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世界の子どもたちの映像制作教育支援を通して未来を応援するパナソニック 多様性理解と国際交流の芽を育む

リオデジャネイロ・パラリンピック期間中に、「KWN(キッド・ウィットネス・ニュース)グローバルコンテスト2016」表彰式が行われた。
KWNとはパナソニックが27年間グローバルで展開してきた次世代育成支援プログラム。そのユニークな中身に注目した。

映像制作でチームワークを学び多様性理解を深める子どもたち

KWNは、パナソニックの「製品を通じて社会に貢献する」という企業理念に基づいた次世代への映像制作教育支援として、各国の推進事務局が運営。小・中・高等学校に映像機材を貸し出して社員が使い方などをサポートするほか、映像のプロによる企画・撮影・編集の指導も行っている。さらに毎年、5分間の映像作品を募集し、KWNグローバルコンテストで審査、表彰式を開催することで、国際交流を促進している。

KWNは1989年、教育予算の削減により子どもたちへのケアが不足していた米国のあるコミュニティで、子どもたちが熱中できる活動の場を提供することで状況改善に寄与したいと考えたパナソニックノースアメリカがプログラムを開発。米国5都市19校から始まった。映像機材の貸し出しや撮影ノウハウの提供にとどまらず、地域住民・移民との相互理解や地域活性も目指し推進してきた。

その後、世界の子どもたちに対し、映像制作を通じて創造性、コミュニケーション、チームワーク、チャレンジ意欲を養い、さらに、映像コミュニケーションを通じた国際交流の促進を目指してプログラム展開を拡充し続け、27年間で延べ33カ国、約18万人の子どもたちが参加し、約1万作品が生みだされてきた。世界各都市で行われてきたグランプリを発表するKWNグローバルコンテスト表彰式、今年はリオデジャネイロにて、パラリンピックの期間中に開催された。ホスト国のパナソニック中南米総代表の鈴木茂雄氏はKWNの意義について熱く語る。

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「キッズジャーナリストたちが映像作品を発信することで、世界中の人々をインスパイアし、世の中をよくする行動を喚起し、パナソニックのビジョンである“A Better Life, A Better World”を共に形にする活動となることを願っています。今後も当社は次世代の夢を応援し、世界へ飛躍するお手伝いをさせていただきたい」

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東京2020に向けて国際交流の場を広げていく東京2020に向けて国際交流の場を広げていく

参加した子どもたちからは「チームワークを学んだ」といった声が多く聞かれるほか、これをきっかけに映像の世界に本格的に興味を持ち、第一線で活躍し始めた参加者もいるという。

パナソニックは教育活動、世界の多様性理解と共生を目標とする企業市民活動として、KWNに継続的に力を入れていく考えだ。東京2020に向けた新たな活動として、グローバルネットワークの強みを生かした世界サミットの展開や、国際交流の場を広げ、世界の子どもたちと共に考え、メッセージを発信する場を積極的に設けていく。

パラリンピックと連動しスポーツを通して多様性を学ぶ貴重な体験学習に

南米で初開催となった今年の表彰式は、国際パラリンピック委員会の特別協力の下、リオデジャネイロ・パラリンピックの開催期間中に行われた。式典には、パナソニック中南米総代表のほか、国際パラリンピック委員会会長のSir Philip Craven氏をはじめ、パラリンピック関係者、リオデジャネイロ・東京の大会組織委員会の代表者、アスリートなどが多数出席し、最終ノミネート7作品の子どもたちを迎えて、グランプリや部門賞が発表された。

表彰式は、国際パラリンピック委員会、オリンピック放送機構、リオデジャネイロと東京の大会組織委員会、ブラジルのアスリートやパラリンピアン、最終審査に残った6カ国7校が出席し各賞が発表された

グランプリには、小学生部門で香港の「The Bigger Picture」(左下)、中高生部門でタイの「Missing Game」(右下)が輝いた。コミュニケーションの大切さを家族の日常を通して描いた、子どもならではの視点が評価された

今年は「コミュニケーション」「エコ」「スポーツ」を応募テーマに、12カ国371学校の10~18歳の生徒約5000人が参加。ノミネート7作品は、家族、障がい者、世界の移民との交流、スポーツの感動などをテーマに、多様性のある社会で共に支え合い、夢を叶えるといったメッセージ性の強い作品が多いのが特徴だった。 ドイツ、米国、ブラジルの作品では、スポーツを通して障がい者や移民など世界のあらゆる多様性を受け入れること、スポーツマンシップを訴え、スポーツが人種や宗教、障がいなどを超えた共通項となり、多様な人々をつなぎ、よりよい社会を築く機会になることが描かれている。Craven会長はKWNについて話す。

「パラリンピックのワールドワイドなパートナーであるパナソニックが主導する素晴らしい次世代育成活動です。パナソニックが様々な視点から支援するパラリンピックとKWN活動のシナジーによって、スポーツを通じたよりよい社会の創造につながっていくでしょう」

表彰式に参加した子どもたちは、参加校同士の国際交流を行いながら、パラリンピックと世界の多様性について理解を深めるため、大会期間中に選手村、放送施設、競技会場を訪れ、パラリンピアンやジャーナリストへインタビューを行った。

最終ノミネート作品の子どもたちは、パラリンピアン、選手村、義足メーカー、放送施設、競技会場を訪れ、精力的に取材をした

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