トップへ
脱・やらかし女子 年賀状のススメ エッセイスト 犬山紙子さん

イラストエッセイスト、コメンテーターとして活躍中の犬山紙子さん。彼女は、年賀状をとても大切にしており、仕事の関係者に加えて、学生時代の友人とも欠かさず贈り合っているという。そんな彼女に年賀状への想いや書き方、年賀状で「やらかし女子」にならないためのアドバイスを聞いてみた。

年賀状がきっかけで仕事が発注されたことも

 出版社の方など、仕事相手の方に出していますし、学生時代の友人とは、当時からずっと年賀状を贈り合っています。年賀状を通じて10代の頃の自分に戻れる「安心できる居場所」を与えてもらえるような気がしますね。近況報告もするんですが、「あの頃はゲームにハマってたよね」などと、懐かしい話を書くことが多いです。メールと違って直筆だと、筆跡とかあまり変わらないですし、人柄が本当に伝わるんですよ。「みんな全然変わってないな〜」なんて、思わずうれしくなりますよね。

 私が子どもの頃も、両親が年賀状を読んでいるときに、まるで学生時代に戻ったような表情になって楽しそうだったんです。年賀状を通じて昔の友人と何十年もつながっていることが、とてもすてきだなと思って、ずっと憧れだったんですよ。

 私の年賀状はいつもイラスト入りです。出版社の編集の方には、涙目で「仕事ください!」と絶叫している自分の似顔絵を描いてアピールします(笑)。今年の年末年始は産休を取っているので、存在を忘れられないためにもちょうどいいツールとして、年賀状をうまく活用したいですね。

 私の場合はイラストを描いて出すので、そのまま営業ツールにもなるという利点があります。以前に、ある出版社の方に年賀状を出したら、その出版社の別の方から仕事を発注してもらったことがありました。思わぬところで仕事に直結したのでうれしかったですね。そんなこともあるので、こちらも全く気が抜けません(笑)。

年賀状はイラスト入り、ヘタな絵でもいとおしい

 プライベートでは、相手の似顔絵を描くことが多いですね。ある友人は、私が年賀状に描いた彼女の似顔絵をLINEのアイコンにしてくれていたんです。気に入ってもらえたのかと思って、私もすごくうれしかったですね。年賀状がそんなふうに広がって活用されるなんて、本当に楽しいと思います。

 たとえ絵がヘタな人でも、イラストを入れるのはいいと思うんです。普段厳しくされている職場の先輩や上司から、ちょっと怪しい鳥のイラスト入りの年賀状をもらったら、意外な一面が伝わって、なんだか親しみを感じられるかもしれませんよ。

 職場の人に出すのであれば、さり気なく交わした会話とか、飲み会でその人に言われた言葉など、本人も忘れているようなネタを書くといいですね。その人だけに向けたメッセージや想いが伝わる文面にすればいいと思います。

 年賀状を読んでいるときは、私の両親に限らず、懐かしかったり、ホッとしたりする、なんともいえないすてきな時間だと思うから、みんなに大切にしてほしいですね。

年賀状のイイ話「甥っ子がくれた年賀状に感激」

正月に帰省すると親戚が集まるんですが、今年はようやく絵が描けるようになった幼い甥っ子が、私に年賀状を手渡ししてくれたんです。私の似顔絵が描いてあったんですが、これがカワイイ絵で、本当にうれしかったですね。思わずお年玉の金額をアップしてしまいました(笑)。これは、おそらく姉の策略だと思いますよ。ただ、甥っ子がその後も私に手紙をくれるようになったんです。感激していつでも大切に持ち歩いています。

こんなアナタの好感度を上げる!
「やらかし女子」にはならないで!
20代の自分へ

20代の頃は、私ニートでしたからね…。仕事もなく、カレシもいない、いわば「ナイナイ尽くし」の状態で、ひたすら不安な日々を過ごしていました。母の介護に明け暮れながら、マンガ家を目指してはいたけれど、全く芽が出ないという…。だから、今私が20代の自分に年賀状を書くとしたら、「大丈夫だ!生きろ!」と励ましてあげたいです。絵も描きますよ。「この程度の画力でも、仕事はあるから心配するな」と証明します(笑)。

トップへ

お問い合わせ先/日本郵便株式会社

年賀特設サイト【郵便年賀.jp】