ベストセラー作家の仕事の流儀とは~作家 池井戸潤氏

  • Writer : ASAMI NAKAMA
  • Data : 2017/12/1
  • Category : デジタル活用、働き方改革

「この人だ」と思う人と仕事を一緒にする

大学を卒業後、銀行員、フリーランスの金融コンサルタントやライターを経て、小説家としてデビューした池井戸さん。社会人になってから、仕事をする上で自らに課していることがあるという。

「毎朝必ず職場に行くこと、約束や期限を破らないこと。この2つだけは死守していました。今でもそれは習慣になっていますね」

作家になってからは、もう一つルールが加わった。

「直感で“いいな”と思う人と仕事を一緒にするようにしています。例えば、デザイナーの岩瀬聡さん。以前されたお仕事を見て、“この人だ!”と思ったので、僕の本の装幀は継続してお願いしています」

池井戸氏の仕事の流儀は『陸王』にもある。

そう言って、『陸王』の単行本を手に取る池井戸さん。嬉しそうな表情でページを開き、岩瀬さんが手がけたデザインの中で、気に入っている部分を教えてくれた。

「各章タイトルの文字のあしらいは、こんな風になるんだ、と感心しますね。ほら、ノンブル(ページ数)もしゃれています。デザインが洗練されていますよね」

「どんな仕事を選ぶか」と同じくらい、「誰と仕事をするか」も重要であると池井戸さんは考えている。信頼できる相手と仕事をすることで、より良い作品が生まれる環境が守られているのだ。