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空での過ごし方が変わる 自由につながる空へ - JAL国内線 機内Wi-Fiサービス

機内のサービスを革新する『JAL SKY NEXT』の運航路線・対象機材を順次拡大し、国内線の機内Wi-Fiサービスの拡充に力を入れるJAL。同社で機内のインターネット接続とエンターテインメントの開発に取り組む柏木友香さんに、その活用法についてうかがった。

JALでは機内Wi-Fiサービスがスタンダードに

2014年から導入がスタートした機内Wi-Fiサービスは、乗客が自分のスマートフォンやタブレット、ノートパソコンなどの無線LAN対応端末を使って、機内コンテンツを楽しんだり、インターネット接続ができるサービス。現在、機内Wi-Fiサービスはどれくらいの機材に導入されているのだろう。柏木さんは具体的な数字を挙げて解説する。機内Wi-Fiサービスは、本革シートやLED照明などへの更新とともに、JALの新たな機材のスタンダード『JAL SKY NEXT』に含まれるサービス。『JAL SKY NEXT』は2016年6月現在、全機材の80%以上で完了しているという。

「当社国内線では、主な機材としてボーイング777、ボーイング767、ボーイング737を使用しています。先日777は全機の改修が完了し、767も2機ほどを残すのみとなっています。現在は737の改修を進めており、年度内に100%の改修を目指しています。また、当社のグループ会社であるJ-AIRで使用している機材、エンブラエル170では、機内コンテンツを楽しんでいただくための機内Wi-Fiサービスの導入を進めています」

既に機内Wi-Fiサービス未対応の機材がごく少数派となっていることに驚く。ユーザーの反応はいかがだろうか。

「『JAL SKY NEXT』で運航する便の搭乗率は堅調で、機内Wi-Fiサービスもお客さまからご支持をいただく一つの要素になっていると推測しています。また運航スケジュールの関係上、同一路線で『JAL SKY NEXT』対象便とそうでない便がある場合、“乗りたい時間の便がWi-Fi対象便ではなくて残念。早く全て対象にしてほしい”といった声も多くいただいており、国内線の航空機利用において、機内Wi-Fiサービスがなくてはならないというお客さまも確実に増えているのではないかと感じます」

機内Wi-Fiサービスのおすすめの活用法はなんだろうか。柏木さんは無料のビデオプログラムを視聴してほしいと話す。

「ビデオプログラムも予想を上回る反響をいただいております。プログラムは月替わりですが、ビジネスなど月に何度も利用されるお客さまを中心に、『毎回、往復とも見たいのでコンテンツの数を増やしてほしい』というご要望をいただき、この4月から従来の3倍となる30チャンネルに増やしました。プログラムはご覧になる方の人物像をしっかりイメージして、幅広い層のお客さまに楽しんでいただけるように、バランスに配慮してラインアップしています。ビジネス目的のお客さまが多い路線ではゴルフ番組やビジネス情報番組が人気です。一方、レジャーでよく利用される路線ではよりリラックスして楽しめるバラエティー番組がよく視聴されていることが、データ上にも表れています」

幅広い層のニーズを満たす番組編成

具体的にはどのような番組が人気なのだろうか。また、プログラムを編成する立場からのおすすめの番組も気になるところだ。

「マツコ・デラックスさんが出演されている『アウト×デラックス』『マツコの知らない世界』など、リラックスして笑える番組が幅広い層に受けています。さらに、実在の飲食店を舞台にしたドラマ『孤独のグルメ』も、男女問わず大変ご好評をいただいております。こちらはビジネス利用のお客さまにもファンが多いようで、『見逃していた回が見られてうれしい』という声をよくうかがうと、客室乗務員から聞いています。個人的には、カナダのコメディー番組『Just For Laughs Gags』を楽しみにしています。街なかで人々にちょっとしたいたずらを仕掛けるドッキリ番組で、何も考えずにただひたすら笑える番組です。他の席からクスクス笑う声が聞こえると、この番組を見ているんだろうなと、こちらまで楽しくなってきます。今後はJALの機内のみでご視聴いただけるオリジナルコンテンツの充実にも力を入れていきたいです。

それから、ビデオプログラム以外にJAL専用に『るるぶ』厳選の全国の観光情報をまとめた『SKYるるぶ』も、ぜひチェックしてください。機内でダウンロードできるお得なクーポンが多数用意されていて、旅先で行く飲食店の割引サービスなどを活用されるお客さまが増えてまいりました。知る人ぞ知る、機内Wi-Fiサービスのお得な使い方となっています」

機内Wi-Fiサービスで利用できるおすすめコンテンツ
無料ビデオプログラム

月替わりで用意される無料のビデオプログラムはテレビ番組を中心に厳選された30チャンネル。おすすめは、深夜ドラマながら幅広い層に愛されているドラマ「孤独のグルメ」(Season3 全12話を上映中※)をはじめ、トークバラエティー「マツコの知らない世界」、ビジネス情報番組「カンブリア宮殿」、カナダのドッキリ番組「Just For Laughs Gags」、キッズ向けでは「ひつじのショーン」など。

※8月以降は「孤独のグルメ」Season4(全12話)を上映予定

「無料ビデオプログラム」
「無料ビデオプログラム」詳しくはこちら
SKYるるぶ

「るるぶ」厳選の日本全国の観光情報を集めたJAL専用のサイト。観光施設や店舗、クーポンの情報などは地上でも閲覧できるが、クーポンのダウンロードは機内限定のサービス。事前に「SKYるるぶ」サイトを確認しておき、搭乗時にお目当てのクーポンをダウンロードするのも賢い手だ。

SKYるるぶ
「SKYるるぶ」詳しくはこちら
インターネット接続“15分無料キャンペーン”

機内Wi-Fiサービスは有料でインターネット接続できるのも魅力。均一料金の「30分プラン」(400円)と、時間無制限の「フライトプラン」(500円~)の2つの料金プランがある。「フライトプラン」は使用する端末の種類と飛行マイルによって料金が変動する仕組みだ。

「スマートフォンでビジネスメールを送受信したい方、ノートパソコンで調べものをしながら書類作成をしたい方など、使用する端末も必要な時間も多様です。それぞれの用途に合わせてリーズナブルにご利用いただけるように料金を設定しております。今年9月30日までは、“15分無料キャンペーン”を実施しておりますので、この機会に空でつながる楽しさを味わっていただきたいと思います。

機内インターネット接続をお試しになる際は、ぜひAndroid対応の『JAL 国内線 機内Wi-Fi』アプリをご利用ください。事前にユーザーアカウントを登録しアプリにログインしていただくと、簡単に機内Wi-Fiサービスをご利用いただけます。しかも、このアプリには次のユニークな機能があります。搭乗日時・便名・機番・高度などが記録される『フライトスタンプ帳』、飛行機の現在位置を地図上で確認し、SNSに投稿できる『フライトマップ』、カメラで撮った写真の上に便名や緯度経度、高度などが自動記載されSNSに投稿できる『フライトカメラ』の3機能。『フライトカメラ』を利用すると、例えば富士山の美しい空撮写真をいつどの座標と高度で撮ったかという情報付きで公開できます。かけがえのない旅の思い出になり、お知り合いにも楽しんでいただけること請け合いです。より自分らしい空の時間を過ごすために、『JAL 国内線 機内Wi-Fi』アプリをどんどんご活用ください」

Profile
JAL 商品サービス企画本部 客室サービスグループ 柏木 友香さん

2009年、客室乗務員として日本航空に入社し、国内線・国際線に乗務。航空運輸の企画に携わりたいと考え、2014年、中途採用で日本航空の業務企画職(総合職)に転職。以来、機内のインターネット接続とエンターテインメントの開発に取り組む。


現役客室乗務員に聞いた! 機内Wi-Fiを利用した人気の機内コンテンツとは?

機内インターネット接続を利用されている方は、メールのやりとりをしたり、お仕事の調べものをされる方が多いようにお見受けします。出張の多いビジネス利用のお客さまは機内インターネット接続の利用頻度が高いように感じていますが、仕事だけでなく家族とのコミュニケーションにも活用されているという印象を受けます。例えば、奥様に頼まれた機内販売の免税品の写真を撮り、対話アプリで『これでいい?』と確認しているお客さまもいらっしゃいました。普段お忙しい方ほど、機内の時間をうまく利用して家族とのコミュニケーションを積極的に取られているという傾向があるかもしれません。

また、到着する空港からの交通手段をインターネットで確認される方も多いようです。鉄道の運行情報や道路の渋滞など最新の交通状況を確認できるので、時間を無駄にせずスムーズに移動することができます。機内インターネット接続は、時間を有効利用したいという方にとても重宝されているようです。


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