あらゆるシステムが「つながる」時代 市場変化に即応可能なプラットフォームとは ――SAP HANA導入企業パネルトークレビュー&データ活用事例

SAP HANA導入企業パネルトークレビューデータ活用で“勝つ!”先進事例紹介1 トラスコ中山データ活用で“勝つ!”先進事例紹介2 CCCマーケティング

データ活用で“勝つ!”先進事例紹介1 独自のロングテール戦略で存在感を拡大 SAP HANAがそのビジネス基盤を支える ―トラスコ中山株式会社

「モノ作りに必要な商品は何でも揃う」をコンセプトに、カタログとECサイトによる卸売事業を展開するトラスコ中山。同社は、受発注情報をはじめとする大量のデータを活用する基盤に、インメモリデータベース「SAP HANA」を活用。これにより、在庫最適化や顧客対応品質の向上、ニーズを先取りした営業活動などを実現している。

ビジネス成長で扱うデータ量が増加 システムの性能がボトルネックに

トラスコ中山株式会社 情報システム部長 直吉 秀樹氏

トラスコ中山は、工場などで使われる工具や消耗品の卸売業を展開する企業である。同社の商品カタログ「トラスコ オレンジブック」、およびそのWeb版「トラスコ オレンジブック.Com」には、2000以上のメーカーの約27万8000アイテムが掲載されており、そのうち95%のアイテムを常時在庫として確保。顧客企業が重視する「即納」に対応できる体制を整えている。

「当社の強みは、徹底したロングテールビジネスにあり、年間販売回数が10回未満の商品が、全在庫の50%を占めています。それらの売上は全体の2%に過ぎませんが、どんな商品でもトラスコ中山ならあるという安心感が、お客様に選ばれるためには不可欠なのです」と同社の直吉秀樹氏は説明する。

同社のビジネスにとって、顧客が求めるものを把握することは重要なポイントとなる。そこで同社は長年、基幹システムに蓄積されたデータの分析・活用を推進することで、品揃えのメンテナンスなどを行ってきた。しかし、取扱メーカーやアイテム数が増える中ではトランザクションも増加。既存の分析システムの性能では対応しきれなくなっていたという。


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インメモリ技術でシステムを刷新 データを様々なビジネスに生かす

そこで採用したのが、インメモリデータベース「SAP HANA」だ。これによりボトルネックになっていた性能面の問題を解消し、最適な仕組みを再整備することにしたのである。

具体的には、SAP HANAの基盤上に、物流支援システムやトラスコ オレンジブック.Comの価格在庫照会システムなどを新たに構築。販売データと連携して商品を自動発注する仕組みをつくり、品切れや不良在庫を削減したほか、サイト来訪者には常に最新の価格・在庫情報を提供できるようにした。

トラスコ中山のデータセンター「Solemare(ソルマーレ)」

トラスコ中山のデータセンター「Solemare(ソルマーレ)」

免震構造の本社ビル内に設置され、高度な空調設備やUPS(無停止電源装置)を備えた自社データセンター。SAP HANAはここで稼働している

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また同じく性能面の制約から、今までERPデータをうまく活用できていなかった営業支援システムも刷新した。「受注」「見積もり」などのデータを担当者がタイムリーに確認したり、回答漏れを防ぐアラート機能などを実現し、顧客対応品質の底上げを図っている。

加えて、新たな営業支援システムでは、市場動向を分析し、近い将来のニーズの変化などを予測する機能も実装。「1年間の売上推移や、売上が急増した商品のランキングなどをグラフで確認できるため、注目すべきメーカーや製品のレコメンド、購入商品に合わせた併売の提案といった、プッシュ型の営業活動が行えるようになっています」と直吉氏は強調する。

このようにSAP HANAは、トラスコ中山のビジネスに大きな成果をもたらしており、今後も他社が提供できない、オリジナルな価値を追求し続けていく。

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ユーザープロフィール

トラスコ中山株式会社
76カ所の支店、16カ所の物流センター、2カ所の本社をベースに、製造現場で用いられる工具や消耗品などの「プロツール」の卸売業を展開する。
URL:http://www.trusco.co.jp/

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