働き方進化論 -「働き方の変化」を「ビジネスの成果」に結びつける方法とは-

SPECIAL REPORT ベンチャー飛躍の舞台裏:20 Special Report 眠れる“現場力”を呼び覚ませ! 労働力人口の80%にもなる最前線パワー、見捨てていませんか? Behind the scenes of venture leap

現場における企業ビジョンの理解と共有

A百貨店では現場を含めて会社全体としての文化や一体感の醸成を目的に、SharePoint により社内ポータルサイトをリニューアルした。社長のメッセージや年頭訓示、月次のコメント、社長と現場スタッフとの対談などのコンテンツを通じて、経営の思いや考えをタイムリーに現場でも共有できるようになり経営ビジョンや経営方針に対する理解が深まった。また最新の商品情報やノウハウはもとより他部署の社員とのコミュニケーションなど、社内ポータルサイトにアクセスし会社の様々な情報を共有することにより、非正規社員も多い現場の帰属意識が高まり、モチベーションの向上にもつながっている。

SharePointによって社内ポータルをスピーディに立ち上げられる。経営ビジョンの伝達、新商品の紹介、業務ノウハウの共有など多角的なコミュニケーションを支援。

本部と現場の双方向コミュニケーションの実現

指示をする本部と指示を受ける現場ではコミュニケーションの壁が存在していたが、チャットベースのワークスペース Teams の利用により組織的な壁を超えてチームとしての一体感を実現できた。例えば、本部の企画部門と現場の販売員が一緒に企画の立案を行った際、チャットで会話をしていく中でアイデアがどんどん広がり、実際の売場の写真を使って意見交換を行うことにより具体的にイメージを描くことができた。キャンペーンによる売上げの推移やアンケート結果もグラフ化して共有できるため、次のステップに向けて課題も見えてきた。

Teams は店舗内では店長とマネージャー、販売員の間でも利用されている。当然スマートフォンでの利用に対応しているため、現場ではコンシューマー向けのSNSアプリを使う必要もなくなった。

全社統一のセキュアなコミュニケーション基盤として誰もが利用できるため、本部と現場、さらに現場と現場をつなぐコミュニケーションの量と質が圧倒的に向上した。

Microsoft Teams を現場で活用すれば、チャットをベースにしながら画像や分析レポートなどを共有し、 意思決定や試作検討がタイムリーかつスピード感を持って行える。

隙間時間を上手に使って現場スタッフのスキルアップ

マネージャーも現場も忙しい中、教育用のマニュアルを用意したり、実際に販売員を集めて研修を開催するのは容易なことではない。研修動画を DVD にしたこともあったが、貸し出し中の場合は待たなければならず、また、コンテンツの準備に手間と時間がかかるため、現場の実情に即しない古いコンテンツを使わざるを得なかった。

そこで Microsoft 365 F1 の機能の1つ、社内で動画を共有できる Stream を利用することで、マネージャーや現場リーダーがスマートフォンで撮影した動画をアップロードするだけで、教育コンテンツを簡単に展開・共有できるため教育の質もスピードも向上した。現場の販売員はスマートフォンさえあれば、いつでもどこでもトレーニングを受けることができるため隙間時間を活用して各自がスキルアップを図っている。今後、売上げトップの販売員によるセミナー動画など、教育コンテンツも拡充していく予定だ。

動画のサムネイルが並ぶ Streamの画面。動画コンテンツはスマートフォンからも気軽にアップロードでき、情報発信のための特別なスキルを必要としない。

本部と現場を双方向で結んだ“面の力”で競争力を強化

A百貨店のケースのように、「 Microsoft 365 F1 」の導入は、現場が点として孤立することなく、本部と現場を双方向で結んだ“面の力”によって、お客様満足度向上、競争力強化を強力に支援する。

同時に、こうした組織全体をカバーするコミュニケーションプラットフォームの構築は、“シャドー IT ”の徹底排除にもつながる。現場業務においては通常、コンシューマー向けの SNS アプリの利用は禁止されていることが多いが、その利便性のために、現場スタッフが勝手に使いだす例は枚挙にいとまがない。しかし日常生活の延長線上で利用してしまうことは、顧客情報や機密情報の漏えいにつながるリスクが避けられない。そこで、セキュアな環境のもと、本部と現場が必要とするすべてのツールをセットで導入することにより、ガバナンスの強化が図れる。

Microsoft 365 F1 は、更にデバイス管理機能も含まれているため、モバイルデバイス利用時の個人環境へのデータ持ち出しを禁止したり、デバイス紛失時にはリモートで会社データを削除できる。全社コミュニケーション基盤の構築とセキュリティ対策を同時に実現できるのは Microsoft 365 F1 ならではの価値といえる。

冒頭述べたように、労働人口の80%は現場に集中している。その眠れる力を呼び起こせるかどうかが、今後のビジネスを左右するといっても過言ではない。セキュリティを担保しながら、真の現場力の創造を支援する Microsoft 365 F1。企業の“顔”となる現場スタッフの、そして企業全体の力になることは間違いない。

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