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西野亮廣氏が体感 スリープテックによる睡眠のあたらしいスタイル

「スリープテック」をご存じだろうか。テクノロジーの力で睡眠の課題を解決する仕組みのことだ。日本ではまだ馴染みの薄い言葉だが、欧米では睡眠の質を高める新たな手段として注目されている。今回は、西野亮廣氏がスリープテックを初体験。自らの習慣なども振り返りながら、睡眠についてオンラインで語ってもらった。

睡眠時間を長くするよりも睡眠の質を高めたい

西野氏
西野 亮廣

「寝る時間をもうちょっと上手に使いたい」

 必要な睡眠時間には個人差があるといわれているが、仮に6~8時間の睡眠を取ったとき、人は1日の4分の1から3分の1を睡眠時間にあてている。

 「もし90歳まで生きたとしたら、そのうちの30年も寝ている。そう考えると人ってすごい寝ていますね」と語るのは、芸人・絵本作家の西野亮廣氏。

 人生の中で決して少なくはない時間を費やし、そして誰もが必要な睡眠時間を有効に使う方法はないだろうか、と西野氏は考えていたという。

 「やりたいことがたくさんありすぎて、ただ寝ているだけの時間がもったいない。猛スピードで改善していくのが趣味みたいに好きなので、寝る時間をもうちょっと上手に使いたいと思っていました」

 その一方で40歳を迎えて、睡眠を疎かにしていると身体が持たなくなる不安もある。しっかりと睡眠を取ろうと高いベッドを購入したこともあるが、気づけばソファで寝ていることが多いという。

 「睡眠をないがしろにすると、日中のパフォーマンスが上がらない。頭では理解できています。理解できているけれど、寝るのはもったいないという気持ちが勝ってしまう。典型的なワーカホリックですね(笑)」

寝ている時間をどうするか、それが大きな課題だった

西野氏

「最初は、なんだこれ、と思うものからしか未来は始まらない」

 西野氏の理想は、寝ている間でも何かしらの生産活動ができること。

 「例えば、僕と一緒に『えんとつ町のプペル』のレイトショーを観て、感想を語り合うイベントを開催するとしましょう。原作者である僕は、この上映時間は寝てられますよね(笑)。ただ寝ているところを生配信するというのも面白い。ここに広告をつけて、収入は寄付する。実はこれ、一度やってみました」

 しかし、現在のテクノロジーでは、睡眠中に何かしらを生み出すのには限界がある。そこで興味を持ったのが、睡眠の質を上げることだ。

 「お酒を飲んで寝過ぎた翌日は、むしろ眠気が続いています。睡眠で重要なのは、時間だけじゃないと思いました。むしろ、質の高い睡眠を取りたい」と西野氏、「そのためにテクノロジーを使うのは興味深い」と言葉を継いだ。そこで試してもらったのが、フィリップスの『SmartSleep ディープスリープ ヘッドバンド2』だ。

 この製品は、深い睡眠の質を高めることを目的に開発した睡眠用のウェアラブルヘッドバンド。専用アプリに同期すると、グラフとスコアによって睡眠状態が可視化される。

 製品を初めて見た西野氏は「正直、怪しいなと思いましたよ(笑)」と正直に感想を語る。しかしそれは、決してネガティブな意味ではない。

 「睡眠に限らず、新しいことに挑戦した製品は、すぐに受け入れられない。最初は、なんだこれ、と思う人が多いかもしれません。でも、未来はそういったところからしか始まらない」

 実際に機能を詳しく知ると、興味深い製品だと感じたようだ。まず評価したのは、脳波を測って睡眠をスコア化して可視化できること。

 「仕事でも日常生活でも、自分の変化を客観的に把握して、成長していること、または退化していないことを知るのは重要。それは、心身の安定にもつながります。できるビジネスパーソンの中に筋トレにハマる人が多いのも、効果や成長が目に見えてわかるから。僕も体型維持のために毎日、体重を量っていますが、これまで睡眠を可視化する発想はありませんでした」

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SmartSleep ディープスリープヘッドバンド2