勝俣 本日は、健康食品からお酒や下着まで、ジャンルを問わず注目の商品を取り上げ、本音で語っていきたいと思います。まずは、6月に発売される、江崎グリコの「アーモンド効果 PROTEIN」から。〈ナッツミックス〉と〈ナッツミックス砂糖不使用〉の味を試してみましょう。
尾島 アーモンド感がすごいね。
品田 素材の香ばしさがしっかりあって、〈砂糖不使用〉でもほんのり甘く感じる。〈ナッツミックス〉も甘すぎなくてちょうどいいです。
能勢 甘さのバリエーションがあると、手に取りやすくなりますよね。
品田 アーモンドミルクの普及で、植物性ミルクも身近になったし、そこにプロテインが加わることで、選択肢はますます広がりました。
勝俣 飲用シーンも増えそうですね。おすすめの飲み方はありますか。
品田 プロテインは運動後や食後に飲むのがお約束だけど、そんなことを気にせず、おいしく気軽に飲めるのがこの商品のいいところ。朝食やランチ時にも活用したいですね。
能勢 プロテインって昔はマッチョな人が飲む印象でしたが、今は美容や健康目的で取り入れる人も増えています。アーモンドミルクなら、誰もが手軽に続けられるでしょう。
尾島 さりげなく健康を支えてくれている感じも、今っぽいですね。
勝俣 次はミツカンの「Fibee(ファイビー)」ブランドからリニューアルした「むぎゅっとワッフル メープル」を試してみましょう。
品田 おいしいですね。メープルの香りがしっかり感じられます。
尾島 もちもち感もいいですね。
能勢 食べ応えありますよね。何より、これ1個で発酵性食物繊維を4gも摂れるというのがうれしい。
尾島 発酵性食物繊維って何ですか。
能勢 腸内の善玉菌の餌になる食物繊維。食べると腸で発酵し、善玉菌の活動をサポートしてくれるんです。
品田 ただの食物繊維ではなく、“発酵性”に注目したのは面白いですね。
勝俣 「Fibee」シリーズは、ワッフルの他にラーメンやカレー、玄米やシリアル、ルイボスティーまで展開されているんですね。ワッフルだけでも4種類と、バリエーション豊富です。
能勢 食事系からおやつ系まで、全てに発酵性食物繊維が入っているので、同じものを食べる必要がないんです。毎日飽きずに続けられるよう、うまく設計されているなと感じました。
品田 これなら、無理して頑張らなくても続けられそうですね。
勝俣 続いては、三菱商事ライフサイエンスの「NMNファイナ」です。NMNは、近年エイジングケア分野で注目の成分ですよね。
品田 経営者層の間でも話題になっていて、トレンドを感じますね。私自身もすごく興味があります。
尾島 「元気で若々しく」っていうのは、誰にとっても重要なテーマ。生涯現役を目指す人も増えています。
能勢 年齢を重ねると、個人差が一気に開きますよね。日々のケアや意識の差が、はっきりと表れてくる。
勝俣 そうした中、NMN市場は世界的に伸長。一方で、製品の品質や価格にはバラつきがあるようです。
品田 選ぶ側としては、「一体どれが正解なのか」と悩んでしまいます。
尾島 その点、「NMNファイナ」は、原料から全て国内で一貫生産されているので、安心して選びやすい。しかも、仕入れコストがかからない分、国産NMNでありながら、価格も抑えられています。
勝俣 関税リスクが高まる今、海外のサプライチェーンに頼らない生産体制は、今のビジネストレンドにも適っていますね。
尾島 特にサプリメントは、“誰が何をどう作っているか”が評価のポイント。NMNも、信頼できる国内メーカーのものを選びたいですね。
勝俣 食品系の最後は、ニチレイフーズの「本格炒め炒飯®」。冷凍炒飯市場で24年連続売上トップ※の大定番商品が、今回リニューアルされました。
品田 焼豚がゴロゴロ入ってますね。
勝俣 まさにそこが改良点。焼豚をより香ばしく、サイズも 10%アップしているようです。
能勢 強い定番って、ずっと同じ味を続けているわけじゃないんですよ。消費者の声を細かく拾い、変えるべき部分と守るべきところを見極めながら進化している。その積み重ねが、ロングセラーの理由でしょう。
尾島 レンジでこのパラパラ感は驚くよね。炒飯って火力や油、あおりがすごく重要で、実は家庭から一番遠い料理なんですよ。
能勢 プロの技術を再現するために、ニチレイでは、(1)卵とご飯を炒めてコーティング、(2)高温で水分を飛ばして、(3)仕上げに具材と一緒にもう一度炒める、「三段階炒め製法」を採用しているそうです。
品田 さすが、詳しいですね。普段から食べてます?
能勢 はい。いろいろ試しましたが、結局これに戻って来ました。スタンダードなおいしさで、飽きがこない。定番としての完成度が高いんです。今後の進化も楽しみですね。
※ インテージSRI+冷凍調理炒飯市場2017年3月~2025年2月 各年累計販売金額
インテージSRI冷凍調理炒飯市場2001年3月~2017年2月 各年累計販売金額
※ インテージSRI+冷凍調理炒飯市場2017年3月~2025年2月 各年累計販売金額 インテージSRI冷凍調理炒飯市場2001年3月~2017年2月 各年累計販売金額
勝俣 今秋、グンゼの「ボディワイルド」から、「AIRZ(エアーズ)」がリニューアルされます。生地を触ってみた感じ、いかがですか。
品田 実は今日穿いてます(笑)。「AIRZ」は腰ゴムがないから、最初穿いたときは不安になるけど、そのうちそれが心地良くなってくる不思議な下着。穿いていることを忘れるほど、自然な穿き心地なんです。
尾島 生地もサラサラですごく薄い。肌に吸い付くような感じです。
能勢 「皮膚の一部」みたいなフィット感を目指したんでしょうね。
品田 それを実現するのが、生地端に縫い目がない「カットオフ仕様」。快適さはもちろん、アウターに響かないファッション性も評価されています。
尾島 穿いてみたくなりました。
品田 ぜひ試してください。下着って外から見えないけど、いいものを身に着けている満足感が、気持ちの余裕につながるんですよ。
勝俣 「ボディワイルド」は1998年のデビュー以来、27年のロングセラーブランドながら、アンダーウエアを革新し続けていますね。
品田 下着は、日常で最も長く身に着けているもの。成熟しきったと思われていた分野にも、まだこんな進化があるんだと驚かされますね。
勝俣 ここからは、お酒カテゴリーの注目新商品を紹介。1本目は、「キリン一番搾り ホワイトビール」。白く、爽やかなパッケージにも新しさを感じます。
尾島 ビールっぽくないですよね。
品田 そこが狙いなんですよ。この商品のターゲットは、ビールを「苦くて重い」「自分向けじゃない」ものと思っている人たち。かろやかな味わいのホワイトビールを打ち出したのも、そういう意図らしいです。
能勢 「一番搾り」って、今まで大きく味を広げてこなかったじゃないですか。それが今回まさかの白ビールだったので、正直驚きました。
尾島 でもビールの苦味が苦手な層には、響く味だと思います。
品田 小麦(小麦麦芽を一部使用)を使っているから味がやわらかいし、泡立ちもいい。青空の下で飲みたくなるビールですよね。
能勢 お酒の多様化が進む中、ホワイトビールという選択は、自然な流れなのかも知れませんね。
尾島 「一番搾り」にとっては冒険だけど、フラッグシップブランドで挑むからこそ、新市場を切り開く可能性は大いにあると思います。
品田 ある意味、今まで自分たちがやってきたことの逆を行くというのは、すごい決断。そこに、キリンビールの本気を感じましたね。
勝俣 次は打って変わって、苦味のうまさを磨き上げた新商品、「アサヒ ザ・ビタリスト」の登場です。
尾島 こちらは、ビールのヘビーユーザーに向けた商品ですね。黒い缶だけど、黒ビールではない。飲んでみると、苦味だけでなく、キレや酸味もあって、すっきりと味わえます。
品田 苦いのに、重くない。今までの定番ビールにはない味わいです。
能勢 「やっぱりビールは苦くなきゃ」という愛好家たちには、とても歓迎される商品だと思います。
尾島 軽めのビールがトレンドの中、あえて苦味に振るというのが、挑戦的で面白いですよね。
品田 みんなが手を出さない領域に踏み込むことで、新しい市場を開拓しようという意気込みを感じます。
能勢 黒地に金のロゴを配した、パッケージのインパクトも強烈です。
尾島 「日経トレンディ」でも、特別号の表紙には黒と金を使っています。やはり、この配色には特別感がある。それだけ力を入れているんだというのが伝わってきますね。
勝俣 思い切った挑戦ができるのも、「スーパードライ」という絶対的存在があるからこそですよね。
勝俣 日本コカ・コーラの「檸檬堂」が、発売5年目にして初のフルリニューアルを実施しました。“二代目檸檬堂”の印象はいかがですか。
品田 レモンの風味や香りが効いてますね。前より強く感じるかも。
尾島 今回は、加熱したレモンから抽出したレモンピールエキスを隠し味として使用し、レモン本来の「うま味」を追加したそうです。五味のバランスを整えたことで、よりレモンらしさが高まりましたね。
能勢 味わい深いのにすっきり飲める、絶妙な仕上がりですね。成熟したレモンサワーって感じがします。
尾島 「めちゃくちゃおいしい檸檬堂ができたから」のコピーにも自信が表れてますよね。初代で開拓した市場を、さらにもっと広げていくぞっていう気概が伝わってきます。
品田 もともと売れていたわけですからね。その二代目となれば、当然消費者の期待感も高まります。
尾島 それでいて、価格は据え置きというのもありがたい。他が値上がりしている中、コンビニやスーパーでも手に取りやすい価格になっています。そうしたユーザーフレンドリーな姿勢には、好感が持てますね。
品田 パッケージの手書きっぽいレモンの絵や、「いらっしゃーい」の文字にも遊び心を感じますよね。
勝俣 おいしいものを消費者に届けるために、いろんな工夫を凝らしている。そんな姿勢にも、ロングセラーへの確かな一歩を予感させます。
勝俣 続いては、“悪魔の蔵”を意味する「カッシェロ・デル・ディアブロ」ブランド初の缶ワイン。「デビルズ・カルナバル ファビュラス レッド」と「同 インクレディブル シャルドネ」の2商品です。
品田 ディアブロは、チリの名門ワイナリーが造ったプレミアムワイン。もともと世界的な評価は高く、日本ではメルシャンが輸入販売して、広く知られるようになったんです。特に昨年発売した「デビルズ・カルナバル」シリーズは、ワイン初心者にも飲みやすい味わいと価格で大人気。今回缶入りが登場したことで、ますます話題を集めそうです。
能勢 新幹線の中でも、プシュッと開けられるのがうれしい。ボトルじゃそうはいきませんからね。
品田 いろんなお酒好きが集まる、ホームパーティーにもぴったりです。
尾島 缶ワイン自体が珍しいし、これが市場をどう動かすかに注目です。
勝俣 お味はいかがですか。
能勢 チリワインらしい濃厚な仕上がりです。これがどこでも手軽に飲めるというのは、すごい進化です。
品田 悪魔をモチーフにしたパッケージにもエンタメ性があって、選ぶ楽しさや飲む喜びを広げてくれます。
勝俣 つい手に取りたくなるインパクトがありますよね。独特の世界観と缶の手軽さで、今後が楽しみな商品です。
勝俣 最後は、サントリーの新商品「THE PEEL」。その名の通り、レモン果皮を使った"レモンピールサワー"です。
尾島 甘くなくて、飲みやすいですね。大人向けのおいしさです。
能勢 飲んだ瞬間の派手さはないけれど、じわじわとレモン果皮のほろ苦さや奥行きが広がっていく感じがいい。
勝俣 果汁ではなく、果皮に着目したところがユニークですよね。
能勢 開発の出発点は、「ビール好きを満足させるRTDをつくろう」という発想にあったようです。
尾島 なるほど。果皮のほろ苦さの味わいはビール好きにも伝わりそうですね。
能勢 ただ果皮を使うのではなく、果皮の白い部分だけを使った新開発の浸漬酒も含め、4種の蒸留酒・浸漬酒をブレンドしている。それが独特のコクやほろ苦さを生んでいる。まさにレモン“ピール”サワーなんです。
品田 果皮をたっぷり使ったうえに、香料・糖類無添加だから、素材自体の味わいが楽しめますよね。
尾島 夏は、ビールみたいにしっかり冷やして飲みたいですね。
勝俣 食中酒としてはどうですか。
能勢 甘さがなく、料理とも喧嘩しないので、合わせやすいと思います。食中酒RTDのパイオニアであるサントリーは、本商品でまた新たな一石を投じたといえますね。
勝俣 今回取り上げた 10商品は、どれも新奇性に満ちたものばかり。ここから次のヒット商品が生まれることを期待しましょう!























