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「TANPACT」で日本のたんぱく質市場を変革する明治の新たな挑戦

80年代からたんぱく質市場をけん引する明治

明治
マーケティング本部
マーケティング企画部
価値共創推進G
島貫 周
島貫 周氏
1917年創業の明治乳業と1916年創業の明治製菓は、2009年に経営統合しました。明治乳業は「速攻吸収製法」を開発するなど、粉ミルク業界を牽引し、明治製菓は1980年のプロテイン製品「ザバス」発売をはじめ、日本の粉末プロテイン市場のパイオニアとして、たんぱく質の有用性を研究してきました。この両社のシナジー効果で生まれたのが、乳たんぱく質の価値を発信する「明治ミルクプロテインプロジェクト」です。乳たんぱく質の吸収を速める特許技術を活かした「ザバスミルクプロテイン」のヒットを経て、より広く乳たんぱく質を取っていただきたいという考えのもと、2020年3月に生まれたブランドが「TANPACT」です。

明治の乳たんぱく質研究の歴史

明治の乳たんぱく質研究の歴史
2013年に発売した明治スポーツミルクは、乳たんぱく質に着目した製品だったが、運動後はさっぱりした味が飲みたいとの声があったため、ザバスミルクでは、グレープフルーツ味など、飲みやすさを改善した。

製法特許申請済「速攻吸収製法」

製法特許申請済「速攻吸収製法」
たんぱく質は、胃酸に触れると凝固して消化されにくくなる性質があるが、これを克服したのが「速攻吸収製法」。胃内でたんぱく質を安定させる独自技術で、特許申請済だ。

明治ミルクプロテインプロジェクト

明治ミルクプロテインプロジェクト
アスリート向けのザバスに加え、より幅広い層にリーチする「TANPACT」が誕生したことで、現代人のたんぱく質不足という社会課題をより広範に解決し得るプロジェクトとなった。

 「TANPACT」を支えるのは、創業以来の研究成果だ。前身の明治乳業も明治製菓も、たんぱく質の中でバランスが良いとされる乳たんぱく質をベースに、独自技術を開発し、製品づくりに生かしてきた歴史がある。2009年の経営統合以降、両社の乳たんぱく質研究のシナジー効果を活かして生まれたのが「明治ミルクプロテインプロジェクト」だ。

 「このプロジェクトは、統合前からあったザバスと2020年に誕生した『TANPACT』が両輪となっています。ザバスは運動志向の強い層がターゲットで、従来の食生活にプラスオンできるのが特徴。一方、『TANPACT』は運動志向が低く、健康に関心のある層がターゲットで、朝昼晩の食事や間食などでご利用いただくことを目指しています。この両ブランドが揃ったことで、広い層のお客様に手軽にたんぱく質を摂取していただける体制が整いました」(島貫氏)

企業間連携で推進する「TANPACTでの課題解決

TANPACT 商品例
「TANPACT」
乳たんぱく質を手軽に摂取することで、低栄養解消をサポートする「TANPACT」。ヨーグルトやアイスクリームといった乳製品、カフェオレなどの乳飲料、チョコレートやビスケットといった菓子類のほか、スープやグラタンなどの食品もラインアップされている。
企業間連携商品 企業間連携も推進
「TANPACT」は明治社内の部門間連携にとどまらず、マルハニチロ(チーズかまぼこ)、山崎製パン(ブリオッシュテーブルロール)、伊藤ハム(ドライソーセージ)、米久(チーズヴルスト)など、たんぱく質摂取量の低下を補うという社会的意義に共感した企業との連携商品が続々と生まれている。
9月11日を
「たんぱく質の日」に制定

イベント風景
明治は、2021年9月6日に「たんぱく質の日」制定を記念したイベントを開催。「9」種類の必須アミノ酸と「11」種類の非必須アミノ酸からたんぱく質が構成されていることから9月11日を「たんぱく質の日」と制定した。イベントでは、「TANPACT」の広告キャラクターの田中みな実さんとずん・飯尾和樹さんによるトークセッションの他、新商品発表などの「TANPACT」プロジェクトの紹介、企業間連携として今回から参画するマルハニチロの新商品説明などが行われた。

 多様なラインアップを展開する「TANPACT」の開発は、部門間を横断する新しい取り組みとして試行錯誤の連続だったが、さらに同社は「乳たんぱく質で日本を元気にする」という理念の下、理念に共感する他企業とも連携し、製品カテゴリーの拡大を目指した。

 「当社だけではカバーできない品目もあるので、現代人のたんぱく質摂取量低下解消の意義に賛同していただける企業さんと連携して種類を増やしています。たんぱく質は誰もが知る栄養素ですが、その重要性はまだまだ浸透していません。継続してお選びいただけるよう、味にもこだわっていますので、ぜひお試しください」(島貫氏)

 食事や間食などのタイミングに合わせて、たんぱく質を効率的にちょこちょこ摂取するのは賢い選択といえるのではないか。

「TANPACT」たんぱく摂る、からはじめよう 「タンパクト」公式サイトへ