『カオナビ』は大手メーカーのグローバル人材の抜擢や スポーツの世界の日本代表メンバーの選抜にまで活用される

 では、実際に企業で『カオナビ』がどのように使われているのか、導入事例を紹介しよう。日清食品ホールディングス株式会社では、グローバルカンパニーとして成長するというミッションの下、優秀人材の選抜教育を目的として『カオナビ』を導入。国内外のグループ共通の人材データベースを作り、顔写真と人材データをリンクさせてさまざまな軸で社員をマッピング。優秀な人材の可視化と育成の効率化を実現した。

 

 また、全国に約150店舗、約1200人の店舗スタッフを抱える服飾雑貨の株式会社トゥモローランドでは、エリアマネージャーが、スマートフォンから『カオナビ』にアクセスして各店舗の状況を把握する方式を採用した。これにより人材の異動や抜擢の意思決定を迅速化し、各店舗のスタッフへの声掛けもスムーズに行えるようになったという。

 

 一方、インターネット企業の株式会社VOYAGE GROUPは、少し変わった『カオナビ』の使い方をしている。独自に開発した「クルー満足度調査」を『カオナビ』上で行い、クルー(社員)の率直な声にマネジメント層が応えてゆく仕組みを構築。その結果、2年連続で「働きがいのある会社」ランキング中堅企業部門の1位を獲得しているのだ。

 

『カオナビ』を採用しているのは、企業ばかりではない。ラグビーのU20日本代表では、2000人を超える候補の中から最終的に26人を選抜するために、『カオナビ』を導入している。全国で行われる合宿から試合まで、名前だけではわかりづらい選手の情報を、顔写真と結び付けて把握。指導者は選手の顔を見ながらセレクションを行っているという。

カオナビ操作イメージ

顔写真が並ぶ直感的な画面は、人事部だけでなく経営層や一般の管理職も簡単に操作できる。企業によっては社内の“横”のコミュニケーションを活発化するために利用することも

※Great Place to Work® Institute Japan(GPTWジャパン)が実施。参加企業240社へのアンケート結果を点数化し、一定レベルを超えた85社を「働きがいのある会社」として発表したもの。

工業化時代の均一的なマネジメントは終焉 いま、コペルニクス的転回が求められる

柳橋氏

 一説によると、経営層が社員の顔と名前が一致しなくなるのは、社員数が150名を超えるあたりだと言われる。しかし、重要なのは人数ではなく、その企業が人材をどう捉えるべきかだ。『カオナビ』を導入する企業は、人材に対する考え方が従来の企業とは違う。

「日本企業は高度経済成長期の人材マネジメントの考え方から脱却できていない」と柳橋氏は指摘する。国土が小さく資源の産出量も限られる日本は、戦後の経済成長のために工業や製造業といった第二次産業に力を入れる必要があった。実際に、昭和の高度成長が第二次産業によって実現したのはご承知の通り。第二次産業では、生産手段である工場をいかに大規模かつ効率的に稼働させるかが重要となる。

 このため、社員は異なる能力を備えた個々の「人材」というよりは、画一的な能力を持つ「人員」であることが重要視された。つまり、人材の個々の能力ではなく量のほうが重要だったわけだ。日本において人件費管理がメインの人事システムが主流となっている背景には、こうした事情がある。

 一方、いまや日本の産業の主流はサービス業=第三次産業であり、そのような伝統的な人事システムは現状に合わなくなっている。生産性向上のためには、一人ひとりの社員の個性や能力を把握し、多様性のある人材を適材適所に配置する必要があるのだ。「今後の日本企業では、従業員の顔と名前の一致が、ますます大切になってくるでしょう」と柳橋氏は主張する。

マネジメントとは人が人を理解すること 「顔と名前の一致」こそが強い組織の要

 今後、同社が目指すのは、ITの恩恵をあまり受けていない地方への展開だ。IT革命はまだ始まったばかりで、ニーズは地方に多く存在する。『カオナビ』は、その機能のシンプルさゆえに、地方でも現場マジネジメントを強化する人材データベースとして期待される。

「マネジメントとは、要するに人が人を理解すること。人を理解しようとすれば、相手の顔と名前を一致させる必要があります。顔と名前が一致しない人は “知らない人” であり、“知らない人” の特性を正しく理解するのは難しいですよね」と柳橋氏は言う。社員の顔と名前を一致させたいというニーズは、どこの企業にもあるはずだ。言わば『カオナビ』は、マネジメントに必要というよりも、その前段となる人間関係の構築のために必要なツールと言える。「これから業種や人材の多様化が進む中で、社員の顔と名前が一致している企業こそが、勝ち残っていく企業になるのではないでしょうか」(柳橋氏)

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お問い合わせ先
株式会社カオナビ TEL:03-5797-7183 E-mail:info@kaonavi.jp

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