千葉大学[オンリーワン型] 免疫システム調節治療学推進リーダー養成プログラム

研究の成果を治療に結びつける若手リーダーを育成

 医学と薬学が融合した千葉大学大学院医学薬学府の博士課程に「治療学コース」を設置、多様化する医療ニーズに指導者として対応し、グローバル社会の中でリーダーとして活躍することができる人材を育成している。
 がんや心血管疾患など社会的に重大な疾患は、「免疫システムの調節異常」という共通の観点で捉えることができるが、治療法を体系的に研究し、実践する「治療学」の研究が円滑に進められておらず、これまでは、研究の成果を有効な治療法の開発に結びつけることが難しかった。千葉大学では、100年以上にわたる臨床医学の実績と、がんや免疫に関連する治療研究に携わる若手研究者を育成してきた成果に基づき、「治療学」の推進リーダーを養成している。

本学位プログラムにより期待される効果
interview - プログラム所属学生 李 惠子さん

研究室を出て、世界でマネジメントを学ぶ

 私は現在、がんの新規放射線治療法の開発に取り組んでいます。祖父が肝内胆管がんを患い「高齢で体質が弱いため、もう治療法はありません」と言われたとき、この治療法が臨床利用されていればと非常に悔しい思いをしました。同時に、そういったがん患者に希望を与えられるような治療法の開発に従事したいと研究の道に進みました。
 医療の世界では、基礎研究を臨床の現場に生かすことが非常に重要であり、その際に基礎で得たシーズをいかに臨床へ持っていくのか、そのマネージメント能力が問われます。
 海外の製薬企業やWHO(世界保健機関)でのインターンシップでは、大学の研究室では得られない知識や能力を身に付ける貴重な経験となりました。本プログラムには、国内外から基礎と臨床の双方から優秀な人材が集められ、世界トップクラスの研究所とも提携しており、私も放射線医学総合研究所で研究させてもらっています。学生会議においても異分野の方からたくさん刺激を受けています。私自身中国で生まれ、日本で育ち、英国での留学も経験しました。自分の語学や経験によるバックグラウンドとリーディングプログラムで培った能力と人脈の輪によって、より良い医療を日本だけでなく、世界の人々に届ける、そういう架け橋になりたいと思っています。

千葉大学 医学部 リーディング大学院事務室
Tel:043-226-2817 ホームページ:http://www.isrit-lgp-chiba.jp/

筑波大学[複合領域型 -情報-] エンパワーメント情報学プログラム

「補完」「協調」「拡張」を柱とする新しい学問分野

 「エンパワーメント情報学」とは、「人の機能を補完する」「人と協調する」「人の機能を拡張する」を3つの柱とし、これらを体系化する新しい学問分野である。このプログラムでは、複数の分野を多角的に捉えることができる「分野横断力」、研究成果の本質を魅力的に表現することができる「魅せ方力」、産官学にわたって実際の問題を解決する「現場力」を兼ね備えたグローバルリーダーを育てている。
 学生は全学的な組織である「筑波大学グローバル教育院」に所属し、工学・情報・芸術・医学・ビジネスサイエンスなどの専門家が連携して指導に当たっている。また、国内外の大学や研究機関、企業の多様なセクターから結集したチームによって、一貫した指導が行われる。

人間情報学を軸とした独自のプログラム体系
interview - プログラム所属学生 小木曽 里樹さん

他分野の研究者・学生と交流、未来の技術を開発する

 私は、骨伝導で利用することができる新しいヘッドホンを開発しています。耳を塞がずにヘッドホンの音を聴くことができる、快適で安全なツールです。
 この研究には、音響工学とともに情報通信、医学や心理学など様々な分野の専門家とコミュニケーションを取る必要があり、リーディングプログラムのメリットを最大限に活用しています。筑波大学には非常に自由な校風があり、学生と教授陣の距離が近く、研究室以外のところでも気軽にアドバイスを求めることができます。また、企業の研究室を訪問し、現場では実際どのようにビジネスが動いているのかを知ることもできました。学生会議での、他分野を専攻する学生との出会いも、よい刺激となっています。
 今、皆が当たり前のように使っているスマートフォンも、20年、30年後にはまったく別のものになっているはずです。次に求められる技術を開発することで、私たちの力で“ものづくり日本”を取り戻したいと思っています。

筑波大学 グローバル教育院 エンパワーメント情報学プログラム(EMP)事務室
Tel:029-853-8740 ホームページ:http://www.emp.tsukuba.ac.jp/

筑波大学[複合領域型 -生命健康-] ヒューマンバイオロジー学位プログラム

「ヒトが人らしく生きる社会」の創造に取り組む

 生命科学・医学・計算科学・物質科学を横断した複合的方法論を駆使して、ヒトの生命の維持・適応・継承のメカニズムを理解し、「ヒトが人らしく生きる社会」の創造を先導することができる、国際的リーダーを養成する。
 筑波大学内の医学・生命科学・農学・数理科学(数学、化学、ケミカルバイオロジーなど)・コンピューターサイエンスの各分野から71名の研究者が結集、各分野において第一級の知識と技術を提供している。また、民間企業や独立行政法人研究所、海外の大学からも指導者を招き、「ビジネスリーダーズセミナー」「起業家マインド育成」「学内企業ラボ実習」「海外企業におけるインターンシップ」など、将来ビジネス界で活躍するための多彩なコースを実施している。

5年一貫博士課程プログラム
interview - プログラム所属学生 徐 昊珺さん

チームとして学びながら起業の道を目指す

 私が関心を抱いて研究しているのは「睡眠」です。人は食べなくてもしばらく生きていることができるものの、眠りは不可欠です。しかし、なぜ睡眠がそれほどまでに重要なのか、まだ科学では解明されていないのです。
 私は中国から留学生として筑波大学に入学し、日本人だけでなくアジアや欧米など多彩な国からやって来た学生とともに学んできました。リーディングプログラムには、起業家向けのコースがあると聞き、興味を持ちました。海外では、起業家として信用されるにはしっかりした学術的バックグラウンドが重要であり、特に医療の世界では博士号は必須です。
 このプログラムには、日本の製薬会社、化学メーカー、テレビ局などを訪問する貴重な機会があり、精密機器製造の企業でインターンシップを体験することもできました。学生会議などで、多彩な分野の人たちとチームで何かを成し遂げることを学び、いずれ自分のビジネスを見つけたいと考えています。

筑波大学 グローバル教育院事務室(HBP)
Tel:029-853-7085 ホームページ:http://hbp.tsukuba.ac.jp/
博士課程教育リーディングプログラム一覧
  • 北海道大学
    • One Healthに貢献する獣医科学グローバルリーダー育成プログラム
    • 物質科学フロンティアを開拓するAmbitiousリーダー育成プログラム
  • 東北大学
    • グローバル安全学トップリーダー育成プログラム
    • マルチディメンジョン物質理工学リーダー養成プログラム
  • 秋田大学
    • レアメタル等資源ニューフロンティアリーダー養成プログラム
  • 山形大学
    • フロンティア有機材料システム創成フレックス大学院
  • 筑波大学
    • ヒューマンバイオロジー学位プログラム
    • エンパワーメント情報学プログラム
  • 群馬大学
    • 重粒子線医工学グローバルリーダー養成プログラム
  • 千葉大学
    • 免疫システム調節治療学推進リーダー養成プログラム
  • 東京大学
    • サステイナビリティ学グローバルリーダー養成大学院プログラム
    • ライフイノベーションを先導するリーダー養成プログラム
    • フォトンサイエンス・リーディング大学院
    • 統合物質科学リーダー養成プログラム
    • ソーシャルICT グローバル・クリエイティブリーダー育成プログラム
    • 数物フロンティア・リーディング大学院
    • 社会構想マネジメントを先導するグローバルリーダー養成プログラム
    • 多文化共生・統合人間学プログラム
    • 活力ある超高齢社会を共創するグローバル・リーダー養成プログラム
  • 東京農工大学
    • グリーン・クリーン食料生産を支える実践科学リーディング大学院の創設
  • 東京工業大学
    • 環境エネルギー協創教育院
    • 情報生命博士教育院
    • グローバル原子力安全・セキュリティ・エージェント養成
    • グローバルリーダー教育院
  • お茶の水女子大学
    • 「みがかずば」の精神に基づきイノベーションを創出し続ける
    • 理工系グローバルリーダーの育成
  • 政策研究大学院大学
    • グローバル秩序変容時代のリーダー養成プログラム
  • 金沢大学
    • 文化資源マネージャー養成プログラム
  • 山梨大学
    • グリーンエネルギー変換工学
  • 信州大学
    • ファイバールネッサンスを先導するグローバルリーダーの養成
  • 名古屋大学
    • グリーン自然科学国際教育研究プログラム
    • 法制度設計・国際的制度移植専門家の養成プログラム
    • PhDプロフェッショナル登龍門
    • フロンティア宇宙開拓リーダー養成プログラム
    • 実世界データ循環学リーダー人材養成プログラム
    • 「ウェルビーイング in アジア」実現のための女性リーダー育成プログラム
  • 豊橋技術科学大学
    • 超大規模脳情報を高度に技術するブレイン情報アーキテクトの育成
  • 滋賀医科大学
    • アジア非感染性疾患(NCD)超克プロジェクト
  • 京都大学
    • 京都大学大学院思修館
    • グローバル生存学大学院連携プログラム
    • 充実した健康長寿社会を築く総合医療開発リーダー育成プログラム
    • デザイン学大学院連携プログラム
    • 霊長類学・ワイルドライフサイエンス・リーディング大学院
  • 大阪大学
    • 超域イノベーション博士課程プログラム
    • 生体統御ネットワーク医学教育プログラム
    • インタラクティブ物質科学・カデットプログラム
    • ヒューマンウェアイノベーション博士課程プログラム
    • 未来共生イノベーター博士課程プログラム
  • 広島大学
    • 放射線災害復興を推進するフェニックスリーダー育成プログラム
    • たおやかで平和な共生社会創生プログラム
  • 九州大学
    • グリーンアジア国際戦略プログラム
    • 分子システムデバイス国際研究リーダー養成および国際教育研究拠点形成
    • 持続可能な社会を拓く決断科学大学院プログラム
  • 長崎大学
    • 熱帯病・新興感染症制御グローバルリーダー育成プログラム
  • 熊本大学
    • グローカルな健康生命科学パイオニア養成プログラムHIGO
  • 大阪府立大学*
    • システム発想型物質科学リーダー養成学位プログラム
  • 兵庫県立大学
    • フォトンサイエンスが拓く次世代ピコバイオロジー
  • 高知県立大学**
    • 災害看護グローバルリーダー養成プログラム
  • 慶應義塾大学
    • 超成熟社会発展のサイエンス
    • グローバル環境システムリーダープログラム
  • 早稲田大学
    • リーディング理工学博士プログラム
    • 実体情報学博士プログラム
  • 同志社大学
    • グローバル・リソース・マネジメント
  • *大阪市立大学と共同実施
    **兵庫県立大学、千葉大学、東京医科歯科大学、日本赤十字看護大学と共同実施
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