2025年10月30日、国内のブランドストアとしては18店舗目となる「池袋東武ブランドストア」を、東武百貨店 池袋本店 1階 11番地にオープンさせたアウトドアブランド「アークテリクス(ARC’TERYX)」。多くのコア・マウンテンアスリートに支持される高品質な製品作りとそれを支えるブランド哲学、そしてブランドとして取り組む「ReBIRD™プログラム」について、同社ブランドヘッドの高木賢氏に聞いた。
自分たちが使いたいものは
作ればいいという発想
アメアスポーツジャパン
アークテリクス
ブランドヘッド
高木 賢氏
1989年にカナダ・バンクーバーの地で、クライミングギアを製造・販売するガレージブランドとしてスタートしたアークテリクスでは、創業時から「Design from Scratch=ゼロから作る」ということをモノづくりの根幹にしてきた。
「アークテリクスの本社があるノースバンクーバーは街と山との距離がとても近く、自転車で30分も走ればトレッキングやトレイルランニング、冬にはスキーもできます。このような素晴らしい環境で楽しんでいると、身に着けている装備が楽しみを妨げてしまう動きづらさや着用、使用感という問題に直面する場合があります。その問題の解決には、自分たちで作れば良いという発想が根幹にあります」
もちろん、目指すものを作るには、時間だけでなく費用もかかるが、そこで妥協してしまうと、問題を解決するためのパフォーマンスに優れた長く使用できる製品は生まれない。「Design to Last=耐久性こそがサステナビリティにつながる道」というアークテリクスの創業以来のブランド哲学も閉ざされてしまう。
「バンクーバーは世界的に見ても降水量が多く、山に行くと高確率で雨が降ります。そこでレインウェアの防水性や透湿性を高めるための素材として注目したのが、ゴアテックスでした。様々なテストと試作を繰り返しながら4年がかりでゴア社からライセンスを得て、ブランド初めてのゴアテックス メンブレンを使ったジャケットが完成しました」
こうしたアークテリクスのモノづくりを可能にしているのが、同社のデザインセンターと自社工場アークワンの存在だ。「デザインセンターのデザイナーたちの多くがプロレベルのアウトドア・アスリートであり、自分でサンプルを縫うこともできます。試作品を実際に山でテストすることで、使い手側の視点を重視した機能性に優れた商品開発ができます。こうしたノウハウがアークワンに蓄積されることで、世界中のどの工場でも同じ品質を再現することが可能になります」。
数多くのアウトドアブランドが存在するが、その中でも自社工場を抱えている点は非常にユニークであり、同ブランドの誇る特長の一つである。
池袋に新店舗がオープン
「ReBIRD™ サービスセンター」とは
今回新たにオープンした、ワンフロアの店舗としては国内最大の売り場面積を誇るアークテリクス 池袋東武ブランドストアには、国内で3店舗目となる「ReBIRD™ サービスセンター」が併設されている。これはアークテリクスが取り組んでいる、製品を長く使ってもらうための「ReBIRD™」のサービスが受けられる窓口の一つだ。アイテムの修理やメンテナンスの相談の他、特徴的なのが、ゴアテックス製品が洗濯できる洗濯乾燥機が設置されていること。
「『ゴアテックス製品は洗わないほうが撥水性能は落ちない』という誤った認識が一部であるようですが、それは違います。機能性を維持して寿命を延ばすためには、定期的な洗濯が不可欠です。特に2025年の秋冬からはすべてのゴアテックスプロダクトに、PFASフリーのePEというメンブレンを使用しているので、以前よりも多い頻度で洗う重要性が増しています。このように、メンテナンスや製品のことを深く知っていただき、少しでも多くのユーザーに『長く使用してもらう』ことを目的の一つにしているのが『ReBIRD™ サービス』なのです」
製品のパフォーマンスへのこだわりが“サステナビリティ”という価値につながると考えるアークテリクスにとって、日常のケアやメンテナンス方法をユーザーに広げる「ReBIRD™ サービス」は、まさにブランド哲学の具現化に他ならない。
さらに「ReBIRD™ サービスセンター」の隣には、店を訪れる人とアークテリクスのスタッフ等と交流ができ、アウトドアの知識を広げるイベントや、ワークショップを行っていくコミュニティスペースがある。
「我々はコア・アウトドアブランドとしてアウトドアユーザーにもっと知っていただきたいと思っています。弊社の製品をギアとして活用していただき、優れた耐久性と機能性を実感していただきたい。池袋は、山への起点となるエピセンターとしても重要な場所です。多くの方のアウトドアを楽しむ大切な時間をサポートできる製品を用意していますので、気軽に立ち寄っていただき、遠慮なくスタッフに相談いただけたらと思います」
店内には、タウンユースとしても人気の「ヴェイランス」もフルラインアップされている。ぜひ一度、気軽に立ち寄ってみてはいかがだろうか。
KEEP THE GOOD IN PLAY. 製品の命を、生かし続ける。
リペアとケアというサービスの存在があることで、フィールドと製品、ユーザーをシームレスにつなぐ取り組み。アークテリクスの製品は、アスリートの安全を守るものである。そのため、製品開発と同等の情熱をメンテナンスにも注いでいる。「ReBIRD™」は、製品が常に最高のパフォーマンスを発揮できるよう、機能性を維持するための日々のケアから、破損したギアの修理まで、製品の一生に寄り添うサービスを提供している。
ReBIRD™ サービスとは
製品の機能を保ちながら「長く使用する」というブランド哲学の肝となる部分をサポートし、製品のケアや修理についてのアドバイスを対面で実施している。
製品のお手入れ方法の
アドバイス
日頃よりユーザー自身で行えるケアや洗濯方法など、製品に関する幅広い相談に対応している。
製品の
修理相談
壊れてしまった製品の状態を確認し、修理方法の提案をする。修理はあくまでも製品の機能が担保されることを前提として受付している。
当日対応可能な
クイックリペア
ファスナーがスライダー不具合で閉じないという場合のスライダーの交換、パッチリペア、パンツのマチが引き裂けてしまった際のソーイングリペアがある。
ReBIRD™ サービスセンター
現在、池袋・新宿・札幌という3店舗に併設されている「ReBIRD™ サービスセンター」では、アークテリクス製品の日々のケア方法のレクチャーやメンテナンス相談に専任スタッフが対応するほか、同社の公認商品を預かって店内にある洗濯乾燥機で、洗濯から撥水加工までしてくれるTech Wash、スライダーや引きひも交換などのクイックリペア、ロックミシンによる補修、といったサービスを基本的に無料※で提供している(修理内容により有償の場合もあり)。


店内にはアウトドアアパレルやフットウェア、バックパックの他に、アーバンラインの「ヴェイランス(VEILANCE)」も含むフルラインアップがそろっている
アークテリクス池袋東武ブランドストア
池袋駅に直結する東武百貨店1階という絶好のロケーションに、2025年10月30日にオープンした「アークテリクス池袋東武ブランドストア」は、ワンフロアの店舗としては国内最大の広さを誇る。店内には売り場の他に「ReBIRD™ サービスセンター」やコミュニティスペースもあり、ワークショップの開催や同ブランドの情報発信の拠点としても展開していくという。
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ARC’TERYX ゲストサービスセンター