腕時計群雄割拠時代のビジネスウォッチ傑作選

watch08

PARMIGIANI FLEURIER

トリック クロノメーター

1996年の創業時に発表されたパルミジャーニ・フルリエのファーストモデルが、現代的な意匠を伴い3針モデルとして復活。ゴドロン装飾のケースデザインは、腕にした状態で薄く見えるように計算されている。ストラップにはエルメス製レザーを使用。自社製自動巻きのCal.PF331を、厚さ9.5mmの薄形ケースに搭載。価格も極めて戦略的だ。
自動巻き、18KWGケース、径40.8mm、184万円

複雑時計の名手が作るベーシックの傑作

 知る人ぞ知る一流時計メゾン、パルミジャーニ・フルリエ。複雑時計製造を得意とする同社だが、実はベーシックな時計も評価が高い。中でも「トリック クロノメーター」は、ミシェル・パルミジャーニが創作したファーストモデルを、現代に合わせて蘇らせた、今季注目の3針モデルだ。
 「トリック」とは、古代ギリシャ・ローマ建築に見られる円柱の柱礎を指す。円柱というモチーフを、ベゼルに刻み模様を施したゴドロンケースのデザインには、ミシェル・パルミジャーニの美意識がいかんなく盛り込まれている。また、ツヤを抑えた黒文字盤も、下地の質感を巧みに残すことで、見る角度によって表情を大きく変える仕様にしている。これら丁寧な仕立ては、一流メゾンならではと言える。
 決して派手ではないが、奥深い魅力を持つこの時計。凝った作りを持ちながら、価格はアンダー200万円。目が肥えた人には、またとない1本となるはずだ。

問い合わせ先/パルミジャーニ・フルリエ・ジャパン
☎03-5413-5745
PC向けページを見る