家電のスペシャリストが上半期ヒットの裏側に迫る パン好きを魅了する高級トースター 「オーブントースター ビストロ」 真の実力とは IT・家電ジャーナリスト安蔵靖志氏 家電製品総合アドバイザー、スマートマスター。All About家電ガイド。ビジネス・IT系出版社を経てフリーに。家電の専門家として、テレビ、ラジオ、新聞、雑誌など多数のメディアに出演。 パナソニック株式会社 アプライアンス社 内田さやか氏 商品企画部にて、オーブントースター ビストロ  NT-D700の開発に携わる。「本当にパンが好きな方、忙しいけれどおいしいものを食べたいという方には、とてもオススメの1台です」と話す。 家電のスペシャリストが上半期ヒットの裏側に迫る パン好きを魅了する高級トースター 「オーブントースター ビストロ」 真の実力とは IT・家電ジャーナリスト安蔵靖志氏 家電製品総合アドバイザー、スマートマスター。All About家電ガイド。ビジネス・IT系出版社を経てフリーに。家電の専門家として、テレビ、ラジオ、新聞、雑誌など多数のメディアに出演。 パナソニック株式会社 アプライアンス社 内田さやか氏 商品企画部にて、オーブントースター ビストロ  NT-D700の開発に携わる。「本当にパンが好きな方、忙しいけれどおいしいものを食べたいという方には、とてもオススメの1台です」と話す。

2021年上半期ヒット大賞家電部門を受賞した、パナソニックの「オーブントースター ビストロ NT-D700」。そのヒットの理由を探るべく、家電ジャーナリストの安蔵靖志氏が、開発担当者の内田さやか氏に鋭く迫った。

※取材はマスク着用のもと、感染症対策に十分注意して実施しています。

新たなアプローチで
新規ファンを獲得中

安蔵 今年2月の発売以降、好調な売れ行きで、高級トースター界に新たな旋風を巻き起こしている「オーブントースター ビストロ NT-D700」ですが、お客様からの反響の声などは上がってきていますか?

内田 売り上げは前モデルの約2倍と大変好調で、反響の大きさに驚いております。お客様からはデザインや使いやすさはもちろん、トーストのおいしさに関して特にポジティブな評価をいただいております。このおいしさを支えるのがオート性能ですが、実は以前の機種から搭載していた基本性能で、今回のモデルチェンジを機に改めて良さに気づいていただけたことをうれしく思っています。

「厚切りトーストにも強い」というイメージが定着
自宅時間の増加も後押しして前機種比約2倍の大ヒット
2021年2月1日に発売して以降、CMを打たずに、売り上げは前機種比の約2倍。高級トースター界を揺るがす新たなヒット商品となっている。
注)NB-DT52は2020年5月、NT-D700は2021年5月の販売台数

安蔵 オーブントースター ビストロ NT-D700は、フルモデルチェンジでありながらも、実は機能面においては前機種を踏襲している部分が多いそうですね。

内田 そうなんです。大きく刷新したのは外観とUI、さらにオートメニューを3つ加えましたが、基本性能はこれまでとほぼ同じです。最大の強みである遠近トリプルヒーターやインテリジェント制御も、機能名称とお伝えの仕方は違いますが、実は1999年の初号機モデルから搭載していました。

安蔵 こう言っては何ですが、随分前からいいものを作っていたのに、これまではもう一つ跳ねず、それが、デザインを大きく変えることによって、より注目されるようになったというわけですね。

内田 ご指摘の通りです。今まで我々は、商品の当社独自の技術をお客様に上手にお伝えできていませんでした。実際にご活用されている方には満足度が高いものの、市場で注目を集めていたのは、デザインの良いもの、ベネフィットがわかりやすいものでした。その気づきから、商品のポテンシャルをよりよく伝える手段として、外観と、訴求の仕方を大きく刷新したのが、オーブントースター ビストロ NT-D700。私たちは、「忙しくても手料理で家族の“おいしい笑顔”を増やしたい」という思いを念頭に、日々ものづくりに努めています。オーブンレンジのブランドである「ビストロ」の名前をこの商品に冠したのも“当社の独自技術によって実現できるこだわりのおいしさをお客様にお届けしたい”という願いからです。このオーブントースター「ビストロ」をきっかけに、もっと沢山のお客様にパナソニックの「ビストロ」に興味を持っていただけると嬉しいです。

黄金比トーストを生み出す
2つの優れた独自技術

「冷凍・厚切り」の食パンも、ビストロ NT-D700なら、火力や時間の設定なしに、サクッとふんわり、中まであつあつの黄金比トーストに。

安蔵 「様々な食パンを黄金比トーストに焼き上げる」とうたうこの商品。その実力は私自身も試して実感しましたが、とりわけその仕上がりに驚いたのが冷凍の厚切りトーストでした。こんなに違うのか! と(笑)。そして、トースターをじっと見張っていなくてもちょうどよい具合に焼いてくれる。自動であれほどおいしく焼き上げるのはすごい技術ですね。

内田 それを成し得ているのが、「遠近トリプルヒーター」と「インテリジェント制御」の2つの技術です。2本の遠赤外線ヒーターと、パナソニック独自の近赤外線ヒーターが、トーストの中と外を同時に加熱。さらに、庫内の温度や電圧などの周辺環境までも加味する「インテリジェント制御」が、3本のヒーターを巧みに切り替えながら加熱します。この制御パターンはなんと7200通り。1秒でも焼き映えが違うパンの焼き加減を調整します。こうした機能によって、様々な食パンを、お任せで“サクッと、ふんわり「黄金比トースト」”に焼き上げることができるのです。

 そして今回、特にフォーカスしているメニューが冷凍厚切りトーストです。近年続いている高級食パンブームや外出自粛の影響で、厚切り食パンを好まれる方、食パンを冷凍される方が非常に増えています。当社実施の調査によると、約7割の方が冷凍経験があるようです。しかし冷凍した厚切り食パンをおいしくトーストするのって、意外と難しいんですよね。一般的なトースターでそのまま焼くと、表面は焦げていても中は冷たいままになりがち。一度解凍してから焼き上げるにしても、自然解凍だと結露してパンがベタベタになってしまうこともあります。

オーブントースター ビストロ NT-D700なら、冷凍庫から出してすぐの厚切り食パンも、クリックダイヤルのスマートな操作で外はサクサク、中はふわふわであつあつの黄金比トーストに仕上げられますので、自信を持って「冷凍や厚切りなど様々な状態のパンの焼き上げが得意」だと言い切れます。まさにこれが、今、お客様にこの商品の良さや私たちの技術をよりわかりやすく伝えられるメニューの一つであると思っています。

安蔵 パナソニックの製品を取材していると、センシングの優秀さに驚かされます。スチームでなくても、それ以上の「サク」「ふわ」ができるのは、パナソニックのセンシング技術と、それをおいしさにつなげるプログラムにも一日の長があるからでしょうね。

2つの技術でサクッとふんわり黄金比トーストを実現

遠赤外線・近赤外線の2種類のヒーターで
表面はこんがりサクッと、中はあつあつに

「遠近トリプルヒーター」と「インテリジェント制御」を搭載。「遠近トリプルヒーター」は、上下2本の遠赤外線ヒーターで食パン表面をこんがりサクッと焼き上げ、上部に1本配置したパナソニック独自の近赤外線ヒーターで、中までふんわりあつあつに焼くことができる。

7200通りのプログラムで
最適な焼き上がりを狙い撃ち

庫内の温度上昇に応じてトータル7200通りのパターンから最適な加熱プログラムを導き出し、様々なパンを自動で最適に焼き上げる、まさにインテリジェントな制御機能。