ビジネスの味方になる
時計16ブランド

文=広田雅将、篠田哲生 写真=岩崎寛 スタイリング=満園正明

watch

PATEK PHILIPPE

年次カレンダー Ref.5205

3月1日以外は、日付の調整が不要な年次カレンダー。今や各社が採用するこの機構を、初めて開発したのはパテック フィリップである。もともとは針でカレンダーを示すメカニズムだったが、Ref.5205からは、より読み取りやすい窓型のカレンダーが採用された。視認性をさらに向上させただけでなく、自社製のケースも、より面がフラットに整った。
自動巻き、18KWGケース、径40㎜、523万円

名声に甘んじない名門の矜持

 パテック フィリップのカラトラバといえば、腕時計の祖の一つとされている。それ以前、腕時計のケースは、ベルトを留めるラグとケースが完全に分かれていた。しかしパテック フィリップは、分かれていた両者を融合させることで、腕時計のデザインを完成させたのである。また、カラトラバは視認性も優れていた。懐中時計に比べて小さな腕時計は、時間が読み取りにくい。そこでパテック フィリップは、時間を示すインデックスや針を立体的に仕立てることで、視認性を大きく改善したのである。腕時計のあり方が、カラトラバ以前と、カラトラバ以降に分けられる理由はそこにある。その最新作がシンプルなRef.5227である。やはりこの最新作でも、カラトラバらしさは不変だ。ラグとケースはより一体感が強調され、立体的な針とインデックスは、ツヤを抑えた文字盤と相まって、優れた視認性をもたらした。こうしたし細部へのこだわりは、同じく新作の年次カレンダー Ref.5205にも同様に見ることができる。最新作が示すものとは、名声に甘んじないパテック フィリップの姿勢なのだ。

問い合わせ先/パテック フィリップ ジャパン・インフォメーションセンター ☎︎03-3255-8109
掲載商品の価格は、すべて税別で表示しています。
素材の略称:SS=ステンレススチール、WG=ホワイトゴールド、PG=ピンクゴールド、
RG=ローズゴールドorレッドゴールド、YG=イエローゴールド、Ti=チタン
PC向けページを見る