ユーザーからの「何か遅い」その原因を10分で特定するための仕組みと手順

システム遅延の原因を
特定できない理由

今日の企業においては、ほとんどの業務がITの活用に依存しているといっていい。そうした中で、システムを利用するユーザーからシステム管理者によく寄せられるのが「何か遅い」という声だ。例えば、Webベースの社内システムにアクセスした際のレスポンスに時間がかかる、ファイルサーバー上でのファイルやフォルダの操作がスムーズに完了しない、シンクライアント利用時の画面表示にタイムラグが生じる、クラウドサービスの代表格Office 365でメール送信に時間がかかる、ECサイトで商品詳細ページの表示が遅いなど、局面はさまざまだ。

しかし、実際には「何か遅い」だけで、業務の遂行自体は可能であることから、システム管理者としては、問題を放置してしまっているというケースも多いのではないだろうか。実のところ、こうした問題は確実に従業員の生産性を低下させており、累積的に捉えれば、企業に膨大な損失をもたらしているとも考えられる。ECサイトであればビジネスへの影響は明らかだ。

とはいえ、この「何か遅い」という現象をもたらしている原因を究明するというのは、企業にとって非常に困難なテーマのひとつでもある。これについてゾーホージャパン ManageEngine & WebNMS事業部 マーケティングチームの宮田哲兵氏は「そうした困難さは、原因が存在する可能性がサーバーやネットワークなどのインフラから、アプリケーションに至る広範囲に及んでいることに起因しているといえます」と説明する。

このため情報システム部門では、「必要なスキルを持った人材がいない」「監視ポイントが不十分」、そもそも「大きなコストをかけられない」という問題に直面するわけだ。多くはこのあたりの事情から、「何か遅い」という問題を放置せざるを得ない状況を招いているという言い方もできるだろう。

言い換えれば、「何か遅い」の究明には、「高度なスキルが不要」で「網羅的な監視を実現」でき、「低価格」という要件に適うソリューションこそが求められるわけだ。

低コストで容易に
全レイヤにまたがる原因調査を実現

そうした条件を揃えているのが、ゾーホージャパンが「ManageEngine」ブランドで提供するシステム監視/管理製品群である。具体的には、サーバーのCPUやメモリ、ネットワークトラフィックの状況などをSNMP/CLI/WMIで監視する「OpManager」(以下、OPM)を中核に、NetFlowやsFlowなど、いわゆるxFlowの技術を中心にネットワークトラフィックの内訳を可視化する「NetFlow Analyzer」(以下、NFA)、Telnet/SSH/FTP経由でネットワーク機器のコンフィグを遠隔地から変更、自動バックアップを行う「Network Configuration Manager」(以下、NCM)、そして個々のプログラムをはじめ、データベースやWebサーバー、アプリケーションサーバーといったミドルウェアなど、アプリケーション側の監視を行う「Applications Manager」(以下、APM)といった一連の製品がこれにあたる。

ゾーホージャパン株式会社
ManageEngine & WebNMS事業部
マーケティングチーム 宮田 哲兵氏

「ManageEngineシリーズは一部の大企業にしか実現できないと考えられていた、難しく、高価なツールの運用を中堅企業でも実現できることを目指すというコンセプトでつくられたソフトウェア群です。そのため、細分化された複数の製品から構成され、且つ、それぞれの製品が低価格で提供されています。お客様はこれらの製品を必要な部分だけ個別に導入することができます。また、より迅速な障害対応を目指し、OPMを基盤として、NFAやNCM、APMの各ソリューションを統合化することも可能です。OPMが提供する単一の管理画面を通して、個々の製品の機能を連携させ、サーバーやネットワークといったインフラからアプリケーションに至るまで、全レイヤにまたがるかたちでの原因調査を、非常に低コストで実施できることがOPMの最大の強みです」とゾーホージャパンの宮田氏は強調する。

機能 サーバー監視
ネットワーク監視
NWトラフィック解析
(xFlow監視)
NW機器コンフィグ管理 DBサーバー監視
Appサーバー監視
Webサーバー監視
Webトランザクション監視 Webページ応答時間監視
製品 OPM NFA NCM APM
標準 オプション オプション
OpManager NetFlow Analyzer
||
OpManager NFAオプション
Network Configuration Manager
||
OpManager NCMオプション
Applications Manager
||
OpManager APMプラグイン
Webトランザクション監視
オプション
エンドユーザー体感監視
オプション
参考
価格
年間23.4万円 年間17.9万円 年間9.7万円 ※1 年間10.4万円 ※2 年間23.0万円 年間13.5万円
物理および仮想サーバーとネットワーク機器合わせて50台を監視する場合(サポート付) 15インターフェースを解析する場合(サポート付) ネットワーク機器25台を管理する場合(サポート付) DBサーバーとAppサーバー、Webサーバー合わせて20インスタンスを監視する場合(サポート付) 加えて、2つのアプリケーションのWebトランザクションを監視する場合(サポート付) 加えて、3か所(エージェント)からWebページの応答時間を監視する場合(サポート付)

(※1)Network Configuration Managerは50台年間17.9万円からとなります。
(※2)Applications Managerは50インスタンス年間25.5万円からとなります。

「OPMでは、まずユーザーが管理画面上で監視対象となるサーバーやネットワーク装置を登録し、それらの機器を装置テンプレートで自動的にアイコン化します。背景画像に地図を選択し、どの機器がどのような構成で接続されているかというマップを、ドラッグ&ドロップの簡便な操作で作図し、ネットワーク構成を簡単に可視化することが可能です。」そう話すのは同技術部 磯部太佑(たいすけ)氏。 前述のケーススタディで登場した日本地図がこれだ。

また、「何か遅い」の原因がアプリケーション側に求められるケースも多い。これについては、既に述べたようにOPMに統合できるAPMを使って調査することが可能だ。

ゾーホージャパン株式会社
ManageEngine & WebNMS事業部
技術部 磯部 太佑(たいすけ)氏

「遅延を発生させているのが、各種プログラムのどの処理なのか、あるいはデータベースなのか、Webサーバーなのか、アプリケーションサーバーなのかをまず明らかにし、仮にデータベースに問題があるようであれば、そのメモリやテーブルスペースに関する利用状況やロックの状態、クエリの発行状況やSQLの実行に要している所要時間なども調査できます。」と磯部氏は紹介する。

また、「OPMやNFA、NCM、APMと同等の機能を持った製品が個別に提供されているケースはありますが、OPMをベースにシームレスなかたちで各製品機能の連携が実現され、各機能で得られる情報を単一の管理画面上で関連づけながら、高度なスキルを持ち合わせていないシステム管理者の方にも簡便に原因調査を進められること。それこそが当社のソリューションならではのアドバンテージであり、よりスピーディな問題の特定と解決に貢献する重要なポイントであると考えます。もちろん、閾値と通知の設定をすることで遅延の予兆を検知して事前対応し、遅延をゼロに近づけるという考え方にも対応します」と強調する。

統合監視の裾野は確実に広がっている。企業の情報システム部門においては、こうしたソリューションを活用し、これまでなかなか着手できなかった、ユーザーからの「何か遅い」という声に、真摯に対応していくことが肝要だ。下記バナーから無料の評価版をダウンロードして早速試してみるといいだろう。インストール後30日経過すると監視対象数の制限が発生するが永年無料で使うことも可能だ。今までやりたくてもできなかったという管理者には嬉しいのではないだろうか(終)

統合監視は自分で気軽に試せる時代です。是非、評価版をご活用ください。