SPECIAL REPORT|富士通のハイパーコンバージドインフラストラクチャー FUJITSU Integrated System PRIMEFLEX for VMware vSAN の実力

ここからは、実際にPRIMEFLEXを導入した自治体や企業の事例を見ていきたい。いずれもHCIの特性を最大限に生かし、業務効率化や運用負荷削減、そして企業全体の働き方改革などの成果につなげている。これから導入を検討する場合に大いに参考になるだろう。

 

 

導入事例① 【戸田市】基幹業務系の統合仮想化基盤を「PRIMEFLEX」で構築

住民情報システムをHCIに統合

 

戸田市 統括情報管理者補佐官(CIO補佐官兼CISO補佐官) 総務部次長兼情報政策統計課長 大山 水帆 氏 戸田市
総務部次長兼情報政策統計課長
大山 水帆

 人口約13万人、埼玉県の南東部に位置する戸田市では、住民情報システムのリプレースにともない、「PRIMEFLEX」を導入し、個人番号利用系システムの統合仮想化基盤を構築した。

 

 戸田市の総務部次長兼情報政策統計課長の大山 水帆氏は、「住民情報システムのハードウェア更改にあたり、当初の案ではメインサーバ、バックアップサーバ、検証サーバといった従来構成で検討されていましたが、せっかく更改するのであれば統合仮想化基盤にするべきと考えました」と導入のきっかけを話す。

 

 さまざまな検討を重ねた結果、住民情報システムだけでなく周辺のシステムも含めてHCIで統合できることが分かり、システム数20以上、物理サーバにして約40台の個人番号利用系システムを統合することとした。

短期導入、サーバ集約による大きなコスト削減効果

 

 統合仮想化基盤のプラットフォームとして今回導入されたのがPRIMEFLEXだ。「多くのシステムを統合しますので、上手く収まるか、つまりサイジングがポイントになりました。結果的には、的確なサイジングが出来たと思っています」と大山氏。これは、柔軟な構成を実現できるPRIMEFLEXの特長が大いに生かされた結果と言える。

 

 大山氏は導入を振り返って、「今回の更改は構築期間がとても短く、2017年9月初旬にハードウェアを納品してもらい、10月には負荷テストなどもすべて完了しています。従来の更改作業を考えると非常に速く、SEによるシステム更改に関わるコストも大幅に低減できています。これはHCIの大きなメリットです」と語る。

 

 現在は各システムをPRIMEFLEXの統合仮想化基盤へ移行しているフェーズにあたる。現段階でのPRIMEFLEX導入効果について大山氏は次のように話す。「40台以上の物理サーバをすべてPRIMEFLEXに移行します。移行のたびに従来使用していたサーバのコストが減りますので、それにともない費用対効果も上がっていきます」と大山氏はまずサーバ集約とコスト削減の効果を語る。当然、従来の物理サーバに掛かっていたスペースや電力のコストも減っていくことになる。

 

図:戸田市様におけるPRIMEFLEX導入イメージ戸田市では基盤刷新に伴い基幹系システムすべてをPRIMEFLEXに統合した。

 

ISM for PRIMEFLEXによる運用管理のしやすさを高く評価

 本格的な運用はこれからとなるが、大山氏はISM for PRIMEFLEXの分かりやすさ、運用のしやすさを高く評価している。「運用管理のインターフェースはとても分かりやすいです。ISM for PRIMEFLEXを利用すれば、専門の知識がない一般職員でも何かあった時にはすぐに分かりますし、どこで障害が起きているのかを知ることができます」と大山氏は分かりやすさを語る。

 

 加えて、vSphere Web Clientに統合されたISM for PRIMEFLEXによりハードウェアと仮想化レイヤーの双方の管理が統合されていることも良いところだと述べた。こうした運用の分かりやすさもあり、戸田市ではこれまでは各ベンダーにシステムの運用を任せるケースも多かったが、今後は庁内でも運用を行っていけるという。

 

 さらに、PRIMEFLEXの評価ポイントとして、大山氏は信頼性も挙げた。「国産ベンダーですし、信頼性が高い点も評価しています。継続的な保守やサポートに対する懸念がないのは良い点です」と大山氏は言う。

 

 富士通がサーバ、ハイパーバイザー(vSphere)、ストレージ(vSAN)、ミドルウェア、およびOSまでワンストップで提供できるサポート体制も導入の決め手の一つであると言える。

 

 戸田市では、今回の個人番号利用系システムの統合仮想化基盤への移行に続き、2018年度にはLGWAN系システムの移行、さらにその後はインターネット系システムやネットワークのリプレースなども控えている。大山氏は、「将来はすべてのサーバを仮想化して、仮想データセンターとして運用していければと考えています。今回の統合仮想化基盤導入はその一歩です」と展望を述べた。

導入事例② 【富士通】VDI基盤にも最適なパフォーマンスを発揮するPRIMEFLEX

富士通社内実践の成果をリファレンスとして提供

 富士通では、全社の仮想デスクトップ(VDI)基盤の一部に「PRIMEFLEX」を導入している。2013年8月から9月にかけてVDIのトライアル運用を実施し、2013年12月からは希望する社員8000人にVDIの提供を開始した。そして現在、全社員8万人に向けてVDIの本格導入を進めており、その基盤としてPRIMEFLEXを採用。段階的に増設・拡張も進めている。こうした段階的なスケールアウトには、ノードの追加でリニアに性能が向上するvSANを採用したPRIMEFLEXは非常に適している。

 

 PRIMEFLEXの導入に先駆けて、富士通では適用検証を実施した。一般的なVDI業務負荷状態に対する応答性能や、一斉ログオン(ログオンブートストーム)時の性能、仮想マシンの展開性能などを検証した結果、パフォーマンス面での問題はまったく発生しなかった。従来のストレージ構成によるVDIと比較して、vSANがベースとなっているPRIMEFLEXで構成されたVDIでは、一斉ログオン時に約30%の時間短縮という検証結果も出ており、高い性能を実証している。

 

図:導入コストを大幅に下げる「VDI型決めモデル」を特価で用意スモールスタートや中堅中小規模でのVDI導入に最適な構成になっており、VDI基盤構築のコストと期間を圧倒的に圧縮できる。

 富士通が社内導入したPRIMEFLEXのストレージはAll Flash構成で、非常に高性能な構成となっているが、小中規模のVDI基盤にはHDDとSSDを組み合わせたハイブリッド構成のPRIMEFLEXでも十分な性能を示した事例もすでにある。富士通では現在、PRIMEFLEXの特価キャンペーンを実施している。「VDI型決めモデル」では、PRIMEFLEXの構成ノードとなる「PRIMERGY RX2530」の50/100ID構成の2製品が、最大71%オフの特別価格設定となっている。2018年3月までのキャンペーンなので、興味のある方は検討してみてはいかがだろう。

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