日経クロストレンド SPECIAL

Yahoo!マーケティングソリューションの“MASS MATRIX”とは

chapter03

新コンセプト“MASS MATRIX”は
何を実現するのか?

「MASS MATRIX」とは何か。小野氏は、本コンセプトの背景から「MASS MATRIX」誕生の理由をこう説明する。

「日頃から広告主の皆様とコミュニケーションをする中で、デジタル広告で効率を追うと、なかなか規模が出ない。テレビCMのように規模を求めると、無駄が多く効率が悪い。といった課題感をよく耳にします。これらの課題は、ヤフーの強みであるインターネット利用者の8割以上にリーチが可能な規模『MASS』と、データの多様性、質を備えた立体的なユーザー基盤『MATRIX』を掛け合わせ『規模』と『効率』を両立したマーケティング活動で支援するべく、新たなコンセプトとして『MASS MATRIX』と銘打ちました」

“MASS”はマスメディアのマス、つまり集団の規模だ。ヤフーの誇る規模はリーチの幅を広げることに充分に貢献できる。

そして“MATRIX”は、その奥行きの深さを示す。

「MASS MATRIX」は平面的ではなく立体的ということ。平面に大きな規模を持ちながら、その規模を構成するデータに、多くのサービスの利用状況から把握できる多様な色づけが可能。規模を担保したうえで、高いターゲットリーチ効率を実現できる「規模」と「効率」を両立したマーケティング活動ができるということ。

これまでは時間と手間をかけて行ってきた効果検証などを、ヤフーのデータ活用で置き換えることができるようになるのだという。

「例えば、自社ブランドの想起率を知りたい場合、従来であればアンケート調査を行うのが一般的でした。しかし、ヤフーでは純粋想起の代替手段として検索データを活用した第一想起率という指標があります。ある商品の購入を検討しているユーザーは、1つのブランドだけでなく、複数のブランドを検索し比較検討します。そこで商品名の検索数だけではなく『最初に検索した確率』(第一想起率)を算出し、ブランド想起のKPIとして活用いただいています。

実際に第一想起率と各社の実販売データやオンライン上でのコンバージョン数を見ると、一定の相関があり、事業貢献を可視化できる重要なKPIとして広告主様から評価をいただいております。

効果検証をヤフーのデータで置き換えることにより、より多くの母数かつ連続性を持ったデータとしてスピーディーに活用していただくことができ、ユーザーの特徴分析からどのユーザーに対してどのタイミングからアプローチをすべきかのコミュニケーション戦略にもご活用いただけます」(小野氏)

「MASS MATRIX」という概念は、デジタルマーケティングに高い関心を持ってきた企業にとっても、これまで取り組みに後れを取っていた企業にとっても、高い価値を提供する。

「さまざまな業種業態の市場可視化およびユーザー分析から効果的なターゲット選定、プランニング/事前シミュレーションに加えて、設定したKPIに対しての効果検証をIDベースで一気通貫で行うことができます。さらに、ヤフーのビッグデータをクイックに分析するためのツールも提供しています。また、営業担当だけでなく、データサイエンティストも含んだチーム全体での支援をいたしますので、さまざまな課題を持たれている企業様すべてのお役に立てるメディアであると思います」(小野氏)

図版
chapter04

「データドリブン」な
マーケティングを支援し、
企業を支える

企業にとっては伝えたいメッセージを伝える場である広告メディア。しかしそれはともすると、消費者にとってはフレンドリーでない一面もあると小野氏は言う。

「コンテンツの合間に目に入る広告は、見方によっては邪魔だと感じる方もいるはずです。しかし、届けるべき人に届けられる環境が整えば、広告は邪魔なものではなく有益な情報に変わるはずです。特に情報過多な今の時代には、そうした環境を整えることが、企業にとっても消費者にとっても、そして私たちプラットフォーマーにとっても、三方よしのような状況がつくれると信じています」

今後、「MASS MATRIX」を通じてYahoo!マーケティングソリューションはどのように進化していくのだろうか。その展望について、小野氏は以下のように語った。

「ヤフーがプラットフォーマーとして進化していくにも、お客様の抱えている課題の解決を支援し、お客様にとって価値ある存在になっていく必要があると思っています。まずはもっと多くの企業のマーケティングに、そして意思決定に、ヤフーを使っていただきたいと思います。データやAIなどというと、何か新しいことをしなくてはいけないのではと思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、そうではなく、これまでのKPIに新しい見方がいくつか加わるとイメージしていただくと良いと思います。そのKPIを、マーケティングはもちろん、事業全体の方向性の決定にお使いいただきたい。近い未来、コミュニケーションアプリのLINE、決済のPayPay、ファッションのZOZOなどをはじめとする、Zホールディングスとしてのグループシナジーも発揮していきます。ヤフーだからご支援できることがまだまだあると思っていますので、少しでも気になることがありましたら、まずはお気軽にご相談をいただければと思います」

ヤフーは、「MASS MATRIX」のコンセプトの下、多くの企業のデータドリブンなマスマーケティング、そして経営に伴走する。

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