多彩な4事例が受賞したソーシャルイノベーション賞
ソーシャルイノベーション賞は、以下の4社に授与された。
親子でのお出かけ情報を網羅した「いこーよ」

アクトインディ株式会社
代表取締役
下元敬道氏
子ども連れのお出かけ情報を提供するサービス。月間ユニークユーザー数が約500万人、夏休みなどのハイシーズンには、1500万人にも増大する。「親子でのお出かけに特化したサービスで、情報量の多さと鮮度には自信があります。今後、情報を探すだけでなく、予約や決済までできるサービスにしていきたい」(下元氏)。
審査委員長のコメント
子どもとのお出かけ情報は珍しく、極めて便利。いこーよチラシなどの広告配信システムもユニーク。
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日本最大級のタクシー配車アプリ「全国タクシー」

JapanTaxi株式会社
開発部
ソフトウェアエンジニア
江尻好治氏
約400万ダウンロードされ、47都道府県の約6万台のタクシーに対応している。2年前、仕様も明確にはわからなくなっていたプログラムを捨て、Rubyを使って一新した。「従来は機能追加に手間も時間もかかっていましたが、今では1日に何回も更新ができるようになり、迅速なサービスの向上が可能になりました」(江尻氏)。
審査委員長のコメント
人々の暮らしに身近なタクシー配車サービスにRubyを使っている点を評価した。
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社会保険・雇用保険手続きの自動化を目指す「SmartHR」

株式会社SmartHR
取締役副社長
CPO(最高開発責任者)
内藤研介氏
アナログな社会保険手続きの自動化を実現。手続き書類の自動作成や、総務省が提供するe-Gov APIとの連携により、役所への電子申請を可能にしている。オープンソースとしてライブラリを公開するなど、Rubyコミュニティにも貢献。「社会保険制度は毎年のように変わるため、Rubyを使うことにより柔軟な対応ができ、役立っています」(内藤氏)。
審査委員長のコメント
トレンドのHR Tech分野のサービス。これまでのRubyコミュニティへの貢献も評価した。
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働き方改革プラットフォーム「Job-Hub」

株式会社パソナテック
Job-Hub事業部
プラットフォームグループ
開発マネージャー
鈴木真志氏
人材サービス会社パソナグループの子会社としての強みを活かし、個人間をつなぐクラウドソーシングだけでなく、業務委託型アウトソーシングの紹介や法人向けの業務発注管理サービスなどを提供。「働き方改革で注目されている副業を支援するサービスに取り組んでいるので、Rubyの生産性を活かし、ニーズにマッチしたサービスを迅速に提供していきたい」(鈴木氏)。
審査委員長のコメント
仕掛けは難しくはないが、一般的なクラウドソーシングと異なり現実味がある。松江に拠点をつくり、人材育成に協力している点も評価。
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話題のFintech分野はURIHO
中小企業向け売掛保証サービス「URIHO」

株式会社トラスト&グロース
代表取締役社長
石井俊之氏
年商5億円以下の企業向け。定額の月会費のみで、取引先の入金遅れや未払いの際に代金が支払われるインターネット完結型のサービス。「一から開発するとなると難しい機能でも、Rubyには豊富なライブラリが揃っており容易に実装できることが多い。経営面から見てもRubyの生産性の高さを感じています」(石井氏)。
審査委員長のコメント
かなり特異なビジネスモデルであり、多くの中小企業に活用される可能性を感じた。市場性に期待ができる。
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