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時計16ブランド

文=広田雅将、篠田哲生 写真=岩崎寛 スタイリング=満園正明

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RAYMOND WEIL

マエストロ

12時位置に小窓を作り、チクタクと振動するムーブメントがしっかりと見えるようにした。摩擦を軽減する人工ルビーの穴石がアクセントとして効いている。ダイヤルには波模様のギヨシェ彫りを施しており、ローマ数字インデックスのところには、レコードの溝を思わせるサークル模様が入る。トレンドも意識した時計だが、価格はこなれているのが魅力。
自動巻き、SSケース、径39.5㎜、15万円

手の届きやすい価格だが、コンセプトは秀逸

 時計ブランドでは、自社製品の魅力を語る上で、様々な戦略を練る。モータースポーツをサポートして溌剌としたイメージを作る場合もあれば、映画祭をサポートして優雅な印象を与える場合もある。趣味性の高いジャンルに進出し、ファン層を広げるのだ。時計師レイモンド・ウェイルによって、1976年に創業された「レイモンド・ウェイル」は、ユニークなコンセプトを持っている。彼らがインスピレーションの源としているのは“音楽とアート”。80年代はクラシック音楽に傾倒し、モーツァルトやベートーベンの楽曲にインスピレーションを受けたクラシックスタイルの時計を製作。現在はデヴィッド・ボウイやビートルズ、あるいはギターの傑作ギブソン・レスポールなど、様々なミュージシャンや関係団体とのパートナーシップを結んで、デザインのアイデアとしている。人気コレクションである「マエストロ」は、端正なラウンドケースにオープンワークやギヨシェ彫りなど、目を引き付ける装飾を加えているが、価格は抑えめ。この“高品質なスイス時計を手が届きやすい価格で提供する”という戦略も、彼らの個性となっている。

問い合わせ先/GMインターナショナル ☎︎03-5828-9080
掲載商品の価格は、すべて税別で表示しています。
素材の略称:SS=ステンレススチール、WG=ホワイトゴールド、PG=ピンクゴールド、
RG=ローズゴールドorレッドゴールド、YG=イエローゴールド、Ti=チタン
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