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時計16ブランド

文=広田雅将、篠田哲生 写真=岩崎寛 スタイリング=満園正明

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HERMÈS

アルソー クロノ チタン

エルメスでは創造性を発揮するために、時計業界以外のデザイナーを起用する。このモデルのデザインは、エルメスと縁の深いデザイナーであったアンリ・ドリニーが担当。1978年に誕生してから40年も、スタイルを変えることなく受け継がれる定番モデルであり、エルメスの美意識が完璧に投影されている。今年はケースをチタンにしており、熟成を進めた。
自動巻き、Tiケース、径41㎜、57万7000円

見た目も重みも軽やかに楽しむ

 名うての時計師が立ち上げた工房を起源とする時計専業ブランドは、歴史と伝統、蓄積した技術が最大の武器だ。一方、他業種で功成り名遂げたラグジュアリーブランドにとっては、“創造性”こそが武器となる。馬具工房をルーツとする「エルメス」は、1920年代から時計製造を開始していたが近年はさらに力を入れ、ムーブメント製造会社に出資することでより高品質な時計を制作するようになった。そして何より、デザインで個性と創造性を発揮している。「アルソー クロノ チタン」は、馬具の鐙(あぶみ)をイメージした上下非対称ケースを持ち、アラビア数字のインデックスは軽やかに躍るように描かれた。このデザインに軽量なチタンケースを組み合わせることで、名実ともに軽やかな時計が完成した。ブランド力が強く華やかな印象だが、ケースはチタン素材特有のマットグレーで、上質な黒のカーフストラップでシックな色合わせにしているので、ビジネスとの馴染みもよさそうだ。ビジネスパーソンにとって、時計は自己アピールの小道具でもある。ラグジュアリーメゾンの時計を選ぶということは、創造性を楽しむだけの感度がある証明となる。

問い合わせ先/エルメスジャポン ☎︎03-3569-3300
掲載商品の価格は、すべて税別で表示しています。
素材の略称:SS=ステンレススチール、WG=ホワイトゴールド、PG=ピンクゴールド、
RG=ローズゴールドorレッドゴールド、YG=イエローゴールド、Ti=チタン
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