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トリナ・ソーラー(Trina solar) - 日経ホームビルダーSpecial

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太陽光発電の自家消費を重視する場合、安全性と、高効率の安定した発電がポイントとなる。太陽光発電は、屋根の一部に日陰ができたり、モジュールの不具合などの原因で、十分なパフォーマンスを発揮できないパネルが1枚あるだけで、システム全体の出力低下を招いてしまう。こうした問題を回避するには「発電管理」の視点が求められる。太陽光発電システムの発電効率を高め、発電能力を最大化する管理機能とは。

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ランニングコストを重視する若い建て主が支持
株式会社篠田工務店 代表取締役社長 小林敏男 氏

 群馬県前橋市を拠点に、北関東で高性能住宅を展開し、創業106年を迎えた篠田工務店。人気の自社ブランド「漆喰の家 イエストーリー」で、地域に根ざした家づくりに取り組んできた老舗工務店だ。ブランド名に「漆喰」を謳うのは、耐火性・耐久性が高く、人体に悪影響を与えない 環境負荷の小さな優れた素材で、同社の家づくりのコンセプト「健康・安心・安全」にも合致しているからだ。漆喰をはじめとする自然素材を使い、将来にわたって健康で安全な暮らしを提供するのが同工務店の特長だ。
 篠田工務店の家づくりでは、最初にファイナンシャルプランナーが、建て主の子育てから老後資金までの費用を計算し、家づくりの予算を算出するサービスを行っている。近年は、太陽光発電も補助金や売電目当てだけでなく、光熱費の削減による、将来のランニングコストの軽減の視点で、採用を考える建て主が多い。
 「現在は30代半ばがメインの客層ですが、近年はさらに若い方が、家づくりの明確な目的や計画を持って相談に来るケースも増えました。建物の性能を上げれば、光熱費は少なくて済みます。当社の住宅の性能なら、どの程度の出力の太陽光発電を搭載すればゼロエネルギーハウス(ZEH)に近づくのか。太陽光発電で稼ぐという視点ではなく、将来を見据え、できるだけお金がかからない暮らしをしたいと考える建て主が多くなりました。イニシャルコストが多少増えても『Trinasmart』導入後の、高効率や安心面のメリットを伝えると、一つ返事で採用を決めた方もいます」(篠田工務店代表取締役社長・小林敏男氏)。

Trinasmartが顧客に支持される理由

 トリナ・ソーラーが開発した「Trinasmart」は、モジュール1枚ずつの運転の状況、発電状況(電流、電圧)などの「見える化」を実現した太陽光発電システムだ。建て主や工務店が、パソコンやスマートフォンからリアルタイムでモジュールを監視し把握できる。モジュールの不具合の検出も可能で、システム全体の効率化と安全確保が可能になる。
 最新の「Trinasmart」は導入コストが下がり、屋根形状や近隣の建物の関係で、出力低下が特定される箇所に選択的に配置することで、全体のパフォーマンスを最適化できることも特徴だ。屋根上の日陰になりやすい箇所に計画的に「Trinasmart」を配するなど、より高い効率を目指した柔軟な設計が可能になる。通常は、1枚でも出力が落ちたモジュールがあると、直列でつながれた他のモジュールにも影響が及び、システム全体の出力低下を招いてしまう。「Trinasmart」はこのミスマッチによる出力低下を防ぐことができるのだ。
 「『Trinasmart』は安全性でも評価されています。建て主の多くはモジュールの発電量には注目しても、安全性は看過しがちです。『Trinasmart』なら、トラブル発生時には、手動・遠隔操作で、緊急時は自動で発電を遮断したり、モジュール1枚単位で不具合もわかります。こうした機能に関心を持たれるお客様は多いですね。『Trinasmart』を採用してゼロエネルギーハウス仕様で建てた方は、毎日モニターのチェックを楽しんでいます」(小林氏)。
 5年ほど前から、篠田工務店はトリナ・ソーラーの太陽光発電モジュールを使い始め、最近ではトリナ・ソーラーに1本化している。 「数社の製品を実際に使った結果、故障がなく、高い発電量を安定して得られることが、トリナ・ソーラーに決めた大きな理由でした。安全面を考慮したシステムであることも建て主には勧めやすい」と、小林氏は振り返る。
 最近、導入した住宅の発電量も、設計段階のシミュレーションと比べて平均で約2割、なかには約3割も多い住宅がある。「予想をはるかに超えるメリットが出ているので、建て主からは喜ばれています。毎年のように製品の出力が向上し、常に最新のものを提案できるのも魅力ですね」(小林氏)。

ゼロエネルギーハウス(ZEH)を目指す家づくり

 太陽光発電の効率向上のために、篠田工務店は住宅設計でどのような取り組みを行っているのか。
 「太陽光発電用に屋根デザインを検討したこともありましたが、トリナ・ソーラー製品の出力向上で、イエストーリーらしい外観でも目標の10 kWの発電力が実現できるようになりました。イエストーリーの建て主は、太陽光発電のためにプランや外観を妥協することはありません。各製品の性能も年々上がっているので、顧客の設計上の要望を実現するのと同時に、個々に最適な太陽光発電を載せることができるようになっています」と小林氏。篠田工務店では早い段階から、二重の野地板による通気層工法を導入し、外皮性能の向上と同時に、安心して太陽光発電を設置できる納まりを標準化した。これまで太陽光発電システムを含めた屋根周りで、クレームや問題が起きたことはないと小林氏は言う。
 篠田工務店がベースとして採用することが多いのは、単結晶モジュールの「Honey M plus」だ。その性能は日進月歩で向上しており、最新製品の出力は最大290W。さらに効率よく太陽光発電を導入できるようになっている。既築住宅のリフォームでは、寄棟など屋根形状の条件がさらに厳しくなるため、日本の住宅用に開発された、限られたスペースで最高のパフォーマンスを生み出す小型・軽量モジュール「SPACEMAX」の提案も視野に入れている。また、前述の通り、きめ細かな発電管理や安全性を重視する建て主には「Trinasmart」が支持されている。トリナ・ソーラーの製品にはバリエーションがあり、イエストーリーの上質なイメージを損なうことなく、また、既築住宅の屋根を最大限に活かしながら、顧客のニーズや適材適所で太陽光発電の提案が可能なのだ。
 「最終的には完全に自立して、エネルギー買わなくても家で全部まかなえる状態が理想です。この場合、自家発電は太陽光発電しかないと考えています。トリナ・ソーラーは毎年性能が向上し、導入メリットも大きくなっているので、今後もその性能と機能性に期待し、外皮性能のさらなる向上をベースにゼロエネルギーハウスを目指していきたいと考えています」と小林氏。
 世界屈指の技術力と生産力を持つトリナ・ソーラーは、常に新しい製品を生み出し、年々出荷量を伸ばしている。その品質は、着実に日本でも認識され始めており、ユーザーと住宅会社の信頼を広めている。同社の技術力による発電量の向上に加え、モジュール1枚からの発電管理、安全性重視という細やかな視点。その総力で全体の発電効率を高める考え方は、発電量と搭載枚数にこだわりがちだった生活者の発想を変えていくかもしれない。暮らしやプラン、外観に対する建て主の要望と、高効率な太陽光発電の両立を実現している篠田工務店の取り組みは、これからの住宅用太陽光発電の発想に対し、示唆に富んだケースと言っていい。

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|お問い合わせ|
トリナ・ソーラー・ジャパン株式会社
TEL. 03-3437-7000 http://www.trinasolar.com