株式会社サーバーワークス

基幹業務のクラウド移行支援で
「はたらきやすい世界」を目指す
「クラウドで、世界を、もっと、はたらきやすく。」という言葉をビジョンに掲げるサーバーワークス。アマゾン ウェブ サービス(AWS)に特化したシステムやクラウドへの移行及びその関連サービスの事業を展開している。企業の基幹業務をはじめとした各種システムを、クラウドに移行するための豊富なノウハウを持つ。

東日本大震災から3日後の2011年3月14日、日本中が大混乱に陥っている最中で日本赤十字社(日赤)のウェブサイトが復旧した。医療救護活動の情報やボランティア希望者への正確な情報を伝達するサイトだ。このサイトの復旧を支援したのがサーバーワークスである。
 同社の代表を務める大石良氏は、この時の様子を次のように語る。「日赤さんなどのウェブサイトがダウンしているのを知って、クラウドを活用すれば、社会のお役に立てると思いました。当時、サーバーワークスでは日赤さんに限らず、社会インフラの復旧にボランティアとして協力しようと準備を進めていたところで、たまたま日赤さんからお声がけいただきました」。サーバーワークスは、アマゾン ウェブ サービス(AWS)のサービスを利用して、日赤のウェブサイトを復旧。かかった時間は、わずか30分だったという。
 この縁で、同社は義援金を寄付するためのサイトの構築にも携わることになる。サイトで扱う情報の性質上、堅牢な仕組みが求められるシステムだが、こちらもAWSのサービスを利用して約48時間という短時間で稼働にこぎつく。最終的に、このサイトでは約3200億円の義援金を集めることになった。

株式会社サーバーワークス 代表取締役 大石 良 氏

社内に「サーバー購入禁止令」を発する

 2000年に創業したサーバーワークスは、クラウドに特化したIT事業を展開する企業。07年から大学向けの合否照会システム、自社の営業管理システムなどでAWSの利用を開始。オンプレミス(社内運用)のシステムに比べて、コストやセキュリティー、安定稼働などの面で大きな優位性を感じたため、全ての社内システムをクラウドに移行することを決断した。08年には、社内に「サーバー購入禁止令」を出すほどの徹底ぶりだ。クラウドのメリットを顧客企業にも享受してもらいたいと思い、09年からAWSに特化したインテグレーション事業に乗り出した。
 14年には、AWSのコンサルティングパートナーの最上位である「プレミアコンサルティングパートナー」に選定、さらに15年にはAWS Partner Network(APN)の「MSP(マネージド・サービス・プロバイダ)プログラム」を取得、2年連続でプレミアコンサルティングパートナーに選定されるなど、この分野で先進的な取り組みを行っている企業として知られる存在になりつつある。16年4月現在、400社以上の企業で1,400以上のAWSへの移行プロジェクトを実現した実績を持つ。
 APNのパートナー企業では、一般消費者向けにインターネット経由でサービスを提供するタイプのシステムを手がける企業が多い中で、サーバーワークスは基幹業務を支援するシステムを事業の中核に据えている。現在は、(1)AWSの導入支援、(2)AWSの運用代行、(3)AWS自動化サービス「Cloud Automator」──という3つのソリューションを主に基幹業務の領域に提供中だ。

基幹業務向けの運用管理に大きな強み

 基幹業務を支援するシステムは、トラブルによってシステムが停止することが許されない。それだけに、オンプレミスでもクラウド上のシステムでも、運用管理には大きな手間がかかる。大石氏は「この領域で様々なノウハウを蓄積していることが我々の強みです」と強調する。
 同社が独自に開発したCloud Automatorも、運用管理を強化するためのサービスだ。データのバックアップや、システムの起動・停止など、運用管理に関する作業を自動化する機能を備える。利用者が「条件(トリガー)」と「処理(アクション)」を自由に組み合わせて、人手に頼っていた作業を自動化することが可能になる。
 例えば、財務系などの基幹システムからウェブなどの情報システム系までの全システムをAWSに移行中の丸紅グループでも、Cloud Automatorを活用し、既存の運用システムと組み合わせて運用管理を自動化している。
 関連企業との協業も積極的に推進している。サーバーワークスは、クラウド専業のテラスカイから出資を受けており、システムインテグレーションには同社のツールやサービスを駆使する。サーバーワークスとテラスカイが出資するスカイ365のサービスを利用すれば、24時間365日のサポートを受けられる。Cloud Automatorで自動化できない作業をスカイ365に委託することも可能だ。
 サーバーワークスは、「クラウドで、世界を、もっと、はたらきやすく。」という言葉をビジョンとして掲げている。こうしたビジョンを掲げている理由を、大石氏は「クラウドを活用することによって、労働生産性が向上したり、コストが削減できたりすることは、我々が身をもって実感していることです。これらのメリットを、もっともっと世の中に広めていくためのサービスを展開していきます」と語る。

株式会社サーバーワークス

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