厳しさを増す病院経営。人件費圧縮・コスト削減の秘策を考える

2025年に向かい、病院を巡る経営環境が厳しさを増す中
今まで以上にコスト削減のための経営努力が求められている。
医療機器や医療材料には、どこの病院でも真っ先に着手しているかもしれないが
それではまだまだ不十分だ。

赤字続きの病院

 診療報酬・介護報酬のダブル改定の正念場の年を迎えた。団塊の世代が後期高齢者入りする2025年に向けて、人口の減少と超高齢化が進む中で、診療報酬は引き続き抑制傾向にあり、病院経営は厳しさを増している。

 全国公私病院連盟と日本病院会の2017年病院運営実態分析調査(17年6月、629病院が回答)によれば、黒字病院195病院(31.0%)に対し、赤字病院434病院(69.0%)。前年(16年)は72.9%が赤字で、減少傾向にあるとは言え、全体の約3分の2は赤字病院になっている。

 また、厚生労働省の「医療経済実態調査」(2016年度)では、精神科を除く病院の利益率(収入に対する利益の割合)は-4.2%の赤字で、これは1967年の調査開始以来3番目に低い数字だ。

病院経営の実態 (6/1分の総損益差額からみた黒字・赤字病院の割合)

人件費圧縮・コスト削減は待ったなし

 病院の利益率や収支に大きく響いているのは、主として人件費の増加であり、効率化による病院のコスト圧縮は、待ったなしの状況であると言える。

 各病院では一定の努力を進めており、医療材料や医療機器の共同購入、院内物流管理システムであるSupply Processing and Distribution(SPD)の導入など、医療に直結する物品の管理には熱心に取り組んでいる。

 しかし、意外と見落とされているのがプリンターだ。プリンターは、診療や日常業務に直結する備品として、事務部門のみならず、診察部門、看護部門、検査部門、薬剤部門などあらゆる部署に入り込んでいるにもかかわらず、その管理とコストは意外と見落とされがちだ。

病院に求められるプリンターの条件とは

 病院内の印刷業務におけるコスト削減に大きく貢献できる「インクジェットプリンター」をご存じだろうか。特にエプソンの最新のインクジェットプリンターには、印刷コスト削減に貢献できるラインナップが充実している。

 その1つが、「エプソンのスマートチャージモデル」である。オール・イン・ワンプランなら機器本体を購入することなく、月々の定額料金で、規定枚数まで印刷し放題というのが最大の特徴だ。

 大容量インクが搭載されていること、保守サービスも料金に含まれていることから、インク交換の手間や修理対応の工数は劇的に減少するだろう。

 実際に、近年医療機関での導入が急増しているようで、その価値は市場に浸透してきている。

 また、インクジェットプリンターに大容量のインクタンクを搭載した「エコタンク搭載モデル」も注目だ。EW-M670FTは、実にインク満タンで約6,000ページ印刷でき、印刷コストはレーザープリンターに比べて90%※1を削減できる。これは数多くのプリンターが稼働している大病院になるほど、その効果は目に見えて大きくなるだろう。

 消耗品や定期交換部品の管理、交換に伴う手間や時間は、現場にとって大きな負担となっているが、そういった煩わしさからも解放されることは、大きなメリットとなるだろう。

 コストだけではない。病院にマッチした高い品質と性能を兼ね備えていることも特徴だ。

 インクジェットプリンターは、これまで家庭用として使われてきたこともあり、印刷品質やスピードに不安を感じる声も少なくはない。しかし、技術は進化しており、そうした心配は不要となった。印刷物としての耐久性を備えているうえ、カラーの発色も美しいので、高齢の患者にとっても理解しやすい資料を作ることもできる。ウォーミングアップタイムが短くファーストプリントが速いため、患者にすぐ必要書類を渡せるというメリットもある。

※1:EW-M670FTのA4カラー文書のコストをLP-M620Fと比較した場合

大容量インクが搭載されたスマートチャージ。インク交換の手間軽減につながる。エコタンク搭載モデル EW-M670FT 大容量インクタンクを搭載しながら、コンパクトなデザイン。置く場所を選ばない。

※印刷コストおよび印刷可能枚数(イールド枚数)の測定データおよび測定条件については、エプソンのホームページをご覧ください。

様々な現場で裏打ちされた技術を医療現場にも展開

 エプソンのインクジェットプリンターは近年、ビジネス現場でも活躍の場を広げている。

 また、エプソンのインクジェットプリンターはクリニックや調剤薬局のみならず、大規模な高度医療機関においても、その実力は遺憾なく発揮されている。

 さらには、大阪大学医学部附属病院(大阪府吹田市、1076床)の循環器内科では、そのスピードや性能が評価され試験的に導入し、業務効率化に関して共同研究を実施しているという。詳細については「国際モダンホスピタルショウ2018」のセミナーで発表される予定である。コスト削減を目指す病院関係者・開業医は聴講してみるとよいだろう。

「出力機器の見直しは経営改善と業務効率化に繋がるか?」大阪大学医学部附属病院 循環器内科 谷口 達典 氏国際モダンホスピタルショウ2018 (7月11日~13日、東京ビッグサイト)▶︎ 聴講お申し込みはこちら ◀

本来の業務に専念し医療の質向上に

 病院における印刷物は、多種多様だ。診察部門や看護部門では、カルテの控え、リストバンド、入院ラベルなど。検査部門や薬剤部門では注射ラベルや検体ラベルなど。さらに、事務部門では、処方箋、明細、領収書、紹介状、レセプトチェックなど、印刷する量も多く、様々な部署で活用することで、さらなる経費削減を達成することが可能になる。

 また、医療従事者は、事務職も含めて、医療に関する高度な専門業務にあたっており、プリンターにかかわるトラブルや手間のために、余計なストレスを受けたくないと感じている。インクジェットプリンターの導入で本来の業務に専念できる時間が増えれば、病院経営はもちろんのこと医療の質向上にも繋がるだろう。

 そういった点でまさにエプソンのインクジェットプリンターは、病院経営に貢献するプリンターであるといえるのではないだろうか。

 モダンホスピタルショウ2018エプソンブースではコスト削減を可能にする製品や事例が出展されるとのこと。こちらも時間のある方は足を運んでみるとよいだろう。

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