に、Scratchで作ったプログラムをUSBメモリーに保存して約1時間のプログラミング教室は終了

 倉本氏は「最初は緊張している子供も、プログラミングをして作ったものが自分の思ったとおりに動くのを見ているうちに、自分から積極的にいろいろ試してみるようになる」と強調。その上で、「今、世の中にはコンピューターが溢れているが、ゲームやアプリなどで“消費”する傾向が強い。子供たちにはプログラミングを学んで、クリエイトする側に回ってもらえたらうれしい」と話した。

 Scratchには、パソコンにインストールしなくてもWebブラウザー上でそのまま使えるオンライン版のScratch2.0のほか、インストールして使用するScratch1.4、Scratch2.0オフラインエディターとさまざまな種類があり、いずれも無料で利用可能だ。

倉本氏著書紹介

『小学生からはじめる
 わくわくプログラミング2』(日経BP社)
阿部和弘 監修・著 倉本大資 著
1,900円(税別)

プログラミング教室のテキストとして使った「小学生からはじめる わくわくプログラミング2」。講師の倉本氏が豊富な経験をもとに、Scratchを使って親子で楽しくプログラミングが学べるように著した解説書だ。

今回のプログラミング教室で利用したパソコン
富士通のノートパソコン FMV「LIFEBOOK AH77/Y」

LIFEBOOK AH77/Yの主なスペック

OS Windows 10 Home 64ビット版
CPU インテル Core i7-6700HQ プロセッサー
ディスプレイ LEDバックライト付タッチパネル式
高輝度・高色純度・広視野角 TFTカラーLCD
メモリー 標準8GB(8GB×1)/最大16GB
HDD 約1TB
光学ドライブ BDXL対応Blu-ray Discドライブ(スーパーマルチドライブ機能対応)
スピーカー/マイク ハイレゾ再生に適したオンキヨー製スピーカー
デジタルステレオマイク
Webカメラ フルHD Webカメラ(有効画素数約200万画素)
バッテリー駆動時間 約4.5時間(JEITA 2.0)
外形寸法(幅×奥行×高さ) 378.0×256.0×25.7~27.4mm
質量 約2.5kg

富士通のノートパソコン「LIFEBOOK AH77/Y」の詳細はこちら

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