BUSINESS × AUDEMARS PIGUET|一流はなぜオーデマ ピゲを選ぶのか

時計が“ものを見る目”の確かさを示し、
ビジネスでの信頼を深めてくれる

バナーアセットマネジメントジャパン 代表取締役社長

磯野史雄 氏

https://www.bannerassetmanagement.com/

写真/田川友彦 取材・文/いなもあきこ

オーストラリアのメルボルンに本社を構える金融機関、「バナーアセットマネジメント」の日本代表を務める、磯野史雄氏。その腕でビジネスを支えるのは、オーデマ ピゲの「ロイヤル オーク・オートマティック」だ。ステンレススティールのケースと18Kピンクゴールドのベゼルというバイカラーが、ビジネスシーンを上品かつ華やかに彩る。

「私どもの個人投資家の主軸である富裕層の方々は、審美眼にも長けていらっしゃる場合が多いんです。たとえば時計には興味がなくても、美術品がお好きだったりする。そうした方から、『磯野くんの時計はオーラがあるね』とよくお褒めいただきます。それは恐らく、この時計の持つ唯一無二のデザイン性や作り込みの細やかさが生み出すもの。たとえば、丁寧に磨き上げられたブレスレットの質感もその一つです。ある意味、時計を通じてお客様に僕の『ものを見る目』を信用していただき、ひいては僕自身やビジネスに対する信頼も深めていただいているように感じます」

バナーアセットマネジメントとは、リーマンショック以降、オーストラリアの銀行が原資不足によって企業向けに潤沢に融資できなくなったという背景のもと、現地金融当局の特別な認可を得て作られた金融機関。2009年、オーストラリアの不動産開発への融資に特化して本格的に開業した。

「我々には2種類のお客様がいます。まず、融資の元になるお金を出してくださるお客様。世界各国の金融機関やヘッジファンド、年金基金などの機関投資家、そして個人投資家の方々がこれに当たります。次に、そのお金を借りてくださるお客様で、これはしっかり担保が取れるオーストラリアにおける不動産開発プロジェクトが対象です。我々は両者を仲介し、必要な手数料を頂き、出資者に還元しているんです」

融資案件を事前に入念に審査し、取捨選択。融資を行った後も、資金の流れやプロジェクトの進捗状況までチェック、ファンドマネージャーをプロジェクトごとに置くことで徹底した管理を行うのが、一般的な銀行との大きな違い。ファンドの設定以来、出資者への平均利回りは年13.7%で推移。加えて設定した月を除き、単月で一度もマイナスを出していないという実績から、事業の安定性が伺える。

「ロイヤル オーク・オートマティック」。18Kピンクゴールドとステンレススティールのバイカラーが、ビジネスシーンにもカジュアルな服装にも合う。
現在、所有するオーデマ ピゲは7本ほど。
左から、ホワイトセラミックの色と質感が美しい「ロイヤル オーク オフショア・ダイバー」、1888年創業のスイスの時計宝飾店「ブッフェラー」向けの300本限定モデル「ロイヤル オーク オフショア・クロノグラフ」、通常ケースバック側に隠れたムーブメントを文字盤側に配置した2011年発売の「ミレネリー 4101」。

「この会社に携わる前、僕はいわゆる外資系投資銀行の金融マンでした。当時、デリバティブなどの金融商品が氾濫していく中で金融経済が実体経済を超えていき、僕自身、経済の実態をリアルに理解できないことに違和感があったんです。そんな折、リーマンショックが起こった。その反省を踏まえて我々は基本に立ち返り、実体経済に基づく金融を実践しています。何が起きているのか肌で感じられるから、びっくりするほど大儲けすることはなくても着実にコツコツと増えていく。非常にクラシックかつアナログですが、これが今の自分の感性には一番しっくりくるんです」

時計でも仕事同様アナログな機械式を愛する磯野氏は、腕時計好きだった祖父と父との薫陶を受けて育った。最初に手にしたオーデマ ピゲの時計は「ロイヤル オーク オフショア・クロノグラフ」のファーストモデルで、次が「ロイヤル オーク・クロノグラフ」。その後も様々なブランドの時計を買っては一部を手放すということを繰り返したが、2、3年ほど前、気がつけば手元に残っているのは祖父や父の形見分けの時計と、オーデマ ピゲだけになっていた。

「仕事の際、オーデマ ピゲを着けていると、時計にご興味のあるお客様の場合は当然関心を示してくださいます。すると、オーデマピゲは創業以来ファミリーオウンで、しかも今なお創業者一族が経営に参画しているというブランドストーリーをお話しできる。また高級時計はプレシャスメタルを使うのが当たり前だった時代に、世界で初めてステンレスを採用したというイノベーティブな面にも触れることができます。この2つは、僕自身事業継承者として、また経営者として非常に共感する部分でもあります」

「結婚や出産、大きな仕事を成し遂げた時などの節目に時計を買うという話をよく聞きますが、僕は一切そういうことにこだわりません。単純にその時計が欲しいと思い、実際に手に入れるチャンスがあるかどうか、だけ。自然の力で導かれることって、あると思うんですよ。世界や社会といった大きな流れの中で、何かが起きる気配を感じ取り、それを自分の手でしっかりとつかまえたい。それはビジネスでも時計選びでも同じです」

お問い合わせ先

オーデマ ピゲ

https://www.audemarspiguet.com/jp/

制作=プレコグ・スタヂオ