中堅・中小企業は、なぜソーシャルメディア活用が進まないのか?ソーシャルメディア活用の基本を考える~アジャイルメディア・ネットワーク株式会社 取締役CMO 徳力 基彦 氏(前編)

  • Writer : 野本 幹彦
  • Data : 2017/10/27
  • Category : 業務改革

ソーシャルメディアによる
コミュニケーションの変化

ーーソーシャルメディアによって、企業とユーザーの関係は大きく変わったと話す徳力氏は、「グランズウェル~ソーシャルテクノロジーによる企業戦略」という本をお勧めしていると説明する。

ソーシャルメディアの黎明期の2008年に書かれた本ですが、ソーシャルメディアによって企業とユーザーのコミュニケーション方法が180度変わり、ユーザーがメディア化され、企業とユーザーの力関係も変わってきたことが書かれています。以前は、企業がテレビCMで「おいしい」と言えばユーザーは鵜呑みにするしかありませんでしたが、今は企業がテレビCMで「おいしい」と宣伝しても、ユーザーはインターネットの評判などを調べて事実を確認できるようになりました。

売り込みメッセージが強すぎると、かえって嫌われてしまうこともあります。企業主導のマーケティングから、ユーザー主導のマーケティングとなっている中で、力関係もコミュニケーションのやり方も変わってきているのに、これまでのやり方を続けるのではなく、考え方を変えることが重要です。

グランズウェルの5つの戦略

資料提供:アジャイルメディア・ネットワーク株式会社

グランズウェルでは、5つの戦略が書かれていますが、これらはすべての業務や部署に関わる戦略と考えるべきです。Twitterなどで検索すれば、ユーザーの声を聞くことができます。ユーザーとソーシャルメディアでコミュニケーションした結果のフィードバックを、広報、広告、販促、コールセンター、サポート、製品開発などのさまざまな業務で活用することもできるでしょう。中でも、マスマーケティングでは実現できなかった傾聴が最も重要だと我々は考えていて、ソーシャルメディアの一番の価値が傾聴だと思いますね。

アンバサダーサイクル

資料提供:アジャイルメディア・ネットワーク株式会社