トップに訊く インフィニオン テクノロジーズ ジャパン株式会社 代表取締役社長 川崎郁也氏 開発部門での豊富な経験を生かし製品供給力の向上、国内解析の強化 新たな時代を切り拓くパートナーに

明確な戦略のもとビジネスを実行

半導体、エレクトロニクス業界での30年以上の経験を経て、本年3月、ドイツに本社を置く当社の社長に就任しました。インフィニオンは慎重かつ戦略的な会社だと感じています。議論は全員一致になるまで検討を重ね、実行プロセスも緻密です。フォーカスしているのは自動車やインダストリアルで、ひとつの製品を浸透させていくのに5年から10年の長いスパンで取り組みます。そこではお客様との長期的な信頼関係が重要なので、丁寧なやり方はマーケットに合っているのだと思います。

私は長い間、エレクトロニクス関連の開発に携わってきました。最も重要な仕事はお客様のところへ行くことでした。そこでニーズをとらえ、規格を決めて、売り込みに行き、フィードバックをもらう。社長になった今、私には技術のバックグラウンドがあってこその強みがあり、ユーザー企業の視点も持ち得ています。ディテイルが違ってもこれらの経験は生かせると考えています。

産業・社会の大変革期に重要な役割を担う半導体

今の時代は大きな変革が同時に起こっています。まずは電動化と自動運転が進む自動車。電動化にはインフィニオンが大きなシェアを持つパワー半導体が必要で、モーターを駆動させるために欠かせません。パワー半導体を使わないと車が作れない状況になってきており、需要は急拡大しています。

一方、先進運転支援システム(ADAS)と今後加速が進む自動運転では、周囲の状況を把握するセンシングが重要になります。そこではレーダーなど、インフィニオンが実績を有するセンシング技術が大きな役割を果たします。

インダストリアル分野も同じことが言えます。急速な成長を遂げている再生可能エネルギーでは電力を溜める蓄電池が大きな役割を果たしており、そこでもパワー半導体が使われます。また、ロボットや産業機械、工具などでも電池駆動が増える中、電池とモーター制御のためのパワー半導体の需要が大きく拡大しています。

さらに、ビッグデータの処理には巨大な計算能力を持つサーバーが欠かせず、その消費電力の効率的な制御にはパワー半導体が大きな役割を果たします。IoTでは大量のセンサーが使われます。今人気のAIスピーカーをはじめ、家電製品などの身近な機器でもネットワーク化が進んでいます。そこでは強固なセキュリティが必要になりますが、既にスマートカードの分野で多くの実績がインフィニオンにはあります。

お客様の成長と海外展開にパートナーとして貢献

グローバル社会の課題解決に重要な役割を担うインフィニオンの半導体

インフィニオンは自動車やインダストリアルの業界リーダー企業とコラボレーションして市場を作り出しています。グローバルで数多くの拠点があり、各リージョンが地域に合わせてお客様をサポートしています。さらに、蓄積しているビッグデータを使い、Webでお客様に最適な製品や組み合わせを提案していくサービスも始めます。お客様はグローバルで同一レベルのサポートが受けられるのです。

お客様とはイノベーションのパートナーとして仕事ができるようになることがベストです。自動車のTier1やOEMメーカー、産業機械メーカーと技術的な議論をする機会が増えています。日本企業がグローバルで展開していくために、海外の拠点を含めたインフィニオンのグローバルネットワーク体制を活用いただけることが背景にあります。

日本企業は品質に非常に厳しく、不良発生時には短時間での高度な解析を求められます。インフィニオンは全社で対応するとともに、日本にラボを設けており、問題の80%近くはそこで解析を完了させることができています。

パワー半導体では供給面でもリードしており、300ミリウエハで製品を製造している優位性があります。5月には今後需要が拡大することを見据えて、新工場の建設を決定しました。顧客企業には供給と品質面において、安心して当社製品をお使いいただけます。

日本法人は売上が順調に拡大しています。より優れた製品を提供するとともに、お客様が市場優位性を獲得するためのパートナーとなるため、これからも技術サポート力を向上させていきます。

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