2017年度マーケティング&セールス戦略読本

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転換期を迎えたインターネット広告データを起点に何ができるかを考える

株式会社フリークアウト

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これまで主に販売促進のために使われてきたインターネット広告。それが今、変わりつつあるという。メディアの利用時間が、20代ではインターネットがテレビを超えてしまっているのだ(総務省「情報通信白書平成28年版」)。こうした中、今後のインターネット広告の使われ方について、データ蓄積・管理のDMPと広告配信のDSPを提供し、データ分析を起点としたマーケティング支援を行う株式会社フリークアウト鈴木氏にお話をうかがった。

消費者の可処分時間が細分化

フリークアウトは、2010年に国内初のDSP事業者として創業し、2016年にはスマートフォン領域における広告効果に特化したモバイルマーケティングプラットフォーム「Red」をローンチした。「Red」は、業界最大級のモバイル広告枠を保有し、LINEの提供する「LINE Ads Platform」(Red経由でのLINE広告枠在庫買い付けが対象)へ唯一広告配信が可能なプラットフォームである。また、現在はスマートフォン領域以外の消費者接点の最適化にも取り組んでおり、日本交通グループのJapanTaxi株式会社と合弁会社を設立し、「TokyoPrime」というタクシー車両に搭載するデジタルサイネージ広告を企画・販売している。
「TokyoPrime」の特徴について、鈴木氏はこう語る。「広告産業ではユーザーの1日の可処分時間からメディア接触時間をどれくらい取れるかが一番重要なポイントです。近年、消費者のメディアとの接触は小刻みに行われるようになってきています。今までのように1日3時間続けてテレビを見るのではなく、信号待ちで2分、電車を待っている35秒だけWebを見るという感じに。このような中で、LINEは移動時間や家にいる空時間など頻繁に使われており、LINEに広告を掲載できれば、ユーザーの可処分時間の多くを、新たなタッチポイントとして確保することが可能になります。その延長線上にタクシーがありました。タクシーの平均乗車時間は18分くらい。そこに広告とユーザーとのタッチポイントが生まれると思っています」

インターネット広告の変化の兆し

インターネット広告の現状を鑑みると、現在は販売促進のキャンペーンに使われることが多い。投資に対して効果がすぐ見える広告が、大半を占めているのである。その理由を鈴木氏はこう語る。
「インターネット広告は、広告費をどれだけ使ったら、どれくらいの効果があったかが見えやすいのが特徴です。たとえば、広告費に100万円を投資したら、ダウンロード数が2,000あったという形です。今のところ広告・宣伝のアドスペンドは、テレビの方に比重が置かれていますが、メディア滞在時間がインターネットへ移る中、インターネット広告での商品のブランディング活用がより加速していくでしょう」
現在、インターネットの利用デバイスの主流も、PCからモバイルのブラウザ、ブラウザからアプリへと移っている。データの視点から言うとPCやモバイルのブラウザはcookieだが、アプリはcookieではないので、現状では分断されている状況だ。そのため、フリークアウトではDMPの一環としてcookieとアプリの識別子をつなぐ技術を開発している。
「この技術が開発されれば、アプリのユーザーがブラウザではこの人、ブラウザのユーザーのこの人はアプリのIDはこれと識別することができるようになります。今、40~50%くらいは連携できるようになっているので、もう少しのところまで来ています」(鈴木氏)

データを起点にしたブランディング

フリークアウトの顧客は、飲料、食品メーカー、消費財、自動車などのナショナルクライアントが多い。そのため、消費者に届くまでの距離・時間が長いプロモーションをサポートする事が多い。たとえば、メーカーの場合、卸があって、小売店があってやっと消費者に届く。クライアントの行っているプロモーションの因果関係が、非常に複雑でわかりにくい。
そうした業界に対して、DMPを起点にしたプロモーションやブランディングを提案している。デジタルではターゲティングも、首都圏在住の30代の女性というように細かく設定できる。
広告の検証の方法でも、デジタルではトラッキングが行えるので、だれがどう動いたかもわかる。最近では実購買もトラッキングできるという。
「ブランディングの手段として、まずはテレビが選ばれることの1つに、テレビCMを打つと流通が動くから、という理由があるかと思います。棚取りのための通貨として、GRPが使われている。デジタルはバイヤーに対して、そこまでの影響力をまだ持っていません」(鈴木氏)
しかし、今後はインターネットがメインストリームになることは間違いないだろう。

デジタルマーケティングの成功のために

「この2~3年くらいはDMPの活用が大きく進んできました。その中ですでに成功している会社は、社内にDMPを取り扱う専門の部門があります。逆にいうと、プロモーションを横断的に扱う組織を持っている企業しか、成功に繋がる活用が進んでいません」(鈴木氏)
デジタルマーケティングは、専門的な知識がないとデータをうまく活用できない面があるようだ。
鈴木氏はこう締めくくる。
「弊社では、生活者の可処分時間におけるタッチポイントを増やすため、日々技術開発しております。生活者とのタッチポイントがメディア化する活動や、広告媒体についても様々なメディアとのアライアンスにも注力しています。弊社の立ち位置は、媒体そのものでも広告代理店でもない。その中間に位置する、メディアと広告主を繋ぐ事業者になるので、媒体を横断的に見ることができます。データを活用したブランディングやマーケティング戦略に興味のある方は、ぜひお問い合わせください」

株式会社フリークアウト
営業本部 アカウントマネジメント局 局長
鈴木 司氏

株式会社フリークアウト

代表取締役社長
時吉 啓司
設立
2017年1月
本社
東京都港区六本木 6-3-1 六本木ヒルズクロスポイント5F
事業内容
DSP, DMP の国内外での開発、販売
DSP システムの OEM 提供
広告配信コンサルテーションの提供
お問い合わせ先
https://www.fout.co.jp/freakout/contact/
03-6721-1742

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