SPECIAL REPORT 高い教育効果を実現するICT利活用の必携ツール 「文教タブレット選び 3つのポイント」

これからの新しい学びに必要不可欠なタブレット

 2016年6月に国がまとめた「日本再興戦略2016」では、新たな時代に向けた教育改革を推進するために、対話的・主体的に学ぶ「アクティブ・ラーニング」による学習改善などを進めるとしている。また、2020年度からの新しい学習指導要領では小学校でのプログラミング学習などを盛り込む予定だ。こうした新しい学びの環境として、1人1台の学習用端末や無線LAN環境の整備が全国で進む。

 

 小中高等学校での従来の学習用端末は、パソコン教室に並ぶデスクトップパソコンだった。現在は、タッチ操作に対応したタブレットが学習用端末の主役になりつつある。タブレットなら、普通教室でのグループ学習に活用したり、教室の外に持ち出して使ったりもできる。また、漢字の書き取りなどペンを使った学習も可能になる。ICT利活用教育の効果を大きく高める必要不可欠のツールといえるだろう。

 

 

ICT利活用教育に不可欠なタブレットを選ぶ3つのポイント

 ここ数年、さまざまなタブレットが登場している。サイズや機能、性能なども千差万別だ。高い教育効果を挙げるには、現場のニーズに応えるタブレットを選ぶ必要がある。タブレット選びに必要不可欠なポイントを具体的に見ていこう。

 

●ポイント1 使いやすさと安全性を備え、多様な教材が使えるOS

 どのようなOSを搭載するタブレットを選ぶかで、その使い勝手は大きく変わる。教育現場では、タブレット端末ならではのスムーズなタッチ操作と、初めてでも分かりやすいインターフェイスを備えたOSが望ましい。児童や生徒の安心・安全を確保するセキュリティ機能の充実も必要不可欠だ。また、既存のアプリケーションや教材(コンテンツ)がそのまま使えることや、複数の利用者が1台の端末を使う「マルチユーザー」への対応もOSの要件として重要だ。

 

●ポイント2 見やすい液晶画面と学習の効果を高めるペンの操作性

 グループ学習やアクティブ・ラーニングには、大きくて高精細な液晶を搭載するタブレットが役立つ。複数人でタブレットを囲んで話し合ったり、手にしたタブレットの画面をほかの人に見せながら説明したりを効果的にできるからだ。また、漢字の書き取りや計算練習が繰り返し学習できるのもタブレットならではの特長だ。この時に大切なのがペンの操作性。ペンを使って、ノートと鉛筆に近い感覚で文字を記入できることが大切だ。

 

●ポイント3 さまざまな学習場面で安心して使える丈夫さ

 教室の外に持ち出して利用できるのもタブレットならではだ。しかし、校庭などの屋外で使う場合には、雨や埃などの影響を受けることは避けられない。また、注意して使ったとしてもタブレットが落下したり、何かとぶつかったりすることがあるだろう。教育現場での一般的な使い方で問題の生じない耐久性は必要不可欠だ。

 

 このほか、その学校特有の事情や使い方があるなら、タブレット選びの際に、頭に入れておきたい。例えば、プリンターやプロジェクターなどの周辺機器が校内にあり、新しく導入するタブレットでも使いたいなら、事前に周辺機器が対応するかどうかを確認しておくべきだ。また、キーボードを使った学習を多用するなら、キーボードの操作性や装着しやすさなどもチェックしたい。

 

 ICT利活用教育が広がる中、教育現場での使用を想定した文教タブレットに新しい製品が登場した。NECの「VersaPro タイプVS(文教モデル)」である。その実力と使い勝手を、タブレット選びの3つのポイントに沿って検証しよう。

 

図2Windows 10を搭載したNECの教育市場向けタブレット端末「VersaPro タイプVS(文教モデル)」。11.6型の大画面モデルになる。

 

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