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トリナ・ソーラー(Trina solar) - 日経ホームビルダーSpecial

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日本の住宅は屋根が小さい。形状や勾配も複雑なだけに、太陽光発電モジュールには高い出力と変換効率が求められる。そのため、住宅分野では「単結晶」のモジュールが主流だが、最適なモジュール選びの視点は出力や効率だけにとどまらない。10年先、20年先を見据えた耐久性など、目を向けるべき品質はほかにもある。一軒ずつ異なる屋根に、最適な太陽光発電システムを載せるための単結晶モジュールの選び方を見ていこう。

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橋本仁志氏、高山道寛氏
高効率重視だけでなく適材適所の視点が大事

 「一般の人たちは、少しでも変換効率の高いモジュールを選んだほうがよいと考えがちです。でも、必ずしもそうとは限りません」。そう注意を促すのは、トリナ・ソーラー・ジャパン営業技術サポート部マネージャーの橋本仁志氏だ。屋根などの設置面積が限られる住宅で、高出力・高効率の太陽光発電モジュールが必要とされるのは当然とも言える。しかし、モジュールの出力や効率だけにこだわる必要はない。
 「現在、一般で発売されているモジュールの変換効率はおおむね15%を超えています。どのモジュールを選んでも、立派な高効率と言えるレベルです」と、橋本氏は指摘する。そのうえで、すでに高効率の域に達している各種のモジュールから適材適所で製品を選び、設計する工夫を勧める。
 太陽光発電の導入には厳しい小さな屋根で、最大限の電力を得たいならば、半ば必然的に最高レベルの高効率モジュールを選ぶことになるだろう。逆に、比較的屋根が広く、設置面積に余裕のある家ならば、最高レベルの高効率モジュールを選ぶ必要はないかもしれない。むしろ、発電効率のレベルは少し低くなるが、その分だけコストも抑えられる製品を選ぶという方法もあり得る。
 「極力コストを抑えたいならば、効率の追求ではなく、モジュールの配置などを工夫して、設計力で勝負する方法もあります。いずれにしても大切なのは、太陽光発電を導入する目的や、住宅の状況などをきちんと整理して、最適なシステムを選ぶことです」と、橋本氏はアドバイスを送る。

単結晶モジュールの選定は「劣化率」の低さにも着目を

 一般的に、発電効率は低いが低コストが特長の多結晶シリコンは、面積の制約を受けにくい産業用の分野で選ばれてきた。これに対して、屋根面積が限られる日本の住宅では、発電効率が高く、できるだけ多くの発電量を得られる単結晶シリコンが主流となっているのも事実だ。多結晶に比べてコストが高めといっても、技術革新が進んだ最近は購入しやすいレベルまで下がってきている。また、単に発電効率の高さだけでなく、劣化率が低いという点も、単結晶モジュールの見逃せない利点といっていい。「劣化率の違いは、10年、20年と使い続けると大きな差となって表れてきます。そのためにも、品質の良いモジュール製品を選び、大切に使い続けていくことが重要です」と橋本氏。
 例えば、トリナ・ソーラーの単結晶モジュールならば、「Honey M plus」と「SPACEMAX」の2つが挙げられる。いずれもハイレベルの変換効率と出力、そして低い劣化率が特長だ。その自信は、同社が提供する単結晶モジュールの「25年の出力保証」からもうかがえる。また、通常のモジュールに比べ、安全性と耐久性が強化されたフレームレス両面ガラスモジュール(多結晶モジュール)「DUOMAX」の場合、出力保証は30年間とさらに長い。海辺、積雪地帯などの過酷条件にも対応する「DUOMAX」は、砂、アルカリ、酸、塩害による劣化を最小限に抑え、高い耐久性を維持・実現することで、業界基準を大きく上回る「30年の保証」が可能になった。
 これら、業界トップクラスの保証体制は、高い品質を確保できる技術なくしては提供できないものだ。モジュール選びには、耐久性という視点も重要なことを押さえておくべきだろう。

単結晶モジュールはミクロの技術で品質に差が

 太陽光発電モジュールを選ぶためのもう一つの視点。それはミクロレベルでの品質の差だ。
 「各社が出荷する太陽光発電モジュールは、国際規格で標準化された基準を満たす必要があります。そのため、各社のパネル形状や寸法は似たものになり、一見、区別しにくくなっています」。そう話すのは、トリナ・ソーラー・ジャパンの営業技術サポート部 部長を務める高山道寛氏。
 国際規格とは、国際電気標準会議(IEC)が定めるもの。その規格に従っているため、セルの大きさは各メーカーとも、5インチ、6インチが主流だ。それに合わせて、モジュールのフレームや、絶縁部分の幅も決めている。幅が広すぎれば発電効率が落ち、狭すぎれば安全性の問題も出るので、どうしても各社の製品は似たスペックに落ち着く。規格をクリアしつつ、いかに長期的に高い信頼性を得られる製品を造るかが、各社の知恵の絞りどころだ。
 「ただし、見た目には似ていても、発電はミクロレベルで起こるものです。実は、細かいところに大きな技術の差があり、太陽光パネルを選ぶ際の重要なポイントになります」(高山氏)。
 ミクロレベルの技術の一例として、トリナ・ソーラーの場合、「PERC(パーク)」と呼ばれる技術を取り入れて、発電の高効率化や高品質化と同時に、低コスト化を実現している。PERC技術は、技術者の間では高い効率が認識されてきたが、それを生かすためには、実際の製造工程に組み込むためのノウハウが必要だった。トリナ・ソーラーはその技術開発に独自に成功し、2015年から量産を開始。PERC技術の実用化によって、高い効率と低コスト化を可能にした。同社の、単結晶モジュール「Honey M plus」と「SPACEMAX」にも、このPERC(パーク)技術が採用されている。
 見た目で区別しにくいだけに、太陽光発電システム選びは、とかくメーカーの実績や知名度で選びがちだ。しかし、長期にわたって信頼できるシステムを導入するためには、ミクロレベルで存在する大きな品質の差にも着目し、適材適所による最適なシステム選びが重要なのである。

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TEL. 03-3437-7000 http://www.trinasolar.com