在宅時間の増加に伴い、美容院の利用回数も減るなか、髪のケアが十分でなくなる「宅バテ髪」に悩む人が増えている。そこで注目されているのが、“乾かすだけで美髪”を実感できるパナソニックのヘアードライヤー ナノケアだ。その最新技術に迫るべく、パナソニック「髪の基礎研究所」を日経BP総研の米川瑞穂が取材した。

パサつき髪や退色ヘアでは印象もダウンホームケアの鍵は、美髪に導くドライヤーにあり

夏バテならぬ“宅バテ”が話題となった今年の髪事情。コロナ禍の精神的ストレスや、外出機会が減ることでケアがおざなりになってしまったり、美容院に行く回数が減少したことで、髪のパサつきやうねり、ツヤの減りを感じる人が増えているのだという。パナソニックの調査※1によれば、なんと84.2%もの女性が、コロナ流行前に比べ「髪質が悪化した」という結果に。※1 「在宅時間増加に伴うヘアケア意識調査」2020年8月11日~8月13日パナソニック調べ。対象は20~40歳の、1日10分程度ヘアケアを行っている方・在宅勤務経験者の女性586名

一方で、外出時はマスクで顔が隠れることにより、髪の存在感はこれまで以上にアップ。パサついてツヤのない髪はもちろん、美容院に行けずヘアカラーが退色した状態の髪では、相手に与える印象も悪くなってしまう。そこで重要となるのが、毛髪のホームケアだ。

毛髪ケアといえば、トリートメントや頭皮マッサージなどが思いつくが、忘れてならないのがドライヤー。毎日使うものだけに、髪への影響も大きい。なかでも、使うほどに美髪を実感できるドライヤーとして多くの支持を集めているのが、パナソニックのナノケアだ。その理由は、キューティクルのわずかな間から、髪内部に水分を与え、内側までうるおいを与えるという独自の高浸透「ナノイー」&ミネラル※2技術にある。※2ミネラルとは、亜鉛電極から発生されるミネラルマイナスイオンです

10月1日に発売された最上位モデル EH-NA0Eでは、ヘアカラーした髪のダメージや退色をも抑える進化を果たしたナノケア。その最新技術とそれを支える毛髪研究の最前線を、滋賀県・草津にあるパナソニック「髪の基礎研究所」に探ってみた。

高浸透「ナノイー」とミネラルマイナスイオンがキューティクルの密着性を高め、カラーリングした髪のダメージを抑制。イオンなしドライヤーと比べても、その差は明らかだ。

国内累計販売台数1300万台※3ナノケアを生んだ最新技術をレポート※3 2020年9月末現在

パナソニックでは、いち早く毛髪の研究に着手し、どうしたら「速くきれいに髪が乾くのか」「髪が傷まないのか」などを研究・開発、そして検証し続けている。その拠点となるのが、「髪の基礎研究所」だ。研究所内には、キューティクルを観測するモニターをはじめ、毛髪のなめらかさを計測する摩擦感テスターや毛髪の曲げ特性や引っ張り強度、ねじり強度などを測定する試験機などがずらり。ここでの様々な研究成果が、髪のうるおいやツヤ、まとまり、指通りを向上させるドライヤーの開発に生かされているというわけだ。

滋賀県にあるパナソニック株式会社 アプライアンス社を訪問。この一角で、最先端の毛髪研究が行われている。

指先の感覚に模したセンサーで毛髪のなめらかさを計測する摩擦感テスター。他にも、毛髪の曲げ特性や引っ張り強度、ねじり強度などの測定機を使用し、毛髪の構造や特性を徹底研究することで、美髪のメカニズムを追求している。

また、研究所では世界中の髪質データも集めており、それによると、日本人の毛髪は断面がほぼ円形であり、くせが少ない傾向があるものの、摩擦や熱などの外的刺激に弱く、キューティクルがダメージを受けやすいのだという。

「髪は3層のたんぱく質から構成され、なかでも髪のツヤや手触りに関与するキューティクルは、外側をウロコ状に覆っています」と説明するのは、ナノケア開発の第一人者であるパナソニックの松井康訓氏。「キューティクルはブラッシングなどの摩擦で剥がれやすく、めくれ上がって開いてしまうとそこから水分が逃げてしまうため、日頃からキューティクルの密着性を高めておくことが美髪につながります」

ナノケアの生みの親である、パナソニック株式会社 アプライアンス社 ビューティ・パーソナルケア事業部 ビューティ・アイロン商品部 スタイラー・アイロン技術開発課 主任技師の松井康訓氏。聞き手は、日経BP総研メディカル・ヘルスラボ主任研究員の米川瑞穂。

新製品のナノケア(EH-NA0E)では、高浸透「ナノイー」&ミネラルで毛髪内部までうるおいを与え、開いたキューティクルを閉じて密着性を高めているという。

その効果は、ブラッシングによる髪の損傷度合いを計測する実験でも確認されている。洗髪後、ナノケアで乾かした毛束を1000回ブラッシングした結果は、写真の通り。外的刺激に弱い日本人の髪も、高浸透「ナノイー」とミネラルマイナスイオンの働きにより、摩擦ダメージに強い髪へと改善することが実証された。

キューティクルを摩擦ダメージから守る

ブラッシング損傷抑制効果の測定実験のため、毛束をコームで梳かす上林真由香氏。所属を同じくする松井氏とともに、15年間ナノケアを育ててきた開発者のひとりだ。毛髪診断士の資格を持つ、毛髪のプロフェッショナルでもある。

高浸透「ナノイー」&ミネラルなし/ありのドライヤーで乾燥させた後、1000回ブラッシングした髪を比較。髪のパサつきやまとまり具合が明らかに違うのがわかる。

洗髪・ドライヤー乾燥後に1000回ブラッシングした状態で髪の摩擦ダメージを比較。温風を当てただけ(左)では剥がれ落ちてしまうキューティクルも、高浸透「ナノイー」&ミネラルを含んだ風(右)なら、摩擦を受けてもなめらかさをキープ!

こうした実験と検証を積み重ねて開発されたナノケアの国内累計販売台数は、今年9月に1300万台を突破。その約半数をリピーターが占めるという事実からも、ナノケアは一度使ったら手放せなくなる無二のドライヤーであることがうかがえる。

従来「ナノイー」との比較で水分発生量が18倍※5に!高浸透「ナノイー」で毛髪内部までうるおい、まとまる髪へ

ナノケアの名称は、パナソニックの独自技術「ナノイー」に由来している。「ナノイー」とは、水に高い電圧をかけることで生成される微粒子イオンのことで、マイナスイオンの約1000倍以上※4の水分を含んでいるのが特徴だ。この「ナノイー」が、ナノケアの高浸透「ナノイー」搭載機種(2019年発売EH-NA0B)から、高浸透「ナノイー」へと進化。「『ナノイー』発生デバイスに、針の先端部に向けて集中的に放電するマルチリーダー放電を採用することで、従来の18倍※5もの水分発生量を実現しました。これにより、髪へのうるおい(毛髪水分増加量)が1.9倍※6に向上しています」(松井氏)※4 一般的な空気イオン(代表的な粒子径:1.3 nm)と「ナノイー」(代表的な粒子径:13 nm)との比較(パナソニック調べ)※5 「ナノイー」と高浸透「ナノイー」との比較(パナソニック調べ)※6 2018年発売 EH-NA9Aとの比較(パナソニック調べ)

高浸透「ナノイー」が毛髪内部のさらに奥まで浸透することで、内側からうるおい、しっとりまとまる髪へ

そのうるおいを体感すべく、実際に米川が洗髪&ドライヤー乾燥を体験。タオルドライした髪を左右に分けて、片方にイオンなしの風、もう片方に高浸透「ナノイー」&ミネラルの風を当ててみたところ、驚いたことに左右でまったく異なる仕上がりとなった。

研究所内の実験室にはプロのスタイリストの技術研究やユーザー調査のため、洗髪コーナーも。洗髪と乾燥は上林氏が担当してくれた。

左半分が、高浸透「ナノイー」&ミネラルを含んだ風で乾かした髪。「年齢とともに気になっていたうねりやパサつきが、乾かすだけで改善された」と米川も大満足。

乾かすだけで髪にツヤが生まれ、指通りやまとまりのよさが見違えるほどアップするナノケア。髪のうねりやパサつきが解消されることで、ヘアスタイルの自由度もさらに広がりそうだ。

意外と知らないドライヤーの真実①

Q.ドライヤーの温風で髪が傷む?

A.風温が約125℃のドライヤーでも、髪の表面温度は80~90℃程度のため、髪が傷むことはない。また、くせを伸ばしツヤを出すには、約60℃以上に温めて水素結合を切り、くせを伸ばしてから、40℃以下で毛髪内の水素を再結合させる必要がある。そのため、ナノケアでは室温にあわせて、風温が自動で温冷と切り換わるモードを搭載し、簡単に乾かすだけでまとまるツヤ髪を実現しやすくしている。また驚いたことに、風温測定はJIS規格で測定せず、各社独自基準で計測するケースも多いということだ。パナソニックはJIS規格に基づき計測しているが、一概に比較することはできない。

ヘアカラーの色持ちもアップ!ダメージ髪のキューティクルも密着、ツルツルの髪へ

ナノケア EH-NA0Eは、ヘアカラーした髪の悩みにもこたえてくれるドライヤーだ。パナソニックの調査※7によると、カラーリングの3大ストレスは「色落ち(76.5%)」、「全体的な傷み(71.2%)」「毛先が傷む・枝毛(63.4%)」。思い当たる人も多いのではないだろうか。実は、これらを解決する鍵も、キューティクルの密着性にある。※7 2020年6月15日~6月18日パナソニック調べ。対象は20~40歳の女性1332名

「ヘアカラーは、薬剤を内部に浸透させるため、髪表面のキューティクルをこじ開けるような状態で施されます。キューティクルが開いたままでは、毛髪内部にもダメージを与えかねません。その点、ナノケアにはキューティクルを閉じ、密着させる働きがあるため、ヘアカラーした髪のダメージを抑えられるというわけです。また、キューティクルの密着性を高めることで、ヘアカラー剤の流出を防ぎ、退色を抑制するメリットもあります」(松井氏)

シャンプーとドライを15回繰り返して色落ちの差を確認。高浸透「ナノイー」&ミネラルなら、カラーリングの退色もここまで抑えられる。上記グラフの実験では一般的なブラウンカラーを使用したが、明るい色ではさらにその差が歴然。

ヘアカラーが長持ちすれば、カラーリングの頻度も減って髪に与えるダメージもより少なくなる。退色→カラーリングの回数増→ダメージ蓄積という負のスパイラルに陥っていた人には、まさに朗報だ。また、美容院に行く回数が減りがちな現状にも、ナノケアはぴったり。うまく活用して、ストレスを減らしヘアカラー生活を楽しみたい。

意外と知らないドライヤーの真実②

Q.風量が大きければ髪は速く乾く?

A.風量測定には公式な規格がなく、各社独自の方法で測定しているため、一概に風量を比較することはできない※8。ただし、髪を効率的に乾かすには、風量の大きさだけでなく、「風量」「温風」「風圧」のバランスが重要になるとともに、風の質「強弱差」など風自体に変化をつけることも大切だ。乾燥ステップとしては、①水分で密着した毛束を風でほぐし、②水滴を風圧で吹き飛ばす。次に、③残った水膜を温風で蒸発させ、④適度な風量で全体にむらなく温風を届ける、というのが理想だ。もし髪が広がる、ツヤが出ないと感じたら、風のバランスがくずれているのかも。※8 パナソニックでは、2015年に日本電機工業会がJIS化に向けて制定した測定方法にて測定している。

もはや「髪を乾かす」だけではない「美髪器」さらに進化したナノケア EH-NA0Eに注目!

美髪は一日にしてならず。だからこそ、毎日のホームケアが肝心だ。その点、乾かすだけでヘアーケアになるドライヤーがあれば、お手入れの手間もぐっとラクに。ナノケアがこれほどまで絶賛されている理由も、まさにここにある。

また、細かなことだが、ナノケアではファンと吸い込み口の距離を離すなど、安全面を第一に設計されており、安心しておうちケアを楽しめるのもこうしたこだわりが随所に込められているからこそ。ナノケアには、使ってみて初めてわかる魅力がたっぷり詰まっているのだ。

最新モデルのEH-NA0Eではカラーリングの悩みにも対応し、ますます進化したナノケア。乾燥が気になるこれからの季節、高浸透「ナノイー」がもたらすうるおいを、ぜひ体験してみてほしい。きっと、生まれ変わったような美髪に出会えるはずだ。

2020年10月1日に発売された「ナノケア EH-NA0E」。ネイビー、グレージュ、コーラルピンクの3色で展開。価格:オープンプライス

パナソニック ヘアードライヤー ナノケア EH-NA0E商品サイト

https://panasonic.jp/hair/products/dryer/EH-NA0E.html