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現代人の課題をサポートする新しい「ヤクルト」! 一時的な精神的ストレスがかかる状況でのストレス緩和、睡眠の質向上 話題の「Yakult(ヤクルト)1000」に迫る

ストレスや睡眠といった現代社会の課題に寄り添う機能性表示食品として話題の「Yakult1000」。ヤクルトの乳製品の中でもフラッグシップに位置付けられる「Yakult1000」開発の背景に迫る。

現代人の課題をサポートする
ヤクルトのフラッグシップ

ストレス社会といわれる現代。厚生労働省の令和元(2019)年版「国民生活基礎調査」によると、30代から50代の各世代がストレスを強く感じる割合は、男性では約50%、女性では約60%にのぼるという結果が出ている。また、近年健康課題として注目されているのが睡眠の質だ。厚生労働省の令和元(2019)年版「国民健康・栄養調査」によると、20代から50代の全世代で、25%以上の男女が睡眠の質に満足していないと回答している。

「こうした現代社会の健康課題を解消するサポートができないかということで開発したのが、機能性表示食品『Yakult1000』です」と語るのは、ヤクルト本社開発部の渡邉 治氏だ。

ヤクルト史上最高菌数・最高密度

1本(100ml)に「乳酸菌 シロタ株」を1000億個含む「Yakult1000」

ストレスを緩和する

  • 唾液中のコルチゾール*1  濃度の上昇を抑制
  • ストレス体感*2を抑制(グラフ)

学術試験を控えた医学部生に「Yakult1000」を飲用してもらう実証研究を実施。継続飲用により、一時的な精神的ストレスがかかる状況でのストレスをやわらげる機能が確認されている。

*1  ストレス下で分泌量が増えるホルモン物質

*2  ストレス体感調査
(VAS<Visual Analogue Scale>)の結果

グラフ:ストレスと感じる・感じない、疑似飲料とYakult100の比較

平均±標準誤差
†: p<0.05、二元配置分散分析(加藤ら、2016一部改変)

進級に重要な学術試験を受験する4年次の健常な医学部生の男女(対象者47名)を2群に分け、被験食群には「Yakult1000」を、対照群には疑似飲料(味や外見は同じで、有効成分を含まないもの)を1日1本(100ml)、学術試験の8週間前から飲用してもらいました。

出典:A. Kato-Kataoka, et.al., Appl Environ Microbiol. 82, p3649-3658(2016)

睡眠の質向上

  • 熟眠時間*3と熟眠度*4が増加
  • 起床時の眠気を示すスコア*5が改善

「Yakult1000」の継続飲用により、一時的な精神的ストレスがかかる状況での睡眠の質を高める機能が確認されている。

*3  ノンレム睡眠で最も深い眠りであるノンレムステージ3の睡眠時間

*4  入眠直後の第一周期に出現するデルタ波の量(デルタパワー)

*5  OSA 睡眠調査票 MA版

乳酸菌 シロタ株が
腸内環境を改善

「Yakult1000」に含まれている、生きて腸内まで到達する乳酸菌 シロタ株には、腸内環境を改善する機能があることが報告されている。

画像:Yakult1000

Yakult(ヤクルト)1000

130円(メーカー希望小売価格・税別)

機能性表示食品

届出表示:本品には乳酸菌 シロタ株(L.カゼイ YIT 9029)が含まれるので、一時的な精神的ストレスがかかる状況でのストレスをやわらげ、また、睡眠の質(眠りの深さ、すっきりとした目覚め)を高める機能があります。さらに、乳酸菌 シロタ株(L.カゼイ YIT 9029)には、腸内環境を改善する機能があることが報告されています。

  • 食生活は、主食、主菜、副菜を基本に、食事のバランスを。
  • 本品は機能性表示食品です。特定保健用食品と異なり、消費者庁長官による個別審査を受け たものではありません。
  • 本品は、疾病の診断、治療、予防を目的としたものではありません。

同社は1999年、従来の「ヤクルト」の中で最も多くの乳酸菌を含む「ヤクルト400」を発売したが、さらなる高菌数、高密度化とそれによる新たな価値提供に向けて開発を約20年続けた。

「目ざしたのは、高菌数と高密度ですが、単に数が増えればいいのではなく、容器の中で賞味期限内に菌数を維持するとともに、お客さまにおいしく飲んでいただかなければ意味がありません。創業から80年以上の培養技術のノウハウがある当社だからこそ実現できたという自負があります」(渡邉氏)

では、高菌数・高密度を実現することが、ストレスや睡眠とどう関連するのか。

「基礎研究により、乳酸菌 シロタ株が高菌数・高密度であることで神経系に作用することが明らかになり、そのうえで、臨床試験を行い、一時的な精神的ストレスがかかる状況でのストレス緩和や睡眠の質の向上につながるという結果が得られたため、商品化に至りました」(渡邉氏)