歴史あるブランドから
選ぶことも実に大切

株式会社アイネックス 商品戦略部 部長 並木 孝之

矢野時計はパーソナリティを表すアイテムであると同時に、コミュニケーションツールとしての役割を果たす場合があります。「実は私も同じブランドの時計を持っています」といった話から、打ち解けることも多いですから。

篠田そういったシチュエーションを前提に、具体的にイメージされる時計のブランドはありますか??

黒部グランドセイコーなどは非常に好印象を与える一本だと思います。日本を代表するブランドのフラッグシップラインということもあるので。?」と考えますよね。スーツの着こなしや靴などで推察できる部分もありますが、時計のチョイスにはその人のパーソナリティが如実に表れますから。

並木信頼感という意味では断トツの存在かもしれません。矢野GMTくらいのモデルまでなら、価格的にも納得の範ちゅうです。

黒部矢野さんが本日身に着けておられる時計はIWCだと伺いましたが、私達の世代だと、IWCは格式あるブランドとして高い評価があります。確かな作りの機械に加え、控えめで上品な雰囲気も備えていますよね。(笑)。

篠田先ほど価格に関する意見が出ましたが、どういったプライスゾーンが望ましいと考えますか??矢野 スポーツモデルも種類がさまざまですから。大ぶりケースのクロノグラフだと、オフィススタイルにマッチしない場合もあると思います。

ジャガー・ルクルト レベルソ・クラシック・ミディアム

ジャガー・ルクルト レベルソ・クラシック・ミディアム
マスター クロノメーター

半転式ケースの角形時計としてドレスウォッチの世界的定番。SS ケース、縦40.1×横24.4mm、91万5000円
問 ジャガー・ルクルト フリーダイアル0120-79-1833

黒部まず、ビジネスパーソンが着けるべき時計の要素として“安心感”や信頼感”は非常に大事。そしてそういった要素が備わった時計は、きちんとしたリテラシーを持つ時計ブランドでなければ作れません。

矢野つまり、ブランドの選定にもこだわるべきで、予算もそれなりのものになるということですね。

並木例えばスイス御三家と呼ばれるパテック フィリップやヴァシュロン・コンスタンタン、オーデマ ピゲを筆頭に、きちんと歴史を積んだブランドの時計を身に着けることは、その人の見識を言外に物語ることにもなります。

並木格はあるけれどイヤミにならないブランドや時計選びが必要ということでしょう。

黒部そういう意味でいえばIWCやジャガー・ルクルト、オメガにロレックスなどをリコメンドしたい。

並木予算感は人それぞれ。経営者や大手企業の部長クラスならば、多少高額な、たとえば100万円オーバーでも妥当なような気がします。

篠田僕は時計のライターということもあり、複数の腕時計を臨機応変に使い分けていますが、皆さんはどのようにされていますか?

黒部個人的にはビジネス用として、3〜4本を揃えておくのが適当と考えています。普段使いから、やや高級な冠婚葬祭用など。さらに私は服飾関係に従事していたこともあり、服地の種類によっても時計を替えています。

並木装いの基本として、靴やベルトなどの革小物、それに時計やベルトのバックルなどの金属類は、カラーやトーンを揃えるべきという約束があります。

篠田確かにそれらが揃っていると、ビシッと決まった印象になりますね。

矢野私が店頭に立っていた時のことですが、“3シーズン使える物”をお求めになるお客様が少なからずいらっしゃいました。汎用性ももちろん大事ですが、シーズンによって使い分ける楽しみがあっても良いと考えます。

黒部お洒落の基本のひとつとして、季節感の演出は非常に大事な要素です。篠田そうすると、ゴールドやシルバートーンのケースに黒や茶のベルトの組み合わせで都合4本。

並木まず、4本あれば大丈夫だと思います。個人的には夏季を意識したメタルブレスの時計も1本欲しいところですが。

矢野そしてそれらを服装やシーンによって着け替える。小さいことですが周囲の人もそういった心配りに気がつくと思います。

掲載の内容は2016年11月時点の情報です。製品価格は税抜表記となっております。
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