ユニークな取り組みで成長を続ける先進企業のノートPC活用術(前編)ノートPC全社員配布が経営に与えるインパクトとは?

  • Writer : MOTOKI HONMA
  • Data : 2018/1/25
  • Category : 業務改革

実施して実感した
ノートPC移行の数多いメリット

さらに全社員がノートPCを持ったことで、個々のスタッフの働き方も変わったようだ。

「例えば、社内のカフェスペースなどで仕事をするスタッフも数多く見られるようになりました。クリエイティブな仕事では尚更、自分のデスクから離れて気分転換をすることが重要だったりします。だからこそ、どこでも仕事ができる環境が整ったことは弊社にとって大きな意味があるのです。さらに社内では、プロジェクトごとに新たなチームが組まれますが、それに伴い、オフィス内のレイアウト変更が頻繁に行われます。そのとき、デスクトップPCより、ノートPCの方が移動しやすいというメリットもありますね」(井石氏)

そして、社内での会議の様子も変わりつつあるようだ。ユナイテッドはマレーシアにも拠点が存在するが、かつて遠隔で会議を行う際は、テレビ会議用のモニターとカメラを利用していたという。しかしテレビ会議システムは、立ち上げに時間がかかったり、操作が面倒だったりと使い勝手が悪かったという。その点、ノートPCがあれば、付属するカメラとマイクを介してチャットツールを利用し、簡単にWeb会議を行うことが可能だ。それ故、徐々にテレビ会議システムからノートPCでの会議に移行しているという。確かに、今回同社オフィスの会議室で話を聞いたが、そこにはモニターもWebカメラも置かれていなかった。

以上のようにノートPC導入のメリットは様々なところに現れているようだが、どちらかというと、ノートPCへの完全移行は「業務効率化のためにノートPCを積極的に活用しよう」と声高に掲げながら行われたというより、元々社内に根付いていたモバイル活用の文化の下、社内のニーズを汲み取った結果、自然に推進されたということのようだ。