Windows 10 Mobile搭載デバイスの使用感を日経BPヒット総合研究所の研究員がレポート!

生産性向上という企業の課題解決に貢献する Windows 10 Mobile 搭載デバイス

日々進化するデバイスをいかにビジネスに活用運するかで、企業の生産性は大きく変わってくる。こうした企業の課題解決にも貢献するのが Windows 10 Mobile 搭載デバイスのトピックであり、利用者・管理者双方にとって有益な機能を数多く搭載している。ここでは、社内外を問わずさまざまなプロジェクトをマネジメントしている日経BPヒット総合研究所 主席研究員の西沢邦浩が、 Windows 10 Mobile 搭載デバイスの注目機種Acer 「Liquid Jade Primo」をチェック。“管理職目線”からのファーストインプレッションをお届けする。

現場活用 前編 Office 365 との連携で現場作業をスピード化

西沢邦浩/使用するWindows 10 Mobile搭載デバイスはこちら! Acer「Liquid Jade Primo」

日経BPヒット総合研究所 主席研究員
日経BP社ビズライフ局プロデューサー
元・日経ヘルス編集長
1998年『日経ヘルス』創刊と同時に副編集長に就任。2005年1月から同誌編集長。2008年3月に『日経ヘルス プルミエ』を創刊し、2010年まで同誌編集長を務める。現在は主に健康分野の研究報道に携わる。

最新OSである Windows 10 Mobile を搭載し、導入、運用、管理などあらゆるフェーズにおいてビジネスとの高い親和性を発揮してくれるAcer「Liquid Jade Primo」。ドッキングステーション、キーボード、マウスも同梱され、話題の Continuum を購入後すぐに利用できるのが大きな特徴だ。

人と常につながる必要があるためどこにいても使える業務の継続性確保が重要

西沢氏とAcer「Liquid Jade Primo」

多くのプロジェクトやそのメンバーをマネジメントする“管理職”としての視点からも、「社内外を問わず Windows 資産を活用できるメリットは計り知れない」と西沢は強調する

 医療やヘルスケア分野を中心としたさまざまなプロジェクトに携わり、主にそのマネジメントやプロデュース業務を担っているという、元・日経ヘルスの編集長で、日経BPヒット総合研究所 主席研究員の西沢邦浩。有識者や医療関係者との接点も多く、学会や講演、イベントなどで週のスケジュールが埋まってしまうことも珍しくないという。そんな外出の多い西沢にとって、「 Windows 資産がどこにいても使える」メリットは極めて大きいのだとか。

「移動中もそれぞれのプロジェクトのチームメンバーから送られてくる原稿や企画書を添削しなければいけませんし、講演を聞きながらギリギリまで自分のプレゼンの手直しをすることもあります。扱う資料は PowerPoint や Word などが大半なので、 Office Mobile を標準搭載し、会社の Office 365 との連携で編集等のフル機能の活用を可能にする Windows 10 Mobile 搭載デバイスは魅力的です。外出先で『至急原稿をチェックしてほしい』とメンバーから Office ドキュメントが送られてきた場合でも、スマートフォンを使いその場で簡単に閲覧・編集できます。メンバーもチームリーダーが外で閲覧・編集が可能であるという前提で仕事を進められるので、PDFなどにわざわざ変換する必要もなく、普段と同じ作業の延長でファイルの共有ができる。業務の継続性や機動性が向上するのは確実でしょう」

 Windows 10 Mobile 搭載のデバイスを導入することで、パソコンとスマートフォンを用途によってその都度使い分けたり、社内と社外で異なるサービスを使用したりといった旧来の非効率なワークスタイルから脱却することができる。「これはデバイスを利用する社員一人ひとりにとってはもちろん、それをマネジメントする管理者にとってもメリットが大きいのではないか」と西沢は説明する。

「私自身がそうであるように、今は会社で黙々とパソコンに向かって仕事をしていればいいという時代ではありません。管理職や企業の立場から言えば、社内外の垣根を取り払い、時間と場所に制約されずシームレスに業務を継続できる環境を社員や社外メンバーに提供しなければいけませんよね。その点 Windows 10 Mobile 搭載デバイスなら、メールやカレンダー、クラウドストレージなど、すでに多くの企業で導入されている Microsoft 製の豊富なソフトウェアやクラウドサービスをそのまま活用することができる。例えば Skype for Business を使うと、端末の画面上で資料を見ながらいつでもどこでもテレビ会議に出席できますし、それによって私が出張中でも決裁や業務が止まることがなくなるわけです。既存のIT資産を生かしながら最小限の時間とコストでモバイル環境を整備することは、企業全体の生産性を効率的に高めていくことにほかなりません」

※一部の機能利用には、 Office 365 サブスクリプションが必要です。

使い勝手を担保したデバイスがあればこそ強固なセキュリティの実用性を生む

VAIO Phone Biz

自社の環境やセキュリティポリシーに合わせて、各種設定を大量の端末に一括で適用することができる。また、端末の紛失や盗難など万が一の時には、端末内の情報を遠隔操作で削除することも可能。導入・管理にかかる手間を抑制しながら、強固なセキュリティも実現できるというわけだ

 企業がスマートフォンを導入する際に重要になるのが、「デバイスマネジメント」である。Wi-FiのアクセスポイントやVPN接続設定、業務に必要なアプリのインストール、ライセンスの付与、各種セキュリティ設定などを適切に行ったうえで、デバイスを展開、管理していく必要があるのだ。

「面倒なデバイスマネジメントを手軽かつ効果的に行えるのも Windows 10 Mobile 搭載デバイスの魅力ですよね。自社の環境やセキュリティポリシーなどに則した設定を一括適用できれば、管理者が1台1台手作業で設定していく、なんていう手間を大幅に削減できるわけですから。アクセス制限に関しても、デバイスではなくアカウントに対して設定するので、パソコンとスマートフォンで同じ制御を共有できる。つまり、会社基準のセキュリティレベルで社員にスマートフォンを使用させることができるのです。もちろん、配布された端末をすぐに業務に利用できるなど、利用者にとってもその恩恵は大きいはずです」

 多層的な対策が用意された万全のセキュリティも、企業や管理者にとっては実に心強いポイントとなるだろう。例えば、スマートフォンの置き忘れや盗難といった「万が一」の時などだ。 Windows 10 Mobile 搭載デバイスであれば、管理用のWebページからデバイスの位置を検索できるほか、遠隔操作でロックをかけたり、デバイス内の情報を削除したりといったことも可能。企業の致命傷ともなりうる情報漏えいのリスクを最小限に抑えられるのである。

「先ほども少し触れましたが、現代のワークスタイルは人も情報も“外部共有”を前提としています。複数の企業や人がジョイントしながら、生産性を高めている。例えば、一つひとつの記事を作るにしても、その記事とコンビニの売り場が連動していたり、そこに別の企業のクーポンが絡んできたり、今やクロスメディアが当たり前になっています。それだけに重要になるのが、単に厳重なだけでなく、利用者の利便性を損なわないセキュリティ。使い勝手を担保してはじめて強固なセキュリティに実用性が出るからですが、 Windows 10 Mobile 搭載デバイスはそこまでしっかり踏み込んでいる印象です。情報漏えいにつながりやすい、個人のSNSへの投稿や個人のストレージに資料を入れるといった動作に、システム管理者が細かく制限をかけられるのも、もちろん管理職としては安心です。外部に公開していい情報、そうでない情報を管理者が適切にマネジメントしながら、社内外にかかわらずチームメンバー一人ひとりのクリエイティビティを向上させていく。そういう好循環が必然的に生まれていくのではないでしょうか」

※管理者による一括管理・遠隔操作については Microsoft Intune をはじめとするMDM(モバイル デバイス管理)サービスの購入が必要となる場合があります。

ドックやキーボード、マウスのセットなので買い足し不要で導入できるのもポイント

西沢邦浩

Continuum を使えば、HDMI接続したテレビ・液晶モニターにスマートフォンの画面を表示し、慣れ親しんだ Windows 10 搭載パソコンと同様のユーザーインターフェースや操作感で作業することができる。実際に体験した西沢も、「出先での作業効率が飛躍的に高まるのはもちろん、USBメモリー経由でデータを持ち出す必要がないので、セキュリティ強化にも一役買ってくれそうです」と納得の様子

 Continuum を実際に利用した西沢の反応は、「思いのほか簡単ですね」。この簡単さは、ドッキングステーション、キーボード、マウスが同梱されるAcer「Liquid Jade Primo」ならではの部分で、ドッキングステーションに端末をポンと置いてテレビや液晶モニターとHDMI接続するだけで、パソコン同様のデスクトップ画面であたかもパソコンのように操作できるからだ。

「会社の仕事環境をスマートフォン1つでシームレスに持ち出せるのがうれしいですね。講演のプレゼンが控えているときは出張先のホテルで資料を準備することも多いのですが、これなら、引用したい論文をネットから切り取って PowerPoint に貼り付けたり、長文のテキストを入力したりといった本格的な作業も行えそうです。それともう1つ、 Continuum はセキュリティ強化の観点でも非常に有効なツールと言えるのではないでしょうか。というのも、学会や講演会の会場では発表用のパソコンにUSBメモリーを挿しプロジェクターで投影するケースが多いのですが、USBを抜き挿ししてデータをやり取りするのはそれだけでリスキーなのも事実です。そこでAcer『Liquid Jade Primo』をサッとポケットから取り出して、HDMI端子のあるプロジェクターとダイレクトに接続。そのままプレゼンを始められたら、セキュリティリスクは低減されますし、見た目もスマートになりますよね」

 Continuum はPCライクに使える利便性にばかり目がいきがちなだけに、セキュリティ面でも大きなメリットが得られるのはうれしい発見である。もちろん、この発見が利用者だけでなく、管理者にとっても、ひいては企業にとっても歓迎すべき点であることは言うまでもない。