キーパーソンが語る

ブランディングと経営戦略

不安定な動きが続く世界経済。各ブランドは日本市場をどのように位置づけ、
次の一手に何を考えているのか。各社のキーパーソンに聞いた。

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Nicolas Beau

ニコラ ボー氏
シャネル パリ 時計部門
インターナショナル ディレクター

デザインありきでムーブメントを開発
日本人にも通ずるシャネルの“美学”

 シャネルの新作ムッシュー ドゥ シャネルは、同社が初めて自社開発したムーブメントを搭載したモデルだ。そのデザイン性と技術力の高さは、業界に衝撃を与えた。同社の時計部門のトップであるニコラ ボー氏が語る。
「重視したのはシャネルらしいデザインのムーブメントを開発するということでした。そのために、まずデザイン担当者が完成イメージをデザインし、それを実現するよう時計の設計士に依頼しました。通常と逆の手順で開発したのです」
 美しく、モダンでありながら、使いやすい時計というのがシャネルのスタイル。その思想は日本人の精神と重なる部分もあるのでは、とボー氏は続ける。
「日本人ユーザーと接すると、シンプルなのに奥深いデザインが評価されていると感じます。ここ数年高級時計が売れている日本市場は、非常に重要なマーケット。シャネルの時計は日本人に受け入れられるクオリティがあると思っています」

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