事業価値を向上させ、発展し続けるために 経営者に求められる「契約」への理解と「契約リスク」の制御

日経BP 総合研究所
渡辺 和博
ヤクルト本社
工藤 洋介

ストレスや睡眠といった現代人の課題解決をサポートする機能性表示食品として、2021年4月の全国展開以来、ヒットを続ける「Yakult(ヤクルト)1000」。
ヤクルト本社の工藤 洋介氏と日経BP 総合研究所の渡辺 和博の対談を通して、商品の特長やヒットの要因を探る。

現代人の健康課題に
寄り添いヒットを実現

写真:工藤 洋介氏

ヤクルト本社 業務部 企画調査課

主事補 工藤 洋介

渡辺 「Yakult1000」の売れ行きが好調と聞いています。実際どのくらい売れているのでしょうか。

工藤氏 4月から販売エリアを全国に拡大して、6月までの第1四半期の出荷本数は、1日当たり120万本、累計総本数は1億本を突破しました。

渡辺 3か月で1億本はすごいですね。これまでの「ヤクルト」と違う点を教えてください。

工藤氏 「ヤクルト」はこれまで、腸内環境を改善するイメージがあったと思いますが、「Yakult1000」は、ここに一時的な精神的ストレスがかかる状況でのストレスの緩和と睡眠の質の向上という2つの機能が加わったのが大きな特長です。これだけ多くの方の支持をいただいているのも、価値を体感いただけているからだと思います。

写真:渡辺 和博氏

日経BP 総合研究所

上席研究員 渡辺 和博

PROFILE

筑波大学大学院理工学研究科修士課程卒業後、日本経済新聞社入社。『日経ビジネス』『日経トレンディ』『日経パソコン』など、経営、技術、コンシューマ分野の専門誌の編集部を経て現職。

渡辺 ストレスと睡眠に着目したのは、なぜですか。

工藤氏 これまで乳酸菌研究の過程で、高菌数・高密度の乳酸菌 シロタ株は生きて腸にとどき、神経系に作用することがわかり、「Yakult1000」を開発する際の臨床試験の結果、ストレス緩和や睡眠の質の向上につながるというデータが得られました。ストレスや睡眠は社会課題としても注目されていますし、当社の研究成果と社会ニーズがうまく合致しました。

渡辺 従来の「ヤクルト」は家族向け、特に子どもが好きというイメージがありますが、「Yakult1000」はストレス緩和や睡眠の質といった機能から見ても、ビジネスパーソンを意識されていますね。

工藤氏 30代から50代のビジネスパーソンがターゲットですね。この層のお客さまに選んでいただくために、味や内容量、マーケティング戦略といったところも、従来の「ヤクルト」とは変えています。

渡辺 味については、私も実際に飲んでみましたが、甘さもひかえめですし、かなりすっきりして飲みやすいですね。ストレスや睡眠に意識が向くような人はかなり健康志向も高いので、甘いものは敬遠するというトレンドがありますが、その当たりも意識されたのでしょうか。

工藤氏 はい。1日1本、継続して飲んでいただきたいということと、「Yakult1000」は内容量がおなじみの「Newヤクルト」よりも35ml多い100mlと飲み応えがあるので、すっきり飲める味にこだわりました。

売り上げは
前年比約497%増を達成

※ヤクルト本社調べ

関東1都6県限定販売だった2020年4月から6月の1日当たりの販売数は約24万本だったが、全国販売を開始した2021年の同時期は1日当たり約120万本となり、前年比約497%増となった。

グラフ:「Yakult1000」売上数量(1日当たり本数):2020年4~6月約20万本/日、2021年4~6月約120万本/日

一時的な精神的ストレスがかかる状況でのストレス緩和、睡眠の質向上

ストレス緩和

  • 唾液中のコルチゾール*1濃度の上昇を抑制

  • ストレス体感*2を抑制

*1 ストレス下で分泌量が増えるホルモン物質

*2 ストレス体感調査(VAS<Visual Analogue Scale>)の結果

睡眠の質向上

  • 熟眠時間*3と熟眠度*4が増加

  • 起床時の眠気を示すスコア*5が改善

*3 ノンレム睡眠で最も深い眠りであるノンレムステージ3の睡眠時間

*4 入眠直後の第一周期に出現するデルタ波の量(デルタパワー)

*5 OSA 睡眠調査票 MA版

1本(100ml)に「乳酸菌 シロタ株」を1000億個含む「Yakult1000」

「Yakult(ヤクルト)1000」

機能性表示食品

届出表示 : 本品には乳酸菌 シロタ株(L.カゼイ YIT 9029)が含まれるので、一時的な精神的ストレスがかかる状況でのストレスをやわらげ、また、睡眠の質(眠りの深さ、すっきりとした目覚め)を高める機能があります。さらに、乳酸菌 シロタ株(L.カゼイ YIT 9029)には、腸内環境を改善する機能があることが報告されています。

・食生活は、主食、主菜、副菜を基本に、食事のバランスを。・本品は機能性表示食品です。特定保健用食品と異なり、消費者庁長官による個別審査を受けたものではありません。・本品は、疾病の診断、治療、予防を目的としたものではありません。