連載Review Ruby biz Grand prix 2017 vol.1 審査委員長と大賞受賞企業が語る いずれも“ハック”を実現した革新的なサービス 大賞は「コンピテンシークラウドTM」と 「WOVN.io」

最短5分でWebサイトを30カ国語対応に
開発者を幸せにするサービス

株式会社ミニマル・テクノロジーズ
代表取締役
林鷹治氏

同じく大賞を受賞した「WOVN.io(ウォーブンドットアイオー)」は、最短5分でWebサイトを30カ国語対応できる多言語開発ツールだ。翻訳は、機械翻訳、機械翻訳+自社修正、プロ翻訳から選択可能。その特徴を株式会社ミニマル・テクノロジーズ 代表取締役 林鷹治氏は、「翻訳サービスだけならいくつもありますが、たとえばECサイトを多言語化する場合、翻訳だけでなく開発も必要となります。従来それをシステム会社などに頼むと、相当な費用と時間がかかっていました。WOVN.ioを使えば、費用も時間も劇的に削減可能です」と語る。また「開発者を幸せにしたかった」という林氏は、「開発者からすると、新しいサービスをつくるのはワクワクする楽しい仕事ですが、外国語版をつくるといった仕事は正直楽しくありません。こういう楽しくない仕事から開発者を解放したいと考えました」と語っている。

エンジニアであり、元々1人でWOVN.ioの開発を始めたという林氏は、「Rubyの生産性に助けられた」と言う。さらに、「1人でつくっていたので、楽しくなければ続きませんでした。また、多言語に対応するということは、多言語の文字コードを即座に判定しなければなりません。そのための言語設計が柔軟にできるのも、Rubyを使っていたメリットですね。共同創業者が外国人だからか、メンバーは日本人4割、外国人が6割くらいの構成ですが、国籍にかかわらず優秀なメンバーが集めやすいこともRubyのよさだと思っています」と語っている。

Ruby biz Grand prixについては、「開発言語とビジネスの組み合わせは、ギーグとスーツ(エンジニアとビジネスパーソン)という従来対立する文化を持つと捉えられていた役割の壁を壊す面白いアワードだと思いエントリーしました」と林氏。今回の受賞によりエンジニアの求人に期待すると同時に、「ビジネスサイドの人からも技術面から評価してもらえるのではないかと期待しています」とも語る。

林氏は、今後について、ECサイトでの購入後の謝礼メールの多言語化や多通貨での決済、配送など、多言語化しただけでは解決しないさまざまな機能を付加し、「グローバルなマーケティングプラットフォームにしていきたい」と意欲を語った。

審査委員長のコメント

多言語対応という、これからさらに重要性が増す分野のサービスである。技術的にも、アーキテクチャーの難易度が高い。

審査委員長からトロフィーを授与される林氏

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Ruby biz グランプリ実行委員会 島根県

http://rubybiz.jp

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および技術面を評価し、11社を選定
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開発者を幸せにするサービス
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初めての自社サービスでいきなり大賞
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