ペットがしあわせに過ごすために飼い主が知っておきたい食事のこと

世界統一基準の品質で作られる信頼性の高いペットフード

ロイヤルカナン ジャポン社長 山本 俊之氏

ロイヤルカナン ジャポン社長 山本 俊之氏

竹内現在私が飼っている猫の内の1匹は15歳のメスで、高齢で甲状腺にも疾患があるんですが、偶然にも獣医師と相談してロイヤルカナンの療法食を食べているんです。確かロイヤルカナンはフランス発祥ですよね。

山本当社は1968年、ジャン・カタリーという南フランスの獣医師によって設立されました。当時、飼い犬として欧州で主流だったジャーマンシェパードには、皮膚疾患が多かったのですが、この原因が人の食事の残り物を食べていることだと考えた彼は、試行錯誤の末、ドッグフードを作った――。それがロイヤルカナンのはじまりです。以来、「ペットの健康の根本にあるのは食である」という考え方の下で、49年間ペットフードを作り続けています。そして、私達には「Dog & Cat First(すべては犬と猫のために)」という価値観がありますが、それを追求すると、個々のペットに異なる栄養ニーズを満たす必要があることが分かってきた訳です。その実現に向けて、取り組みを行ってきた結果、犬種や猫種、ライフステージ、身体のサイズ、ライフスタイル、健康状態などに合わせて、どんどん製品の数が増え、現在では200種類以上の製品を提供させていただくようになりました。

竹内最初は治療の一環だった訳ですね。その他にも何か特徴がありますか?

山本先ほど味や香りのお話をしましたが、消化の部分に関してもこだわっています。具体的には、フードを丸呑みせずきちんと噛むことを促す粒の形にしたり、たんぱく質の消化率が85%以上という高い消化性を持つ原材料のみを使うなどの取り組みを行っています。

石田私は1度ロイヤルカナンのフランスの工場を見学したことがありますが、トラックが原材料を運んできてもすぐに荷卸しをさせないんです。まずサンプルをとって検査を行って、チェックに合格しないと荷を降ろさない。

竹内かなり徹底していますね。

山本やはり「安心・安全な原材料のみ搬入する」というのは、品質管理の一番初めの重要な部分ですから非常にこだわっています。原材料は我々が厳選した認定したサプライヤーからのみ仕入れていますが、万が一基準にそぐわないものがあった場合に、厳密な検査により除外するようにしているのです。また、原材料と出来上がった最終製品にはロット番号を振り、トレーサビリティも確保しています。なお、これらの取り組みは、フランス工場だけでなく、世界中にある13の工場すべてで同じ基準で行っています。

科学的見地により、ペットフードにイノベーションを起こす

竹内私はサイエンス作家として、最新の科学の話題やテクノロジーを紹介するのが専門ですが、ペットの世界では、現在どのようなテクノロジーが話題なのでしょうか?

石田人間並みの高度医療がペットでも実現できるようになっていますね。例えば脳を開けて腫瘍を取るということもできます。また再生医療に関しても、幹細胞を活用した治療など、盛んに行われています。

山本ペットフードに関しても、進歩している科学技術を活用した開発が行われています。我々の例で言いますと、例えば食物アレルギーを起こすタンパク質をアミノ酸レベルまで分解することで、アレルギー症状が出にくいフードを開発、提供しています。

石田我々獣医師は、食物アレルギーがあると除去食試験といって抗原になるものが含まれない食事を与えますが、これまでは「鶏肉を食べているようだから、他の肉でやってみよう」というように手探りで行ってきました。現在では抗原性のないロイヤルカナンのフードが使えるので、非常に助かります。

山本ありがとうございます。

石田それとロイヤルカナンのフードの特徴を一言で表すと「フランス料理」ということなんですね。作っているのがフランス人だからか、味を第一に考えているんです。猫の腎臓病食では、とにかくたんぱく質とリンを低めにしなければいけないのですが、猫はそれが低いと食べたがらない。それでも猫がすすんで食べる味わいを実現しているのがすごいですね。科学的に安心・安全が担保されていて、猫がよく食べるということが両立できている。

山本先生には「フランス料理」になぞらえていただきましたが、私は「ロイヤルカナンのペットフードづくりは、京菓子にもなぞらえられる」と思っています。「京菓子」の創造的価値は、素材・レシピが持つ“サイエンス”と、古事・和歌にまつわるストーリーという“アート”的要素が融合して生まれるわけですが、私たちのフードも、栄養素・レシピが持つ“サイエンス”と、ブリーダー等、専門家の持つ観察眼という“アート”的要素が融合して生まれるからです。

竹内「フランス料理」と「京菓子」ですか。なるほど、妙に腑に落ちるところがありますね。さて、今日はお話を伺って、我が家の猫の食事が、獣医さんに相談した結果、ロイヤルカナンの療法食に落ち着いたという事実は、偶然ではないなという感じがしています。元々、ペットのための安全な食事というところから始まっていて、ペット第一という哲学があることが分かり、「これからも安心してウチの猫に与えられるな」ということを強く感じました。

ペットの健康を第一に考えた安心·安全なロイヤルカナンのペットフード

「すべては犬と猫のために」という理念の基、科学と観察を通して深めた、犬と猫のニーズに関する知識をもとにペットフードの開発を行うロイヤルカナン。具体的には、フランスと米国にあるペットセンターで、専門家が26種160頭の犬と15種180頭の猫を日々観察し、フードの嗜好性、消化性などの摂食行動を分析。さらに世界の獣医師、ブリーダー、動物栄養学者など専門家とも連携し、研究を行っているという。
 そのようなプロセスを経て、誕生した製品は現在200種類以上。犬種・猫種、身体のサイズ、成長段階、ライフスタイル、健康状態など、あらゆる栄養ニーズに応えられるよう、バラエティに富んだフードを提供している。
 また、原材料に100%サステイナブル(持続可能)なものをしていく研究を進めたり、製造工程からの化石燃料と地球温暖化ガスの削減をするなど、サステイナビリティ(持続可能性)実現に積極的に取り組む企業としても広く知られている。