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社員を幸せにしたい 会社がすべきこと

Vol.2 事業承継で慌てる経営者 突然訪れるリスクにどう備える? エヌエヌ生命保険 チーフマーケティングオフィサー 信岡良彦氏に聞く 《後編》

M&Aで売却に成功した会社は
保険に加入していることが多い?

伊藤(後継者が見つからずに会社を売却するといった)中小企業のM&A(合併・買収)が増えてきました。こうした場面でも保険が役立つことはありますか。

信岡会社を売却する際には、財務状況が良くないといけません。実際、M&Aで売却が決まった会社は、高確率で法人向けの生命保険に加入しています。保険が、自己資本の充実や設備の更新による競争力向上にも使えることを知っているのです。

伊藤後継者がどうしても見つからないので、会社を売却するという経営者は増えています。実際にM&Aで売却できるような会社は、長期的な視点で財務内容を考え、法人向けの保険に加入されているケースが多いのですね。

信岡当社でも、M&Aや親族以外の人が会社を継ぐケースをサポートできる商品やサービスを検討していきたいと考えています。

伊藤最後に、欧州生まれのエヌエヌ生命が、なぜ日本の中小企業に特化した保険を主力にしたのでしょうか。

信岡当社は1986年に日本で営業を始めましたが、最初はガソリンスタンドで個人向けの保険商品を販売していました。その後、税理士事務所などに代理店をしていただいて販路を広げました。この過程で、税理士や公認会計士の先生方から中小企業にはこんな保険が必要だと提言を受け、中小企業に特化した法人向けの生命保険を手掛けるようになったのです。

当社は全国のほとんどの都市に拠点があります。その中で、企業経営を熟知した代理店の皆様やお客様から教えていただきながらビジネスモデルを築き上げてきました。

社員たちも、日本を支える中小企業のサポートができることに誇りを感じています。これからも真の「中小企業サポーター」をめざし、中小企業を次世代につなぐお手伝いをしていきます。

(構成:吉村克己、編集:日経BP総研 中堅・中小企業ラボ)

日本電鍍工業の伊藤社長(左)とエヌエヌ生命保険の信岡CMO(右)