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これぞ、クラフトビール。SPRING VALLEY 豊潤<496>

キリンビール株式会社

キリンビール株式会社

これぞ、クラフトビール。SPRING VALLEY 豊潤<496>

日本が、クラフトビールに目覚めた!驚異の200%成長※のクラフトビール市場。※キリンビール調べ 日本が、クラフトビールに目覚めた!驚異の200%成長※のクラフトビール市場。※キリンビール調べ

ビール市場を揺るがす、キリン新発売のクラフトビール「スプリングバレー」の革命とは。 ビール市場を揺るがす、キリン新発売のクラフトビール「スプリングバレー」の革命とは。

ビール市場が変わり始めている。ビール類全体の売り上げが減少しているなか、クラフトビールカテゴリーがこれまでにない伸びを見せているのだ。起爆剤となったのは、今年3月23日に新発売されたキリンのクラフトビール「SPRING VALLEY 豊潤<496>」(以下、スプリングバレー)。発売からわずか約2カ月で57万ケース※1を売り上げた勢いは今なお止まらず、日本のクラフトビール人口を拡大し続け、また、世界の5大ビアアワード「Australian International Beer Awards 2021」で受賞※2し、世界にも認められるおいしさであることを証明した。ここに至るまでの背景を、日経BP総研 所長の林哲史が、キリンビール株式会社 事業創造部 スプリングバレーブランド担当の岡本理沙氏に取材。そこで得た驚きの事実をもとに、「スプリングバレー」大ヒットの理由を分析する。

※1.キリンビール出荷実績(大びん換算)
※2.Best European-Style Lager部門で銅賞を受賞

「スプリングバレー」が追い風となりますます盛り上がるクラフトビール市場

キリンのクラフトビール、「スプリングバレー」が絶好調だ。3月23日の発売から約2カ月で、年間販売目標の約160万ケースの約3割にあたる57万ケース※3を達成。缶に換算すれば、約2000万本※4を売り上げたことになる。好評を受け、4月には当初計画から3割の増産も決行した。

「スプリングバレー」の登場により、今クラフトビール市場には大きな波が訪れている。キリンビールをはじめ全国のブルワリーの奮闘もあって徐々にその認知を広めてきたクラフトビールだが、「名前は知っていても飲んだことがない」という人がほとんどであった。それが「スプリングバレー」の発売を機にクラフトビールがぐっと身近な存在となり、ますます多くの関心を集めている。その浸透ぶりは、SNSにあふれる「スプリングバレー」の家飲み風景やおいしさへの称賛の声にも表れている。

従来のクラフトビールと違い、「スプリングバレー」は、コンビニやスーパー、量販店などで手軽に入手可能だ。まずはこの1本でクラフトビールの魅力に触れ、その先に広がる多彩なおいしさの世界を探索してみてはどうだろうか。きっと、ビールの新たな可能性が見えてくるに違いない。

※3.キリンビール出荷実績(大びん換算)
※4.キリンビール出荷実績(350ml缶換算)

キリンビールさんのその強い想いを聞いて感じる、ビールの魅力を広げようとするその強い意志。その1つがクラフトビールであるということ。

クラフトビールの世界は、途方もなく広く、深い。その多様さは、ともすればビギナーを拒んでしまう部分もあるでしょう。だからこそ、キリンビールさんは初めての人にもクラフトビールの魅力が存分に伝わるおいしさを、「スプリングバレー」で示してみせた。そのわかりやすさは、パッケージに「クラフトビール」とカタカナで書いてあることからも明らかです。そこには、本気でクラフトビールを広めていこうという、キリンビールさんの強い意志が感じられます。

また、これまではブルワリーや限られた取扱店に行かないと飲めなかったクラフトビールを、コンビニなどで手軽に買えるようにしたという意味でも、「スプリングバレー」の功績は大きい。これを機に、クラフトビールの魅力は爆発的に広まると思います。それはクラフトビール市場の拡大につながるだけでなく、ビール業界全体の活性化にも貢献するはずです。

最近は家での食事やお酒にお金や時間をかける人も増えてきましたが、そうした需要にも応えてくれるのがこの1本。「スプリングバレー」は食事ともよく合うので、様々なペアリングが楽しめそうです。

日本人の味覚にも食卓にもマッチする「スプリングバレー」は、あらゆるシーンでおいしさの選択肢を広げてくれるクラフトビール。初めての方はもちろん、クラフトビール通の人にも必ず新しい発見がある。その発見を、ぜひ楽しんでほしいですね。

たっぷりの素材とこだわりの製法で理想のクラフトビールを追求

「スプリングバレー」が目指したのは、「豊潤なのに、綺麗な後味」。豊潤な味わいを実現するために麦芽は1.5倍※5使用し、さらに4種類のホップを組み合わせることで豊かな飲み口から綺麗な後味に至るまでの理想の香味を徹底追求した。

クラフトビールらしい濃厚な満足感と、慣れ親しんだ日本のビールのような飲みやすさ。「スプリングバレー」が求めるこの矛盾を解消するために採用されたのが、「ディップホップ製法」だ。これは通常、仕込み段階で入れるホップを発酵工程前にも投入することで、ホップの苦みを抑えつつ香りを引き出すキリンの独自製法。高度な技術と管理体制が求められるこの製法の完成には、250回※6を超える試験醸造を要したという。

今回の「スプリングバレー」では、キリン独自の技術、「ディップホップ製法」を活用し、ホップを7日間じっくり漬け込む工程を加えることで、念願の「豊潤なのに、綺麗な後味」を生み出すことに成功。「スプリングバレー」のおいしさは、キリンが10年目にして到達した理想のクラフトビールの味わいそのものであるといえよう。

※5.キリンラガービール比
※6.この商品の特長である製法の開発にかかった試験醸造の回数です

キリンビールさんの話を伺い改めて飲んでみて感じるのは、飲んだ瞬間はエール系の豊潤な香りと味わいなのに、それが口中で華やかなものに変わり、後口にはすっきりと爽やかな印象を残す。「スプリングバレー」には、僕がこれまで飲んできたどのビールとも違う、新しいおいしさを感じました。

僕はIPA系の濃いクラフトビールが好きでよく飲むんですが、正直これは日本のビールに慣れ親しんできた人には不向きではないかと思っていました。だから、キリンビールさんがクラフトビールを一大展開すると聞いて、日本人に受け入れてもらえるのかなと多少危惧もしていたんですね。でも、発売直後実際に飲んでみたら、それは杞憂(きゆう)に終わりました。僕のようなクラフトビール愛好家だけでなく、初めてクラフトビールを飲む人にも満足できるに違いないおいしさがそこにあったからです。

クラフトビールと日本になじみのある一般的なビールの間をとった味わいだと感じましたが、これは簡単なことではないはずです。製法の確立に250回もの試験醸造を繰り返したことからもわかるように、相当な技術革新がそこにある。ビール造りに職人的なこだわりを持ち、長年の歴史と技術を誇るキリンビールさんだからこそ成し得た偉業といえるでしょう。

日本のクラフトビール市場を広めるためには、日本人の味覚に合ったおいしさの追求が不可欠です。その土地や国の伝統を引き継ぎながら、革新的な技術を加えて誕生した「スプリングバレー」は、「これぞ、クラフトビール」、そして同時に、実にキリンらしさを感じさせるビールだと思います。