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いま求められる、家電の姿

~子供のいる家庭(日経DUAL読者)99人に聞く!~

共働き世帯のトイレ事情は?

日経BP社 マーケティング戦略研究所 上席研究員 丸尾 弘志氏

1日に1回以上は必ず使用する自宅の「トイレ」。一昔前まで“ご不浄”とも言われ、あまり長居したいと思える場所ではなかった。しかし、近年では便器や便座が進化したことで、清潔かつ快適な空間になり、家庭内で1人きりになれる貴重な場所としても注目されている。とはいえ、掃除しにくい便器と便座の隙間や、落ちにくい汚れなど、トイレ掃除が面倒なのは今も昔も変わっておらず、嫌いな家事の筆頭であることに変わりはない。
 ここでは、共働き世帯が抱えるトイレ事情やトイレ掃除の悩みなどをひもとき、忙しく過ごす共働き世帯にとってどのようなトイレが求められているのかを調査してみた。

Q1|自宅のトイレを1日に何回使っていますか?
対象者:日経DUAL読者/実査時期:2018年8月〜9月/サンプル数:99人/調査主体:日経BP社調べ
丸尾 弘志氏

自宅のトイレの使用頻度を聞いてみたところ、個人が1日にトイレを使用する回数の平均は「約4.5回」、家族全体では「約16回」という結果に。想像以上に使用頻度が高いことが分かりますが、それは同時に、「汚れやすい場所」でもあるということ。しっかりとお手入れして、できるだけ清潔な空間にしておきたいものです。

Q2|トイレで用を足す以外に行っていることは?
対象者:日経DUAL読者/実査時期:2018年8月〜9月/サンプル数:99人/調査主体:日経BP社調べ
丸尾 弘志氏

「何もしていない」が半数近くとなっていますが、ここで注目したいのは、「スマートフォンを使っている人」が41.4%、「考え事をしている人」が32.3%もいることです。トイレに座って、ちょっと一息入れる人も多いようですね。また、トイレでは新聞を読むというイメージを持っている人も多いかもしれませんが、これは意外と少ないよう。新聞を読む代わりに、スマートフォンでニュースを見たり、SNSをチェックしたりする人が増えているのかもしれません。

Q3|自宅のトイレに対するイメージは?
対象者:日経DUAL読者/実査時期:2018年8月〜9月/サンプル数:99人/調査主体:日経BP社調べ
丸尾 弘志氏

半数が「1人になれる空間」、27.3%が「リラックスできる」と答えており、自宅の中でも特にホッとできる貴重な空間となっていることが分かります。また、「キレイ」が「汚れている」を上回っているのは特筆すべきポイントといえるでしょう。従来、トイレは汚く、長く居たくない場所というイメージが強かったですが、家庭のトイレがキレイになったことで、そうしたイメージが過去のものとなりつつあるようですね。

Q4|自宅のトイレ掃除の実態は?
対象者:日経DUAL読者/実査時期:2018年8月〜9月/サンプル数:99人/調査主体:日経BP社調べ
丸尾 弘志氏

週に1回以上の頻度でトイレ掃除をしている人が8割を超えており、トイレ掃除の頻度が少なくて済む、お手入れが楽なトイレが望まれるのは当然といえるでしょう。掃除をする人については、奥さんが圧倒的に多いのが分かります。共働き世帯が増えていることを考えると、旦那さんも率先してトイレ掃除を行い、奥さんの家事の負担を少しでも減らすことが大切かもしれません。夫婦で協力すればトイレを清潔に保ちやすくなりますし、夫婦円満にもつながるでしょうから。

Q5|自宅のトイレ掃除で困っていることは?
アラウーノなら

アラウーノなら

便座のツギ目やフチ裏のない「スキマレス設計」となっており、汚れが付きにくく、拭き掃除もラクに行える。タンクレス設計のため、奥まで手が届きやすいのもうれしいポイント。本体の素材には、ぬめりや黒ずみの原因となる水垢が付着しにくい、有機ガラス系の「スゴピカ素材」を使用している。

対象者:日経DUAL読者/実査時期:2018年8月〜9月/サンプル数:99人/調査主体:日経BP社調べ
丸尾 弘志氏

嫌いな家事の筆頭だけあって、さまざまな不満が挙がっています。なかでも特に多いのが、「隙間の汚れが落ちにくい」「汚れが付きやすい」「小水の飛びハネ」。確かに細かい隙間まで掃除するのは大変ですし、便器にこびり付いた汚れを落とすのも容易ではありません。逆に言うと、隙間が少なく、汚れが付きにくいトイレを選べば不満を減らせるということ。小水の飛びハネについては、男性も座って用を足すことを検討してみるのも手ではないでしょうか。

Q6|温水洗浄便座の手入れで困っていることは?
泡コートトワレなら

泡コートトワレなら

便座裏面とケース前面に、自動車の外装にも使用される防汚樹脂を採用。表面の汚れを弾くとともに、滑り落ちやすくしている。また、隙間や段差がほとんどなく汚れが入り込みにくいうえ、着脱もボタンひとつで行えるので、汚れがついても簡単に拭き掃除が行える。

対象者:日経DUAL読者/実査時期:2018年8月〜9月/サンプル数:99人/調査主体:日経BP社調べ
丸尾 弘志氏

便器に取り付けるだけで簡単に使用できる温水洗浄便座。集合住宅に住まわれている方は活用されている方も多いことでしょう。そんな温水洗浄便座のお手入れですが、上記のアンケートと同じく、「ノズル」や「隙間」などの掃除で苦労しているようです。こちらも、できるだけ隙間の少ないモデルを選びたいですね。

トイレ空間を美しく快適に変えてくれるパナソニック「アラウーノ」と「泡コートトワレ」

昭和から平成へと時代が移り変わるなかで、飛躍的な進化を遂げたものの一つが「トイレ」だ。清潔性の向上にともない、トイレは「用を足すだけ」「長居したくない」空間から、「快適」な空間へとイメージを変えた。最近では「1人になれる場所」「自分好みにできる場所」といった新しい空間価値としても注目されている。

そんなトイレの進化に寄り添ってきたのがパナソニックである。1963年にクリーンタンク(便槽)を商品化すると、トイレ事業に参入。その後、簡易水洗便器(73年)、温水洗浄便座(79年)、洋式水洗便器(87年)、タンクレストイレ(95年)といったさまざまな革新を経て、2006年12月には全自動おそうじトイレ「アラウーノ」の発売を開始する。

創業者の松下幸之助が掲げた「主婦を家事の重労働から解放する」という思想は、トイレ事業においても継承され、家事低減を目指したのだ。そして、創業当時から綿々と受け継がれてきたモノ作りの哲学と、高い技術力。これらを結集させて生まれたのが、パナソニックの全自動おそうじトイレ「アラウーノ」L150シリーズと、温水洗浄便座「泡コートトワレ」DL-AWM600である。

清潔性とインテリア性を両立した
「アラウーノ」L150シリーズ

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パナソニック株式会社 エコソリューションズ社 ハウジングシステム事業部 R&Dセンター 機能コンポーネント技術開発部 制御機能技術開発課 課長 齋藤 隆久氏

細かい泡が便器内をめぐって汚れを洗い流す「激落ちバブル」と、勢いよく旋回しながら便器内を満遍なくキレイにする「スパイラル水流」によって、常に清潔に保てるパナソニックの全自動おそうじトイレ「アラウーノ」。しかし、その開発は困難だったと、ハウジングシステム事業部 制御機能技術開発課の齋藤氏は語る。

「『激落ちバブル』では、汚れ落ちの効果、見た目の清潔感、洗剤の消費量低減。この3つを並立させる、最適な泡の径を導き出すのは本当に苦労しました。『スパイラル水流』についても同様で、どうしたら便器全面に水を行き渡らせられるかを徹底的に考えました。粘土で便器の形状を作り、何度も何度も試してみる。とにかくトライ&エラーの繰り返しでしたね」。そうしてたどり着いた「激落ちバブル」と「スパイラル水流」により、汚れの付着や飛びハネ汚れを抑えるとともに、付着した汚れもしっかりと除去。トイレ掃除の負担を劇的に低減し、忙しい共働き世帯をサポートしてくれるのだ。

さらに、最新の全自動おそうじトイレ「アラウーノ」L150シリーズならではの清潔機能として、除菌効果のあるパナソニック独自の「オゾンウォーター」放出機能が新搭載されている。トイレ退出3分後に、この「オゾンウォーター」を洗浄ノズルや便器に約1分間散布することで、便器内の汚れの元になる菌などを抑制してくれるのだ。トイレを「長居したくなる空間」にするべく、目に見えない原因菌にまでアプローチしようというのだから、パナソニックの妥協を許さぬモノ作りには頭が下がるばかりである。

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新しい空間価値を創造するため、インテリア性にも力を入れており、11種類の便ふたと、5種類のアームレストから好みのカラーや柄を選ぶことができる。「かっこよく、インテリア性に優れたトイレというのは『アラウーノ』の大きなアドバンテージだと思います。将来的には、トレンドに応じた新柄追加を継続的に行い、トイレ空間の模様替えニーズにも対応したいですね」(齋藤氏)。

Wi-Fi接続機能が追加され、専用のスマホアプリと連携できるようになったのも大きな特徴だ。各種設定をスマホで行えるだけでなく、2018年冬には、離れた家族の使用状況をスマホで確認できる「みまもりモニタ」や、便の状態を記録できる「お通じモニタ」など、IoTを活用したサービスも充実させていく予定だという。次はどんな驚きや価値を提供してくれるのか。「アラウーノ」のさらなる進化に期待せずにはいられない。

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進化した360°泡ビームで3大汚れからトイレを守る
「泡コートトワレ」DL-AWM600

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パナソニック株式会社 アプライアンス社 ランドリー・クリーナー事業部 トワレ・電気暖房技術部 トワレ・電気暖房設計課 主任技師 半田 和大氏

「アラウーノ」が便座と便器のセット品であるのに対し、「泡コートトワレ」DL-AWM600は後付けタイプの温水洗浄便座。最大の特徴は、便器面を泡でコーティングすることで、こびり付き汚れや輪じみ汚れ、飛びハネ汚れの“トイレ3大汚れ”を抑制する「360°泡ビーム」機能が搭載されていることだ。

「『泡ビーム』自体は従来モデルでも装備されていたのですが、これまでは泡ビーム1本を回転させていたものの、角度は厳密に言うと280°くらいで、便器の内側の奥の方には泡が届かない場合もありました。そこで最新モデルでは、泡ビームを2本にすることで、360°カバーできるようにしました」と語るのは、ランドリー・クリーナー事業部 トワレ設計課の半田氏。360°全方向に水を散布するスプリンクラーがヒントになり、ビーム本数を増やすことを思いついたという。

「もちろん、見どころは泡ビームだけではありません。汚れが落ちやすい防汚樹脂を採用していたり、汚れが入り込む隙間のない『スキマレス便座』を使っていたりと、少しでも汚れが付きにくく、掃除がしやすいように作り込んであります。清潔性にはとことんこだわりました」(半田氏)

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温水洗浄便座の基本であるお尻の洗浄機能については、「洗浄の強さ」「洗浄の幅」をそれぞれ5通りずつ、5×5の全25通りから「ちょうどいいシャワー」を選べるようになった。「これまでも洗浄の強さにはこだわりを持っていましたが、お客様の好みは本当に人それぞれ。強い方が良いという人もいれば、弱い方が好みという人もいるので、その中でできる限り選択肢を増やすために、新たに『洗浄の幅』という項目を追加しました」と半田氏は説明する。清潔性に加えて洗浄機能も大幅に向上した「泡コートトワレ」DL-AWM600なら、より快適なトイレライフを楽しむことができるだろう。

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「泡洗浄」と「ナノイーX」で
トイレを快適な空間へ

今回紹介してきた「アラウーノ」「泡コートトワレ」はいずれも、「泡洗浄」と「ナノイーX」でトイレを清潔に保てる点が特徴となる。あらかじめセットしておいた洗浄剤が水や空気と混合され、泡となって便器を洗浄するのが「泡洗浄」の基本的なメカニズム。パナソニック独自のイオン「ナノイーX」は、トイレの脱臭・除菌に効果を発揮してくれる。

「泡コートトワレ」を担当した半田氏は、「取り付ける便器のサイズは世の中にいろいろあり、それに合わせて泡コーティングする必要があるので、そのマッチングが大変でした」と開発当時を振り返る。

「また、今回は『ナノイーX』という、従来のナノイーよりも除菌・脱臭効果の高い技術を使っているのですが、『泡コートトワレ』に関しては、便座の本体からナノイーXを放出しています。これによって、便器の内側だけでなく、便座の表面の菌の抑制、さらに、便座から放出されたナノイーXをトイレの空間全体に行き届かせて、壁に付着したニオイまで脱臭できるようになりました」と半田氏。いっぽう齋藤氏は、「『アラウーノ』では、トイレ空間の除菌脱臭をメインに開発をしていまして、『アラウーノ』の外側から全体に『ナノイーX』を放出し、壁についたニオイを消臭、除菌することに特化した機能となっています」と解説する。機構や効果に多少の違いはあるものの、目指すところはただ一つ、「トイレをより快適な空間にすること」というわけだ。

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「清潔なのはもはや当たり前で、重要なのは、+αの価値、つまりはトイレ空間の新しい価値を皆さんに提供していくことだと考えています。行かなければならない場所ではなく、行きたい場所。トイレをそんな魅力的な空間に変えられるよう、これからもユーザー目線のモノ作りを続けていきたいと思います」と、齋藤氏は目を輝かせながら、今後の展望を語ってくれた。

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