Mixed Realityから始まる産業革命

ニューノーマルの時代をMixed Realityで切り開く

新型コロナウイルス、相次ぐ自然災害や異常気象、貿易摩擦など、今日のビジネス環境はかつてないほど不確実な状況にある。これを一過性のものと考えず、新たな常識「ニューノーマル」ととらえ、不安定な環境下でも事業を継続できる基盤作りがあらゆる企業に求められている。
ニューノーマル時代に、Mixed Reality(MR)はどのような役割を果たしていくのだろうか。その使命やコンセプトについて、日本マイクロソフトへの取材を通して紐解いていく。

不測の事態が常態化するニューノーマルの時代

新型コロナウイルスの影響で人の移動が制限され、生産現場に中断や遅れが生じている。事業の継続が危ぶまれるだけでなく、人材育成や能力開発にまで影響が出ている。
問題はコロナ禍だけではない。自然災害や異常気象により、社会インフラが頻繁に停滞している。また、国家間の対立による貿易摩擦も起きている。ビジネス環境は前例がないほど不確実な時代に突入している。
企業はこうした不確実なビジネス環境をニューノーマルととらえ、不測の事態が起きても安定的に事業を続けられる仕組みや能力を身につける必要に迫られている。
マイクロソフトは、ニューノーマルの時代に果たすべき貢献を「Remote Everything」「Automate Everywhere」「Simulate Anything」という3つのキーワードにまとめた。

マイクロソフトがニューノーマルの時代に果たす3つの貢献

現場のデジタル変革をMRで一気に進める好機

「Remote Everything」とは、コロナ禍で余儀なくされた人と人の「距離」を、「制約」から「価値」へ変換するという意味だ。
現場に人が集まれなくなったことで、MRの活用が一気に加速している。現場にいる担当者が「Microsoft HoloLens 2」を装着し、1人の専門家が「Dynamics 365 Remote Assist」を通じて多数の現場を同時に支援し、熟練者の知見を何倍にも有効活用する企業が増えている。また、MRによる遠隔支援だけで、海外に生産ラインを立ち上げる事例も出始めた。
ニューノーマルの時代には、これまでの常識が通用しなくなる。これを悲観するのではなく、逆に好機ととらえてファーストラインワーカーのデジタル変革を一気に進め、ビジネスを加速する企業が増えている。ニューノーマルの時代に存在感を示すのは、距離を価値に変えた企業だ。
一方、「Automate Everywhere」とは、不測の事態が起きても業務停止や機能不全を起こさず、ものごとが滞らない世界を作ることを意味する。
HoloLens 2 と「Dynamics 365 Guides」を組み合わせてセルフラーニングのシステムを充実させ、不測の事態が起きても人材教育や能力開発を維持できる仕組みを構築している企業がある。先生が人としてそこにいなくても、いるかのようにわかりやすく、何度でもトレーニングを受けることができる。MRを活用したこのような自動化は、今後、様々な領域で進むだろう。
「Simulate Anything」とは、前例や経験のないビジネス環境下でも、未来を的確に予測し、より確実な方向性を見出せる基盤を作るという意味だ。
不測の事態が常態化するニューノーマルの時代にあっても、私たちは膨大なデータを取得し、それを高速かつ詳細に分析することができる。そうした分析から明らかになる新しい事実や情報は、HoloLens 2 を装着したファーストラインワーカーの視野にすばやく反映され、次の行動へと生かされるようになるだろう。

以上の3つのコンセプトにしたがい、マイクロソフトは「HoloLens 2」を中心とするMRのアプリケーション群をさらに充実させ、製造、医療、建設ほか、様々な現場のデジタル変革を支援していく。
Remote Assist や Guides を当たり前のように利用し、膨大な情報をシンプルに活用しながら、効率的に仕事をこなしていく。そんな働き方が、ファーストラインワーカーのニューノーマルになっていくだろう。

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