特別インタビュー エクイニクス・ジャパン Vol.2 〜世界とビジネスをつなぐグローバルリーダー〜 ビジネスのデジタル化を加速させ いち早く世界の顧客にサービスを届けるには

デジタルビジネスの基盤としてのグローバルICTインフラサービス

エクイニクス CMO(チーフマーケティングオフィサー) サラ・バアク氏
エクイニクス CMO(チーフマーケティングオフィサー) サラ・バアク氏

菊池今年創業20周年を迎えたエクイニクスですが、近年、さらにビジネス成長が加速しています。この背景をどのように分析していますか。

バアク世界規模でデジタルトランスフォーメーションが進行しています。現在のデジタル社会においては、ビジネスは国や地域の枠を超えて生まれ、様々な企業や組織、技術が結びついて成長していきます。

エンドユーザーは、世界中の様々なサービスを自由に選択し、どこからでもリアルタイムで利用したいと考えます。そうしたニーズに応えるため、企業はサービスの提供方法と、その実現のためのICTインフラを大きく変えていかなければなりません。グローバル規模でのサービス提供を前提としたビジネス構築が求められているわけです。実際、様々な調査においても、昨今の通信トラフィック量は国内に比べてグローバルなものが大きく増加傾向にあります。

クラウド利用が加速し、オープンイノベーションの取り組みが活発化していることからも明らかなように、企業は社外のリソースやサービスを有効活用しながら、スピーディに、競争力のある優れたサービスをいかに生み出すか、ということを考えるようになっています。

菊池そのような要求に応えるのがエクイニクスのICTインフラというわけですね。

バアクエクイニクスは、グローバルICTインフラプロバイダーとして、世界の主要52都市を含む200拠点にデータセンターを展開し、それらのデータセンター間をつなぐ安全で高速な閉域網による接続サービスを提供しています。アジア・パシフィック、欧州、北中米・南米のそれぞれの地域において、国内また国境を越えたデータセンター間の相互接続サービスを開始しており、将来的にはグローバル規模でデータセンターを相互接続させる予定です。エクイニクスのお客様は、このプラットフォーム上で、迅速にICTインフラをグローバル展開することが可能です。海外市場でのニーズに対し、いち早く新しい競争力のあるサービスを構築することができます。

エクイニクスは、「Amazon Web Services」「Microsoft Azure」「Google Cloud」といったクラウドサービスへの直接接続サービスを提供しています。また、金融、製造、流通など各業界においては、関連する企業がお互いのシステムを直接接続し、ビジネスのエコシステムを形成しています。エクイニクスのグローバルICTインフラ上では、お客様はこれらの世界規模のビジネスエコシステムに参加することができます。


グローバルカバレッジと相互接続性 創業から一貫した投資姿勢

日経BP社 日経BP総研 イノベーションICTラボ 上席研究員 菊池 隆裕
日経BP社 日経BP総研 イノベーションICTラボ 上席研究員 菊池 隆裕

菊池グローバルに進行するビジネスのデジタル化に対し、最適なICTインフラを提供できること。それが、エクイニクスが成長している理由なのですね。では、なぜエクイニクスは、そうしたサービスを提供できるのでしょうか。

バアク実は、私は以前、エクイニクスのライバルに当たる会社で働いていました。約20年前の話ですが、当時の私のミッションの1つはエクイニクスのビジネスを分析することでした。設立されたばかりのエクイニクスが大きな話題となっており、実際、たくさんの顧客を奪われていましたから。

菊池非常に興味深い経験ですね。

バアク当時の顧客はネットワークキャリアが中心でした。エクイニクスはインターネットを拡大する上で、その課題を解決するために設立されたからです。その後、様々な業種の企業にビジネスを拡大してきましたが、その間もエクイニクスは一貫して、「グローバルカバレッジ」と「相互接続性」に注力した投資を継続してきました。ICTインフラサービスの提供は大きな設備投資が前提となります。この歴史と継続性はエクイニクスの1つの強みといえるでしょう。


海外展開を進める日本企業の最適なパートナー

菊池2017年1月に日本のデータセンタープロバイダーであるビットアイルを統合しました。以来、エクイニクスは日本市場でのビジネスを活発化させていますね。

バアク少子高齢化と社会の成熟化が進行する日本では、多くの企業がビジネスの海外展開を進めています。それをエクイニクスがお手伝いできると考えています。

海外のビジネス機会に効率的に対応するためには、本社にICTリソースを統合させた集中型のアーキテクチャではなく、ビジネスを展開する各地にリソースを最適に配置した分散型のアーキテクチャが必要です。しかしながら、ICTインフラを海外で新たに調達し、既存システムと連結、統合させるには多くの時間と工数がかかります。エクイニクスは同じ設計思想とサービス仕様によるデータセンターを世界200拠点に展開し、またその間の相互接続サービスを提供しています。エクイニクスを利用すれば、短期間に柔軟で効率よくビジネスを海外展開することができます。ビジネスのグローバル化を進める日本の企業にとって、最適なICTインフラパートナーになれると確信しています。

また、日本のお客様向けにシステム設計、構築、運用をお手伝いするマネージドサービスを用意しています。これは2017年に統合したビットアイルのサービスを引き継いだもので、日本のビジネス環境や日本企業のニーズに基づいたサービスメニューとプロフェッショナルIT人材により、お客様のビジネスを支援します。

菊池今日、海外への事業展開はもちろんのこと、ビジネスのデジタル化があらゆる産業に及んでいます。多くの企業にとってエクイニクスは重要な存在となりそうです。最後に日本企業に向けたメッセージをお願いします。

バアク今回、私と菊池さんがお話ししたテーマは、いわば拡大するデジタル社会におけるビジネスのチャンスとリスクを示しています。この潮流は大きなチャンスであると同時に、乗り遅れると一気に瀬戸際に追い込まれるリスクでもあるのです。ぜひ、適切なパートナーを選び、そのチャンスをつかみ取っていただきたいと思います。エクイニクスは、人、企業、サービス、デバイス、あらゆるモノやコトをつなぎ、多くのお客様のデジタルビジネスに貢献できることを願っています。


お問い合わせ

エクイニクス・ジャパン株式会社
TEL:03-5657-1300
URL:https://www.equinix.co.jp/
E-mail:sales-jp@ap.equinix.com