Windows 7 のサポート終了が働き方改革を加速する?Windows 10 で中堅•中小企業のビジネスはどう変わるのか〜日本マイクロソフト 業務執行役員 Windows & デバイス ビジネス本部
 本部長 三上 智子氏(前編)

  • Writer : MIKIHIKO NOMOTO
  • Data : 2017/12/22
  • Category : 業務改革

Windows 10 で大幅に向上するセキュリティ

ーー一般的に、OSの延長サポートが終了すると更新プログラムの配布などがなくなり、セキュリティを担保できなくなると言われますが、Windows 10 にすることで、セキュリティはどのように強化されるのでしょうか。

現在は、ウイルスの脅威だけでなく、標的型攻撃などの脅威も進化し、その脅威が生まれるスピードも格段に速くなってきています。10年前に作られたWindows 7 のときには想定できていないほど脅威も進化していて、最新のセキュリティ機能を備えた Windows 10 を使うことは非常に重要となってきています。
また、標的型攻撃は大企業を狙っていて、中堅・中小企業は関係ないと考える人も多いのですが、実際には、標的型攻撃の43%は中堅・中小企業を対象とした攻撃となっているという調査もあり、他人事ではなくなっているのです。

100%侵入を防ぐことが困難な標的型攻撃のような脅威がある中では、ウイルス対策ソフトを入れるだけでは十分なセキュリティ対策とは言えず、侵入されてもIDだけは守る、データを守るといった多段階のセキュリティ対策が必要となります。Windows 10 では多層防御の仕組みや機能を採用しており、Home、Pro、Enterpriseの3つのエディションで、目的や企業規模に合わせたセキュリティ強度を提供しているので、安心してお使いいただけます。

ーーマイクロソフトでは、最新の脅威に対応するためにどのような仕組みを作られているのでしょうか。

マイクロソフトは世界で稼働している10億台以上のWindowsデバイスや、様々なWebサービス、メールサービス、クラウドサービスなどを運用しており、ここから日々セキュリティに関するシグナルを受け取っています。私たちは、これらのシグナルを常にリアルタイムに解析しているため、新たなセキュリティ脅威が生まれてもすぐに検知でき、すぐに対処してブロックすることができます。

ーーもし、中堅・中小企業がセキュリティの脅威にさらされてしまった場合には、どのようなリスクがあると考えられていますか。

重要な情報が盗まれてしまうことも大きなリスクですが、最近のセキュリティ脅威では、侵入されたことに気づくまでに時間がかかってしまうことが問題となっており、気づいて対処が完了するまで1年以上かかっているケースもあります。また、侵入されて自分たちが情報漏洩などの被害を受けるだけでなく、踏み台にされて、取引先の大企業を攻撃するようなケースもあり、被害者となるリスクだけでなく、加害者となってしまうリスクも見逃せません。他社に危害を与えてしまえば、社会的な信用を失いかねず、経営的にも非常に大きなリスクとなるでしょう。他人事と思っていたセキュリティのリスクが、皆さんのそばまで忍び寄っている中で、できるだけ早く多層防御を可能にするWindows 10 にして、安心して使っていただくことをお勧めしたいですね。

後編では、さらにWindows 10 のメリットについて話をうかがい、働き方やビジネスをどのように変革できる可能性を持っているのかを聞いていく。

後編では、中堅・中小企業がWindows10を使って、
どのようにビジネスを変革していけるのか、三上氏に伺う