本アンケート調査は2017年4月に実施。従業員3000人以上の企業における課長クラス以上の298人の回答を分析しました。回答者のうち約半数が製造業にお勤めです。
アンケートの回答から見えてくる企業の期待と課題は何でしょうか?
速報!
この速報では各設問ごとに上位5回答をピックアップしています。
「新しい利用用途を開拓する可能性がある」という回答が1位に。ビジネス用途における Microsoft HoloLens への企業の高い期待が伺えます。単独動作するデバイスであることも認知されています。具体的な利用用途についても、特に建築関係や医療関係での活用に関心が多く寄せられました。また、遠隔地とのコラボレーションの用途においても期待が高まっています。
1位は「装着時にどのように見えるのか」ということでした。操作方法についても具体的なイメージが知りたいという声が多くありました。実ビジネスへの投入にあたり確認したい重要事項のようです。 Microsoft HoloLens は現在品川のマイクロソフト本社で体験ができますが、今後はより広範な場所で、簡便に見え方・操作方法の体験ができることが望まれています。
「必要なアプリケーションがインストールされた状態」が1位に。導入してすぐに使える状態が望まれています。業種業界別のアプリケーションの充実や、開発体制の整備が課題となりそうです。逆に言えば、企業の期待としては“必要なアプリケーションさえあれば、使ってみたい”という意向や、“アプリケーション開発は極力省力化し、このデバイスを用いたビジネスそのものに注力したい”意向が伺えます。
価格についで意見が多く上がったのが「投資対効果の明確化」でした。自社の事業戦略の中でどう位置付けていくのかという議論や、先行事例における導入効果の情報収集が必要となりそうです。前述のアプリケーション開発の工数にも関連するところですが、ビジネス革新における先行投資として、取り組みの意義やゴールを明確化し、社内のコンセンサスを得ることが必須と言えそうです。
より詳細なアンケート調査レポートを“ Microsoft HoloLens 特設ポータル ”に掲載しています。あわせて日本マイクロソフト社のキーパーソンへの直撃インタビューにより、アンケートで寄せられた疑問や課題について掘り下げています。ぜひご覧ください。