:D3 WEEK 2016 REPORT

新登場のGoogle Analytics 360 Suiteが企業のデジタルマーケティングに拍車をかける!

現在の企業は、顧客を理解するためのデータが分散している、データ活用のためのプラットフォームがないといった課題に直面している。これらを解決する1つの手段が、Google Analytics 360 Suiteを活用したDMPの構築だ。

NRIネットコム株式会社 デジタルマーケティング事業部 デジタルマーケティング事業推進 課長 山田輝明氏

NRIネットコム株式会社
デジタルマーケティング事業部
デジタルマーケティング事業推進
課長
山田輝明氏

DMPがマーケティング上のさまざまな課題を解決する

 2015年7月、Googleは“マイクロモーメント”というコンセプトを打ち出した。消費者が何かを知りたい、買いたいと思ったときに、手元のスマートフォンやタブレットに向かう瞬間を指す言葉で、企業にとっては消費者との重要なタッチポイントとなるものだ。

 NRIネットコムの山田輝明氏は、7月29日に行われたセッションの冒頭で、「企業にとって、このマイクロモーメントをいかに的確に捕捉していくかが非常に重要なテーマとなる」と指摘し、「これからはDMP(Digital Marketing Platform)が、従来のOne to Oneマーケティングで活用されてきたCRMシステムを代替していく」と強調した。

 実際に企業から寄せられる声として、3つの課題を提示。1つめが「会員サイトのデータや社内システムのデータを連携してマーケティング施策に活用したい」、2つめが「ユーザー一人ひとりの行動を可視化して個別の施策を実施したい」、そして3つめが「DMPの構築を手伝ってほしい」というものだ。

 「大手企業では、データ収集プラットフォームの整備は概ね完了しており、次の段階として各種システムのデータを連携して分析し、顧客ごとに最適な施策を継続的に実施していくことが課題になってきています。そしてこれを解決するものこそがDMPです」と山田氏は語る。

低コスト・短納期でDMPを構築

 Googleが2016年3月、新たに発表したのが6つの製品群で構成されるGoogle Analytics 360 Suiteだ。これには、データの蓄積・分析を支援するAnalytics 360、データの可視化・共有を支援するData Studio 360、DMPに相当するAudience Center 360、A/Bテストやパーソナライズを支援するOptimize 360、マス広告とデジタルとのマーケティングミックス効果測定を行うAttribution 360、タグ管理を行うTag Manager 360が含まれており、山田氏は「DMPの構築を手伝ってほしいというお客さまの声に応えるものである」と説明する。

 例えば、Analytics 360には外部データをインポートする機能があり、会員サイトや社内システムからデータを取得して、コンバージョンしたユーザーがどういう経路をたどったのかなどを分析することができる。データ取得後には、デジタルマーケティング施策に生かすことが可能で、頻繁にサイトを訪問しているが会員登録をしていないユーザーに広告を表出させるといった施策を打つこともできる。さらに、ユーザー個々の行動を可視化して個別に施策を実施したいというニーズに対しては、個別ユーザー分析機能が提供されており、さらにビッグデータを集約してより高度な分析を行いたいという企業には、Google BigQueryという機能が提供されている。

 山田氏は、「マイクロモーメントを捉えてデジタルマーケティングを行っていくうえで、有用となるのがDMPであり、その際には投資コストを抑え、導入期間を短くし、一刻も早く運用に乗せてPDCAサイクルを回していくことが重要」とし、「Google Analytics 360 Suiteを利用してDMPを構築することが、これらの課題を乗り越えていくひとつの手段だ」と話を結んだ。

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