「使う」から「つながる」へ。“紙”から生まれるコミュニケーションとは

片山 裕太 氏/勝俣 哲生

高画質と低ランニングコストを両立して人気を博す、キヤノンのインクジェットプリンター「PIXUS XK」シリーズ。この秋登場した「XK140」「XK510」は、ビジネスユースにも対応できる機能と、スモールオフィスや家庭にフィットするデザインを兼ね備える。ハイブリッドワークの普及で、コミュニケーションの希薄化が進むなか、キヤノンマーケティングジャパンは、「紙やプリントが会話の新たなハブになる」と提案する。コミュニケーションの活性化にプリンターがどんな役割を果たすのか──。日経BP トレンドメディアユニット長の勝俣哲生が、同社でインクジェットプリンターの商品企画を担当する片山裕太氏に話を聞いた。

#01

には人を動かす力がある
プリンターから生まれる、つながり結束

勝俣キヤノンからPIXUS XKシリーズの最新モデルとして、「XK140」「XK510」が発売されました。XKシリーズは以前から在宅ワーカーやハイブリッドワーカーに人気ですよね。

片山はい。XKシリーズはPIXUSのフラッグシップで、低ランニングコストにもこだわっています。XK140はA4カラー印刷で1枚あたり4.1円、XK510は同4.2円(いずれも税込、用紙代は含まず)と、他シリーズの約3分の1に抑えています。

勝俣子どもがいたずらで多めにプリントしても、目をつぶれますね(笑)。どうしてそんなに安いのでしょうか。

片山印刷コストを抑えたいというお客様のご要望に応え、インクの価格を下げています。使用するインク量は変わらないので、高画質ニーズにも対応しています。

片山 裕太 氏

キヤノンマーケティングジャパン株式会社

プリンティング企画本部

インクジェットプリンタ企画部

インクジェットプリンタ企画課

片山 裕太

勝俣自宅でも日常的にプリンターを使うことが増えた今、うれしい配慮ですね。XKシリーズはスタイリッシュなデザインなので、リビングや書斎にも合わせやすいです。特にパールホワイトのXK140は、おしゃれなスモールオフィスなどにも映えそうです。

片山私は、中小規模のオフィスにプリンターを設置することで、コミュニケーションの活性化につながるのではないかと考えています。

勝俣興味深い視点ですね。どんな点でコミュニケーションに寄与するのでしょう。

片山みんなが使うプリンターがあると、そこが自然と人が集まる場になること。また、印刷した紙自体、コミュニケーションのきっかけになりそうです。例えば上司やチームメンバーに資料を提供する際、メールではなく、直接会って紙で渡せば、伝えたいことを的確に共有でき、自然に会話も生まれます。私自身、今は在宅勤務が多いため、たまに出社するオフィスでは、プリンターに “コミュニケーションハブ”として新たな価値を感じる場面が増えています。

勝俣確かに、プリンター設置場所に居合わせた社員同士で会話が生まれるシチュエーションは想像できますね。家庭でも同じ効果がありそうです。うちでは子どもの写真や子どもが描いた絵などを壁にたくさん貼っています。そうすると、子どもの自己肯定感も上がるし、家族とのコミュニケーションも盛り上がるんです。

勝俣 哲生

日経BP

トレンドメディアユニット長

勝俣 哲生

片山お子さんの成長記録をプリントして残す習慣は、非常に意味があると思います。PIXUS XKシリーズなら低コストで気軽に印刷できるので、ご家庭でもどんどんプリントしていただきたいですね。お子さんの写真や絵をおうちに飾るだけでなく、絵葉書にして遠方の祖父母に送るなど、コミュニケーションを広げる使い方もできます。

勝俣紙というモノに印刷することで生まれる価値はありますよね。私の勤務先でも、出版した書籍が売れて増刷されると「重版出来」などと書いた紙を壁に貼って告知することもあり、社内の結束感や士気向上に貢献していました。

片山目に見える形で成果が残ると、自信やモチベーションにもつながります。オフィスでも家庭でも、紙には人を動かす力がまだまだあると感じています。

XK140とXK510

10月に発売された「XK140」(左)と「XK510」。外形寸法はいずれも約37㎝×34㎝×14㎝と、収まりのいいスマートなデザインだ。それぞれ、パールホワイトとダークシルバーメタリックがテーマカラーで、落ち着きと高級感があるテイストとなっている

#02

ビジネス使いに便利な2Way給紙自動両面印刷
家族みんなで使える「Switch UI」も搭載

勝俣どこにでも設置しやすいXK140とXK510は、社内でも家庭内でもコミュニケーションを活性化させるのに一役買いそうです。便利な機能も多く搭載されていますよね。在宅ワーカーやハイブリッドワーカーにおすすめのポイントを教えてください。

片山XK140は5色、XK510は6色で独立インクタンクを採用しています。どちらもブラックには文字を濃くシャープに印刷するのに適した顔料インクを、他の色は発色が鮮やかな染料インクを搭載、文書でも写真でもきれいにプリントできるのが特徴です。XK510は専用インクの「フォトブルー」を採用。粒状感を抑えて色域を広げ、写真のプリント品質をより高めています。

勝俣プレゼン資料など、カラー文書の印刷にも打ってつけですね。

片山ビジネス用途には、A4用紙を使うことが多いと思います。XKシリーズは普通紙なら前面カセットに100枚までセットしておけるので、給紙の手間を省けます。自動両面印刷にも対応しているため、印刷枚数を減らすことができ、コスト削減にもつながります。また、写真用紙や封筒、はがき、名刺などをプリントする際は背面トレイから給紙することができ、紙詰まりが起きにくくなります。 用途に応じて使い分けられるのがポイントです。

勝俣費用対効果だけでなく時間対効果も重視するビジネスパーソンにとって、効率よくプリントできる仕様ですね。ほかにはどんな機能がありますか?

片山利用シーンに応じてモードを切り換えることで使いたい機能にすぐアクセスできる、キヤノン独自のインターフェース「Switch UI」を搭載しています。たとえば「仕事」モードなら原稿のコピーやパソコンへの保存機能、「学習」モードなら両面コピー、「ライフ」モードならパターンペーパーの印刷などと、シーンに応じて使うことの多いメニューをカスタマイズできます。

勝俣家族みんなで使える設計になっているんですね。しかも低ランニングコストだから、ミスプリントをしてもあまり気にしなくて済むし、創作やペーパークラフト、子どもの遊びにもためらわずにどんどん使える。実は今、わが家にはプリンターがなくて、コンビニで印刷しているんです。PIXUS XKシリーズが自宅にあれば、わざわざ出かけることもなく、手軽にプリントを楽しめますね。

Switch UI

「仕事」や「学習」、「ライフ」など使いたい場面に合わせて印刷メニューをカスタマイズできる「Switch UI」は、ファミリーユースにぴったりの機能だ

#03

プリンターは機能だけでなく“体験”重視へ!
プリントがもっと楽しく便利になる「MyPrint With」がスタート!

勝俣最新モデルの発売に合わせて、新たなサービス「MyPrint With」の提供が始まりました。

片山Canon IDとプリンターを連携することで、個々のお客様に適したサポートを提供する新サービスです。「プリンターを長く使いたい」「トラブルや故障の際の対応をスムーズにしてほしい」といったお客様の声にお応えしてスタートしました。XK510、XK140をはじめとする最新モデルを対象とし、専用アプリ「Canon PRINT」上で登録可能で、無料でお使いいただけます。純正インクをご利用いただければ、通常1年間のメーカー保証がさらに1年延長されます。

片山 裕太 氏/勝俣 哲生

勝俣メーカー保証が1年延長されるのは安心ですね。昨今、プリンターユーザーの多くがアフターサービスの充実を求めていると聞いています。

片山アフターサービスの充実化に関してはほかにも、迅速かつ的確なサポートをご提供するため、Canon PRINT上にチャットボットの機能を追加しました。また、MyPrint Withに登録いただくとお客様の利用状況を確認できるため、コールセンターにお問い合わせいただいた際、どんなエラーが起こっているかをオペレーターが素早く把握でき、より適切な対応が可能になります。

勝俣ユーザーが状況を説明する手間が省けますね。

片山本体の性能は成熟してきているので、これからはプリント体験の満足度向上が重要だと考えました。いわゆる製品サポートの充実だけでなく、プリントの便利さを感じていただけるサービスを拡充しています。その一例が、「高機能PDF」機能のご提供です。文字検索が可能なサーチャブルPDFの保存や高圧縮保存もでき、ビジネスにも便利に活用していただけます。

Life with Print.あなたの暮らしの真ん中に。
MyPrint With

新しくリリースされた「MyPrint With」はメーカー保証の延長やチャットボットでの問い合わせ対応など、長く安心して使うためのサービスを充実させた

【図をクリックすると拡大します】

勝俣PDFは個人的に使うことが多いのですが、容量が重いのがネックで困っていました。その点、高圧縮保存は特にすごく刺さる機能です! 今後も様々なサービスが期待できそうですね。

片山キヤノンの家庭用インクジェットプリンターは2025年で発売40周年を迎えました。今後発売するプリンターを弊社では「第4世代」プリンターと呼んでいます。XK140やXK510は、その第1弾です。AI時代のプリンターとして、充実したサポートを含めた新しい体験価値を提供していきたいと考えています。MyPrint Withも、一人ひとりに適した機能のご提案やサポートを実施できるよう、AIによるパーソナライズ化を目指していきます。

勝俣AIを駆使したサービスがどんなものになるのか、気になります。

片山年代や性別のほか、画像データを印刷することが多いのか、文書データをプリントすることが多いのか、などの利用傾向を分析し、ユーザーの属性や関心事に応じたご提案をしていきたいと考えています。例えば20代女性で「推し活」をしている方には、写真装飾やグッズ制作に役立つテンプレートを提供する、といったイメージです。プリントすること自体がお客様の“個”を輝かせるような仕掛けを生み出したいですね。

勝俣AIとの融合で今後は“体験”によりフォーカスしたサービス展開があるということで、とてもわくわくしてきました。今日は、プリンターが印刷だけではなく、コミュニケーションの活性化や、生活に彩りをプラスするなど、多様な体験価値を与えてくれる存在なのだという気付きがありました。

片山私も勝俣さんとお話ししながら楽しみになってきました。PIXUS XKシリーズでお客様もその楽しさを実感し、「次もまたキヤノンを選びたい」と思っていただけたらうれしいです。