「アメリカ大豆」が支える日本の大豆食品 食品業界の二大新潮流「プラントベースフード」「サステナブル調達」に迫る

豆腐メーカー

国連本部でスピーチを行うなど、サステナブルな原料調達をけん引する

写真:鳥越 淳司
相模屋食料
代表取締役社長
鳥越 淳司

「2019年、ニューヨークの国連本部で開催されたSDGs推進会議でTOFU(豆腐)の素晴らしさとSDGs達成に向けた弊社の取り組みについてスピーチする機会を頂きました。原料の調達面では弊社独自の基準で、サステナブルな大豆の輸入を積極的に進めてきました。製品においても、チーズのような食感・味わいを持つ『BEYOND TOFU』シリーズや、『ひとり鍋』シリーズなど、豆腐の素晴らしさをさらに広げる食品の開発に取り組んでいます。そうした流れの中で、豆腐を『サステナブルフード』としてさらにお客様に認知して頂けるよう、『ひとり鍋』シリーズにSSAP認証マークの導入を決めました。サステナブルフードとしての豆腐の地位確立と、日本の伝統食の世界に向けたPRに、今後も取り組んでいきたいと考えています」

  • BEYOND TOFU オリーブオイル漬け
  • BEYOND TOFU シュレッド
  • たんぱく質のとれる濃厚豆乳たっぷりスンドゥブ
PB企画・開発

おいしさを高める先進技術を活用した植物置き換え食品、トップバリュ「Vegetive(ベジティブ)シリーズ」

写真:杉本 浩也、花島 泰弘

(左)イオントップバリュ(株)
畜産商品部長
杉本 浩也

(右)イオントップバリュ(株)
畜産商品部
花島 泰弘

「弊社では2020年秋より、健康や環境に配慮し、毎日の食事の中で植物由来の食品を積極的に取り入れたいというお客様の声に応える形で、主に肉や乳製品などを植物性の素材に置き換えた商品シリーズ、トップバリュ『Vegetive』シリーズを本格展開しています」(杉本氏)

「お肉を食べたような満足感を得ながら、食物繊維も摂れる『大豆からつくったミンチ』や『大豆からつくったハンバーグ』には、熊本県の植物肉スタートアップ『DAIZ』社様が独自技術で開発した発芽大豆を採用し、風味や食感、おいしさの向上を実現しました」(花島氏)

「不確定な時代、オープンイノベーションの観点からも、独自技術を持つ企業様との協業は重要です。お肉の代わりの選択肢として『Vegetive』シリーズを継続的に展開し、お客様に多様な選択肢を提供していきたいと思います」(杉本氏)

  • 大豆ハンバーグ
  • 大豆ミンチ
原料メーカー:不二製油
飲食店:PLANT BASED TOKYO

サステナブル調達された原料を素材にプラントベースフードを提供するお店が登場

写真:FOOD HALL BLAST! TOKYO

JR新宿駅(東京都)南口近くのフードホール「FOOD HALL BLAST! TOKYO」の一角で、大豆を中心とした植物性素材を使用した料理を提供する。

■所在地:東京都渋谷区代々木2-7-2
FOOD HALL BLAST! TOKYO 1F

■営業時間:平日・土曜日 11:00~22:00、日曜日・祝日 11:00~20:30

https://www.plantbasedtokyo.jp/

植物性油脂や大豆加工素材などの食品素材を提供する不二製油は、主原料であるパーム油や大豆のサステナブルな調達にいち早く取り組んできた。現在、SSAP認証大豆の導入も進めている。1969年に大豆ミートを発売して以来、長年培ってきた独自技術により、現在では60種類以上の大豆ミート素材を展開。その不二製油の大豆ミートや豆乳クリームなどの大豆素材を使用し、動物性素材を植物性素材に置き換えた多様なメニューを提供するのが「PLANT BASED TOKYO」(東京都渋谷区)。運営するD.K International広報課の多田晶萌氏によれば、「当初は女性をターゲットにしていましたが性別世代を問わず好評を頂いています。当店の大豆ミートや豆乳クリームのチーズなどを体験して、味や食感に驚かれる方も少なくありません」という。

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